日本では台風シーズンになると特によく出会う大きくて速い波。いきなりボコッと盛り上がって、急な斜面。 乗ろうと思っても波の波長が大きくパドルしても波に置いていかれてしまったり、立ち上がっても波が先に崩れてしまってスープの上っ面に乗っかるようなライディングになってしまったり。速い波を苦手にしているサーファーは多いのではないでしょうか。
ただ、この速い波を攻略できればバレルをスピードに乗ったライディングができ、チューブライディングやエアーなんかの高度な技をメイクすることができます。速い波を制するものがサーフィンを制するといってもいいほど。
速い波にしっかり対応して、サーフィンのレベルをグッとあげましょう!
速い波の攻略とは
大前提として速い波で最も重要なのは、”波に置いていかれないこと”です。 うねりの状態から、いきなりブレイクするのでパドルで勢いをつけないと、波に置いていかれてしまいます。
確かにパーリングは怖いのですが、まずは乗らないと始まらないので、波の中腹からテイクオフするイメージでパーリングを恐れずしっかりパドリングすることが大事です。
攻略法1:波の中腹からテイクオフする
速い波でしっかりテイクオフするには、うねりや波のトップからテイクオフするイメージではなく、波の中腹からテイクオフします。
速い波で波のトップからテイクオフしようとすると、立ち上がっている間に波が先に崩れてしまったり、波に置いていかれたりしてしまいます。
イメージとしては、波のボトム部分からパドルして波の中腹くらいでテイクオフします。
やはり波が速いので、ボトムでパドル、中腹からテイクオフでちょうど良いです。
イメージとしては、、
上の画像の2の部分でパドルで追いつき、1の部分でテイクオフするイメージです。
砂浜から見ていると、3のところでテイクオフするイメージでパドルしていると思える人が結構多いんですよね。
3の部分だと、傾斜が強すぎてテイクオフできなかったり、波が崩れてしまって波のフェイスを走れなかったりします。
このイメージは実は小さい波やメローな波でも同じです。常にこのイメージでパドル、テイクオフする練習をすることで速い波でも対応できるようになります。
攻略法2:テイクオフでは勇気を持ってノーズを斜め下に向ける
サーフィンのテイクオフでは、ボードを地面と水平にした水平テイクオフを推奨するYoutube動画がよく上がっていますが、この水平テイクオフは速い波では通用しないです。
波に置いていかれないようにしっかりパドルして、波の中腹くらいからテイクオフするイメージからノーズを斜め下に向けてテイクオフします。
波の斜面とボードが平行になるイメージです。
参考動画↓(7分03秒くらいのところから)
ノーズを持ち上げるのではなく、ノーズを進行方向斜め下です!
攻略法3:1インチ長めのサーフボードを使う
テクニックを磨くことも大事ですが、サーフボードを変えてしまうことが最も即効性のある攻略法です。
速い波で重要なことは、とにかく波に置いていかれないこと。
そのため、できるだけテイクオフが速いボードを選ぶことが大事です。
テイクオフが速いボードといっても小波用のようにボードを短くして、幅と厚さを出して浮力を出すのではなく、ボードを長くします。
長くするのは普段使っているボードから1インチでOK。1インチでもかなりフィーリングが違います。
長さの目安としては、身長+1~2インチ。
まず長くすることで浮力が増して、さらにボードが走りやすくなりテイクオフのスピードが得られます。
見えているノーズの部分が長くなるので、ボードを斜め下に向けても安心感があるでしょう。
安心感があると落ち着いてテイクオフできますので、より成功確率が上がります。
1inch長いボードをできればレベルの高い日本のシェイパーにオーダーするのがベストですが、既製品ならのAl MerrickのNew Flyerがおすすめ。
ノーズ部分が薄くシャープになっていますが、テール部分の幅があるので速い波でもテールが波を押してくれるフィーリングで安心してテイクオフできます。
オーダーする場合でも、New Flyerのスペックを参考にすると良いでしょう。
攻略法4:硬いフレックスのFCSフィンを使う
速い波の時はとにかくフィンを波に食い込ませて、スピードに乗って速いセクションを抜けたいです。
そんな時は硬いフレックスのFCSフィンがあると便利。
フレックスの硬いFCSフィンならボードの反応がよくなって初速でスピードに乗ることができます。
コンディションに合わせたFCSフィンの選び方はこちら↓
FCSのフィンの中でも最も硬いフィンの素材、Performance Core Carbon(PC Carbon)のフィンを選びましょう。
円安もあってかFCSフィンの価格は上がっていますが、海外からの並行輸入品がネットで買えることがあります。
並行輸入品でもモノは同じなので、積極的にネットを活用して格安モデルを購入しましょう!
速い波用のFCSフィンおすすめ一位 H4 Tri Fin Mサイズ
素材 | PC Carbon かなり硬い |
センターとサイドフィン | センターの方が高く、サイドの面積が大きい |
コストパフォーマンス | ★☆☆☆☆ 1/5点 定価が高く、格安なものを見つけづらい |
センター | サイド | |
BASE | 111.7mm | 113.6mm |
DEPTH(高さ) | 117mm | 113mm |
AREA(面積) | 9405mm2 | 9721mm2 |
SWEEP角度 | 37.2° | 38.3° |
FOIL | 50/50フォイル | FLATフォイル |
とにかく硬いフィンなら圧倒的にH4がおすすめです。
FCSにはフィンの形状がトライフィンの3本とも同じ形状のものと、センターとサイドで形状を変えているものがありますが、H4は後者のモデル。
FCSフィンにしては珍しく、センターフィンの方がサイドフィンより高い設計になっていますが、サイドフィンの方が面積が大きく、クアッドフィンのように横に走りやすい設計になっています。
サイドフィンの形状として、フィンの先端がスクエアで広い設計になっているのでフィンが硬く、さらに先端で水を押してくれるので、とにかくスピードが出るフィン。
フィンの角度が寝ているので、セクションを抜けた後のカットバックでもフィンが抜けづらく自由自在にボードをコントロールできます。
FCS H4 Tri Fins の最安値はこちら↓
速い波用のFCSフィンおすすめ二位 Reactor PC Carbon Tri Fins Mサイズ
素材 | PC Carbon + Air Core かなり硬く、軽い |
センターとサイドフィン | 同じ形状 |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ 3/5点 |
センター | サイド | |
BASE | 110mm | 110mm |
DEPTH(高さ) | 116mm | 116mm |
AREA(面積) | 9650mm2 | 9650mm2 |
SWEEP角度 | 31.9° | 31.9° |
FOIL | FLATフォイル | FLATフォイル |
フィンの角度がたっていて、さらに硬く軽いFCSフィン。
角度がたっていることで、テイクオフから踏み込んだ時に水をかきやすく、スピードが出る横の速さにこだわったフィン。
ダンパー気味の波でもこのフィンを使えば抜けられる確率が上がります。
Reactor PC Carbon Tri Finsの最安値はこちら↓
速い波用のFCSフィンおすすめ三位 Performer PC Carbon Tri Fins Mサイズ
素材 | PC Carbon + Air Core かなり硬く、軽い |
センターとサイドフィン | 同じ形状 |
コストパフォーマンス | ★★★★★ 5/5点 定番モデルで、格安モデルが見つけやすい |
センター | センター | |
BASE | 111mm | 111mm |
DEPTH(高さ) | 115mm | 115mm |
AREA(面積) | 9554mm2 | 9554mm2 |
SWEEP角度 | 33.7° | 33.7° |
FOIL | INSIDEフォイル | INSIDEフォイル |
Reactorほどではないですが、フィンの角度が立っていて、速い波に対応できるのがPerformerです。
オールラウンドなフィンですが、速い波の時により真価を発揮するフィンです。
独特なインサイドフォイルを採用しており、ターンが非常に滑らか。
FCSの標準フィンなので、格安のモデルが見つかりやすくコストパフォーマンスも非常に良いフィン。
Performer PC Carbon Tri Finsの最安値はこちら↓
番外編:クアッドフィンという選択肢
もう一つの選択肢としてですが、速い波にはクアッドフィンが威力を発揮します。クアッドという選択肢も!
FCSクアッドフィンのベスト5はこちら↓
2023年5月11日、とうとう日本からハワイの渡航でワクチン接種証明は不要になりました!
2023年4月29日に日本への入国時のワクチン接種証明も不要になったので、ワクチンとかPCR証明とかを気にせず渡航できるようになっています。
これで、さらにハワイへのサーフトリップのハードルが下がりましたね。
久しぶりのハワイ、1000%楽しみたい。
ハワイ渡航のTipsとともに、サーファーへ絶対持っていくと楽しめるアイテムを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
日本人にはサウスショアがおすすめ
ハワイといえば冬にサーフシーズンを迎えるノースショアが有名ですが、ノースショアの波はかなり(というか強烈に)パワフルです。
ノースショアは日本とは完全に波質が違うので、慣れていないと上級者でも苦戦します。
ノースショアの波は面がかなり硬くサイズも大きく、ショートボーダーなら日本で乗っているボードより2~3インチ長めのボードを持って行くなど、特別な対応が必要です。
日本人がサーフィンを単純に楽しむならサウスショアがおすすめ。
ハワイサウスショアサーフリップの最適なシーズンは以下の通り。
4-5月 | 6-9月 | 10-11月 | 12-3月 | |
コンディション | Good ~ Not so good | Good | Good | Not so good |
波のサイズ | 1-6ft 腰ハラ~ダブルオーバー | 2-8ft 胸カタ~トリプル | 1-6ft 腰ハラ~ダブルオーバー | 1-6ft 腰ハラ~ダブルオーバー |
ウェット | タッパー | トランクス | トランクス | タッパー |
気温 | 21/29度 | 23/31度 | 22/30度 | 18/24度 |
水温 | 25度 | 26度 | 26度 | 24度 |
降水量 | 33mm | 15mm | 67mm | 75mm |
サーフトリップに最適なホテル
サウスショアに泊まるならやはりワイキキビーチに近いホテルがおすすめです。
ワイキキビーチからアラモアナくらいまでは頑張れば徒歩で行ける範囲なので、ここに泊まっていれば徒歩でいろんなポイントに移動ができます。
そもそもワイキキビーチも広くてパワーがあっていい波なのでワイキキビーチ中心でも十分サーフィンは楽しめます。
サウスショアおすすめホテル1 Outrigger Waikiki Beachcomber Hotel
ワイキキビーチの近くならアウトリガーワイキキがおすすめです。
全体的に綺麗でサーフテイスト。ワイキキビーチから近くサーフボードを脇に抱えてすぐにパドルアウトできてしまいます。
ヒルトンやハイアットなどのホテルもワイキキビーチには林立しているのですが、結構年季を感じるんですよね。
対して、 Outriggerは近代的な雰囲気があって、写真映えもする。
Outrigger Waikikiの1 Bedroom Ocean View Suiteなら49平方メートルで十分広く、キングサイズベッド一台とダブルベッドサイズのソファベッドが一台あります。
比較的安価で家族最大4人で泊まれます。3人家族ならこの部屋で十分でしょう。
予約はこちらから↓
【Hotels.com】Outrigger Waikiki Beachcomber Hotel
【Expedia】Outrigger Waikiki Beachcomber Hotel
サウスショアおすすめホテル2 Surf Jack Hawaii
ファミリーで行くなら、広くて2ベッドルームの部屋が複数あるサーフジャックハワイ一択。
広くて、程よい大きさのプールがあり、自分たち専用の部屋もできるので子供のテンションが爆上がりです。
ワイキキビーチまでは少し距離がありますが、落ち着いていてリゾート感が愉しめます。
日本の星野リゾートが運営するホテルですので、日本人でも安心して宿泊できる。
予約はこちらから↓
【Hotel.com】The Surfjack Hotel And Swim Club
アイテム1:ロングボードorミッドレングス
サウスショアの波は日本の波に比べるとかなり厚いです。
特にワイキキ周辺は厚くてメローな波。アラモアナ周辺は厚くてバレルになる波。
日本で使っているボードだと波に追いつけなくて置いていかれてしまうことが多くなってしまうでしょう。
厚い波でもうねりから立てる浮力のあるボードが一つあると、サウスショアの波をより楽しめます。
9’0〜9’6程度の長めのロングボードか、7’2〜7’6程度のミッドレングスを持って行くと良いでしょう。
以前に紹介した、ツインピンのミッドレングスもおすすめです。
また、ワイキキ周辺のサーフショップではロングボードやミッドレングスのレンタルも豊富。
日本で借りるようなビギナー用の重いスポンジボードではなくて、中級者から上級者でも使えるようなスペックのかなり状態の良いサーフボードを借りることができます。
サーフボードのレンタルは1日$3,000くらいが相場。サーフショップでサクッと借りることができます。かなりお手軽です。
個人的には現在の円安で一日$3,000払ってボードレンタルするなら日本からボードを持って行く方を選択します。レンタルするのもまずまず面倒ですし。
2023年5月現在、ANAならボードチャージは無料、JALなら片道20,000円です。まあ、サーファーならANAですね。
ANAの場合、ロングボードの長さ制限があり公式には3辺の和が292cmまでとなっていますが、基本的には長さが320cm以内ならなんとか預かってくれるケースが多いです。
機体の大きさが足りない場合や、乗客の手荷物が多くて荷室に入り切らない場合は断られることになりますが、私は今まで断られたことはないです。
航空会社としては、3辺の合計が292cmを上限としていますが、経験上大体以下のようなイメージでもって手荷物として預かってくれます。イメージは以下の通り。
ショートボード | 断られることはない |
7フィート前後のミッドレングス | ほぼ断られることはない |
10フィートまでのロングボード | 10%くらいの確率で断れるかも。 ただ、スーパーフライヤーズなどグレードの高い会員はほぼ断られることはない |
アイテム2:しっかりとしたボードケース
飛行機の手荷物は乗客から見えないですし、やはり彼らも時間に追われているので、結構荒っぽく扱われています。
投げ飛ばしたりはしていないですが、普通に落としたり、押し込んだりはしています。
なので、サーフボードはしっかりしたボードケースに入れて預けましょう。
ショートボード用ならしっかりショートボードが二本入るこちら。6’3の長さが使いやすいでしょう。↓
ミッドレングス用ならこちら↓
ロングボード用ならこちら↓
アイテム3:厚めの波用のFCSフィン
ワイキキ周辺の厚くてメローな波でも慣れれば、波にパワーがあるのでショートボードでも楽しめます。
ショートボーダーはロングボードが奥から乗ってくる波をやり過ごして、自分のポジションに来た余った波に乗る感じ。
メローな波だとフィンのしなりを使ってスピードを生み出していくイメージでライディングすると良いのですが、イメージがしやすいように大きめでしなりが大きいフィンを持って行くと良いでしょう。
サウスショアでのショートボードには以下のようなフィンがおすすめです。
Firewire Performance Core Tri Fins サイズL
Pyzel Tri Fins サイズL
大きめでしなりの大きいFCSフィンおすすめランキングはこちら↓
アイテム4:Go Pro
ワイキキはおそらく世界で一番メローで、ロングライドできる波が割れてます。
子供が初めてサーフィンするならここが最適。
ビギナーが楽しくサーフィンするのにも完璧なビーチです。
そんなときに残しておきたいのが、動画。せっかくのハワイトリップの最高の思い出を作るために絶対動画を撮るべきです!
スポーツの動画を撮るアクションカメラにはGo Pro、Instaなどがありますが、使い勝手やオプションの豊富さを考えるとGo Pro一択です。
Go Proだと、フラッグシップモデルの防水機能がしっかりしているHero 11 Blackがオススメ。
Go Proのアクセサリーはこれが必須。
自分で撮るというより、子供がサーフィンしている動画を撮るためにはThe Handlerを使うと便利です。
The Handler を使っても、根本部分がもげてしまうことがありますので、Go Pro自身を浮かせるための Floatyもつけておきましょう。これも必須。
Go Pro Hero 9 Black用の Floatyで、Heroシリーズ、9,10,11に対応しています。
アイテム5:ロングスリーブタッパー
ハワイの夏はかなり日が長くて、20時近くまでサーフィンが可能です。
日中はトランクス一枚で十分なのですが、早朝や夕方はまずまず肌寒い。
ロングスリーブのタッパーは絶対あった方がいいアイテム。
現地で手に入れても良いですが、日本で買ってもそんなに価格は変わらないのと、やはり日本の製品の方が質が良いです(日本のオニールは日本製ですので、最高の品質です)。
おすすめはこちら↓
アイテム6:特大のキーボックス
100%ハワイを楽しむなら、ハワイではレンタカーを借りることを絶対的におすすめします。
Uberで移動とかでもいいのですが、サーフボードを持っていると何かとUberは不便です。
ホノルル空港の近くにレンタカーショップが数多くありますので、事前予約して到着したらホノルル近くでレンタカーに乗ります。
国際免許は必要なくて(あっても邪魔にはならないですが)、日本の免許証があればOK。
レンタカーを借りたとき、サーファーが困るのが電子キーの扱い。
サーフポイントに車で行ったとき、パーキングや時には路駐するのですが、電子キーを海に持って入るわけにはいかないので、日本で多くの方がやっているようにキーボックスを使用します。
ただ、レンタカーの電子キーってレンタカー店のキーホルダーがついていたりで、いつも日本で使っている電子キーだと車のキーが入らないです。
特大のキーボックスを持っていきましょう。
これ↓がおすすめです。
Vokeyのインターネットでのカスタムオーダーは他のメーカーに比べてカスタムオーダーができるオプションが多く、カスタムできる度合いも大きいのが特徴です。
各メーカーのネットでのカスタムオーダーの比較はこちら↓
比較すれば一目瞭然ですが、Vokeyがカスタムできるオプションが最も細かくオーダー可能です。
カスタマイズの幅が大きいので、自分に合ったクラブが手に入ります。
Vokey Design SM9のオーダー(Modus3 シャフト)はこちら↓
Vokey Design SM9のオーダー(Dynamic Goldシャフト)はこちら↓
一方でVokeyはカスタムできるオプションが多いので、どこまでカスタムすれば良いか迷ってしまうゴルファーも多いのではないでしょうか。
自分に最適なVokeyウェッジを手に入れるためのステップを解説します。
Vokeyウェッジのシャフトは?
USPGAやLIVツアーでは、ウェッジのシャフトのみを重めにしているウェッジセッティングが多いです。というか、ウェッジにDynamic Gold S400を好んで使っているプロが多いと言った方が正確かもしれません。
以下のような組み合わせが多いです。
プロ | アイアンのシャフト | ウェッジのシャフト |
タイガー・ウッズ スコッティ・シェフラー ブルックス・ケプカ コリン・モリカワ キーガン・ブラッドリー | Dynamic Gold X100 | Dynamic Gold S400 |
トミー・フリートウッド サヒス・ティーガラ キャロン・チャンプ | Project X 125 6.5 | Dynamic Gold S400 |
トム・キム | Project X 125 6.0 | Dynamic Gold S400 |
リッキー・ファウラー ジェイソン・デイ | KBS Cテーパー(S+) | Dynamic Gold S400 |
アイアンはProjectXやKBSを使っているプロでもウェッジだけはDynamic Gold S400を使っているプロが多い一方、アイアンはDynamic GoldだけどウェッジはProjectXやKBSを使っている選手はあまりいません。
有名なプロの中ではダスティン・ジョンソンがアイアンのシャフトがDynamic Gold、ウェッジがKBSと言うのがありますが、これはかなり稀なセッティングです。
あとは、松山英樹はタイガー・ウッズと逆で、ウェッジのシャフトをしっかりしたX100を挿しています。
プロ | アイアンのシャフト | ウェッジのシャフト |
ダスティン・ジョンソン | Dynamic Gold X100 | KBS 120S |
松山英樹 | Dynamic Gold S400 | Dynamic Gold X100 |
では、アマチュアもアイアンのシャフトとウェッジのシャフトを変えた方がいいかというと、そう
基本的にアイアンのシャフトとウェッジのシャフトは同じで良いです。
トッププロの中でもアイアンとウェッジのシャフトが同じ選手は多い。
プロ | アイアンのシャフト | ウェッジのシャフト |
ザンダー・シャウフレ イム・ソンジェ | Dynamic Gold X100 | Dynamic Gold X100 |
セルヒオ・ガルシア キャメロン・ヤング | Modus3 Tour 130X | Modus3 Tour 130X |
ジョン・ラーム | Project X 125 6.5 | Project X 125 6.5 |
キャメロン・スミス | KBS 130X | KBS 130X |
アマチュアがアイアンとウェッジのシャフトが違うものを選んでしまうとスイングのリズムが崩れてしまうことがありますので、迷わずアイアンと同じシャフトを選ぶのが無難です。
特に、アプローチでPWや9Iを使うこともあるゴルファーは、アイアンと同じシャフトでフィーリングを合わせておきましょう。まあ、ウェッジのシャフトをまた選び直すのも面倒ですし。シャフトまでこだわり出すとウェッジの沼にハマります。
「プロがウエッジのシャフトを重めを使っている」という事実はありますが、「ウェッジのシャフトにはDynamic Gold S400を好んで使っている」と言う方がより正確です。
まずアマチュアがDynamic Gold S400を使うには重すぎますので、選択肢には入りません。
プロでもアイアンとウェッジは同じシャフトを採用している選手は多いので、ウェッジのシャフトは迷わずアイアンのシャフトと同じものを挿しておきましょう。
シャフトの長さは?
Vokeyウェッジのシャフトの長さは以下の通りです。
ピッチングウェッジ(46〜48度) | 35.75inch |
ギャップウェッジ(50〜52度) | 35.5inch |
サンドウェッジ(54〜56度) | 35.25inch |
ロブウェッジ(58〜60度) | 35inch |
実はタイトリストやキャロウェイなどの外国メーカーのウェッジシャフトの長さは長めに作られています。
アイアンセットをタイトリストで揃えているのであればそのままで良いのですが、ミズノやスリクソンのアイアンセットを使っている場合は長さを調整しなければなりません。
日本メーカーの場合、アイアンセットのピッチングウェッジの長さは35.25inchが多いです。実際、ミズノ、スリクソン、ブリヂストンの主要アイアンセットのPWはすべて35.25inchです。
そうなると、Vokeyのギャップウェッジの長さが35.5inchですから、ピッチングウェッジの長さ(35.25inch)の方が長いという逆転現象が起きてしまいます。
日本メーカーのアイアンセットを使っている場合は、Vokeyのピッチングウェッジ、ギャップウェッジの長さを短く調整しましょう。
サンドウェッジの長さも35inchに調整した方が良いでしょう。
微妙な距離感を打ち分けるには長さは短い方がコントロールがしやすいです。
PWが35.25inchの場合、以下のように長さを調整しましょう。
番手 | Vokeyの標準長さ | 調整後のVokeyの長さ |
ピッチングウェッジ(46〜48度) | 35.75inch | 35.25inch |
ギャップウェッジ(50〜52度) | 35.5inch | 35.25inch |
サンドウェッジ(54〜56度) | 35.25inch | 35inch |
ロブウェッジ(58〜60度) | 35inch | 35inch |
Vokeyヘッドの仕上げは?
VokeyのSM9の仕上げは、Brushed Steel、Tour Crome、Jet Blackの3種類がありますが特徴は以下の通り。
Brushed Steel | メッキ処理。太陽光の反射を抑えたカラー仕上げ |
Tour Chrome | メッキ処理。シルバーでツアーでよく使われている |
Jet Black | 非メッキ仕上げのため、軟鉄の柔らかい打感 |
結論から言うと、ウェッジのパフォーマンスにこだわるならおすすめはJet Black。
プロの多くは柔らかい打感を求めて非メッキ処理のウェッジを使っています。非メッキ処理の方がスピンがかかりやすいのも理由の一つです。非メッキ処理なのがJet Black。
フィネッセウェッジの遅いスイングスピードでボールを拾う感覚で寄せるためには打感にこだわるべきです。
柔らかい打感なので、フィーリングを合わせやすいです。
ただ、非メッキ処理の場合は錆びやすいというデメリットがあります。
錆びるとリセールが不利になりますので、後でヤフオクやメルカリで売ることを考えている人はTour Chromeを選びましょう。
ライ角は?
Vokeyのライ角は64度です。テーラーメイド、キャロウェイ、フォーティーンなど国内外含め他のメーカーのウエッジのライ角は64°がほとんどなので、標準的なライ角。
ちなみに、64度じゃないのは、有名どころだとミズノのウェッジが63度、ブリヂストンが63.5度となっています。
ライ角は方向性に影響するので自分の体型に合わせたライ角に調整しましょう。64度でバチッとライ角が合う方はほとんどいません。
ショットマーカーと水性ペンがあれば自分で簡単に正確に測定できますので、こちらを参考にして調整しましょう。
基本的に多くの日本人体型の場合ライ角が64度だとアップライトすぎて、1度くらいフラットにした方が合う方が多いのではないかと思います。
Vokeyのロフト、グラインドは?
ロフトを調整する場合はロフトを立てるのではなく寝かせるようにしましょう。
56度のウェッジなら57度に調整するような感じです。
ウェッジのロフトセッティングに悩んでいる方もいらっしゃるのではと思いますが、ロフトセッティングの選択肢は基本的に以下の3パターンです。
50度、56度 | 最も安心感のあるセッティング。 56度のサンドウェッジをメインで使ってあらゆるライから寄せることができる。 ダルマ落としのミスが減らせる。 |
52度、58度 | 50度、56度のセッティングだと、距離が出過ぎるとか、グリーン奥からのフワッとアプローチがうまくいかないなど問題があるゴルファーのためのセッティング。 |
50度、54度、58度 | ウッドやロングアイアン1本抜いてウェッジに重きをおいたセッティング。 ロングゲームが不利になるが、ほとんど使わないウッドやロングアイアンがあるならこのセッティングでもOK。 |
Vokeyウェッジのロフト、グラインドの組み合わせについて詳しくはこちら↓を参考にしてください。
Vokeyのグリップは?
グリップについてもカスタマイズできるようになっていますが、アイアンセットと同じグリップを使うようにしましょう。
ウェッジだけ違ったグリップを使うなどは必要ないですが、個人的にはメーカーのロゴが構えたときに見えるように上向きにセットすることをおすすめします。
構えたときにロゴが見えることで、どのあたりを握っているかを把握しやすくなります。
ラウンドではいろいろ考えることがあり、グリップを短く握ったつもりでも意外と正確に短く握れてないことがあります。ロゴの位置を目安にすることで正確に握る位置を意識することができます。
Vokey Design SM9のオーダー(Modus3 シャフト)はこちら↓
Vokey Design SM9のオーダー(Dynamic Goldシャフト)はこちら↓
かつてはファンボードと呼ばれていたサーフボードがミッドレングスと言われるようになり、ここ2,3年でミッドレングスを選択するサーファーが増えてきていますね。
特にショートボードからミッドレングスに移行したり、ショートボーダーが追加でミッドレングスを購入したり、というケースが多いです。
ミッドレングスには、シングルフィンやトライフィンのモデルがありますが、圧倒的におすすめなのはツインピンのミッドレングスです。
ツインピンのミッドレングスとは
ツインピンはツインフィンでピンテールのサーフボードです。
トライフィンのサーフボードよりテール側に二本のフィンがついていて、シングルフィンとトライフィンの中間くらいのフィーリングのミッドレングス。
ピンテールになっているので、テール側のボリュームが小さくスムーズにターンできます。
テール側にボリュームがないので、ものすごくテイクオフが早いかと言うとそうでもありません。
ツインピンミッドレングスのメリット
ツインピンミッドレングスの大きな特徴はそのコンディションの幅の広さです。
ミッドレングスというと小波用のイメージですが、ツインピンなら小波からオーバーヘッドの大波まで対応できます。
海外の掘れた大きな波でも対応できる。
当然ショートボードに比べるとボリュームがあるので、ヒザモモの小波でも十分使えます。
世界No.1のミッドレングスツインピンの使い手Mikey Februaryのライディングを見てください。かなり大きな波でも十分に使えるのがイメージできると思います↓
Mikey February Twin Pin Indo Sessions – V.2
ツインピンミッドレングスの推奨スペック
長さ
小波から大波まで幅広く対応するためにはあまり長すぎると扱いづらくなりますので、体重にかかわらず6’8がおすすめです。
小波をメインとするミッドレングスの長さは7’2をおすすめするのですが、ツインピンなら6’8にしましょう。
これくらいの長さなら、ある程度テイクオフが楽で、大きな波の時のドルフィンスルーも容易です。
幅
これも体重関わらず20 1/2としましょう。
これくらいの幅がちょうど扱いやすいです。
安定感もあり、ターンもしやすいというちょうど良いバランスの幅です。
厚さ
長さと幅は固定で、厚さでボリュームを調整します。
体重やレベル、対応したい波によって幅を決めます。目安としては以下の通り。
厚さ | レベル | 体重 | コンディション | ドルフィンスルー |
2 9/16 inch | 中級〜上級 | 〜75kg | モモ〜オーバーヘッド | 容易 |
2 13/16 inch | 初級〜上級 | 〜80kg | ヒザ〜アタマ | なんとかできる |
3 inch | 初級〜中級 | 〜85kg | ヒザ〜ムネ | 難しい |
まずおすすめなのはオールラウンドで使える2 9/16inch。
2 9/16の厚さはパフォーマンス系のショートボード並の厚さでミッドレングスとしては薄め。
薄めなのでドルフィンスルーも容易で大きな波でも余裕でパドルアウトできます。ライディングしてみるとクイックに動かすことができショートボードっぽいターンが可能です。
厚さが3くらいになるとかなりテイクオフの速さを実感できます。
小波を中心に使うなら3inchくらいの厚さでも良いです。
ただ3inchくらいの厚さになってしまうと、かなりボードを沈めるのが難しくなってドルフィンスルーが厳しくなってくるでしょう。体重がある方ならボードを沈めることができるとは思いますが。
ツインピンミッドレングスのおすすめランキング
最もおすすめするのはいつも行っているサーフショップでのオーダーですが、オーダーが難しい場合、おすすめはこちらの3つです。
ツインピンミッドレングスおすすめNo.1 Channel Islands Twin Pin (カスタムオーダー)
ツインピンミッドレングスの世界一の使い手のMikey Februaryとコラボしたモデル。
このモデルであればスペックをカスタム可能です。
既成のスペックだとボリュームが大きすぎるのですが、スペックを指定することができます。
おすすめスペックの 6’8 × 20 ½ × 2 9/16を指定することができます。
オーダーはこちらから可能です。
ツインピンミッドレングスおすすめNo.2 JS Industries Big Baron PE Carbon Fusion
既製品で”使える”スペックなのがJS Industries のBig Baron。
ちなみに、Big Baronのスポンジボードタイプのものもリリースされていますが、これはサーフボードとは別物なのでおすすめしないです。PEのモデルを選びましょう。
Big Baronも大きな波でも使えるミッドレングスとして開発されたツインピンミッドレングス。
小波からオーバーヘッドのサイズの波まで十分に使えるスペックです。
大原洋人選手がBig Bronを乗っている動画があります。
ミッドレングスですが、乗り方はほとんどショートボードの乗り方。
おすすめスペック
タイプ | 長さ | 幅 | 厚さ |
中級者〜上級者 | 6’8 | 20 3/4 | 2 5/8 |
初級者〜中級者 体重のある上級者 | 6’8 | 21 | 2 7/8 |
Big Baron PE Carbon Fusionの最安値はこちら↓
ツインピンミッドレングスおすすめNo.3 Channel Islands Twin Pin (既成品)
Channle IslandsのTwin Pinについてはカスタムオーダーができるので、そちらが本来はおすすめですが、急ぎで手に入れたい場合はこちら。
おすすめスペック
タイプ | 長さ | 幅 | 厚さ |
初級者〜上級者 体重のある上級者 | 6’7 | 21 | 3 |
初級者〜中級者 | 6’9 | 21 1/4 | 3 1/16 |
6’7 Channel Islands Twin Pin の最安値はこちら↓
6’9 Channel Islands Twin Pin の最安値はこちら↓
ツインピンのフィンの選び方
ツインフィンには大きくは、フィンの角度が垂直に立っているTwinと寝ているKeelがあります。
ツインピンミッドレングスにはクイックなターンを可能にするために、フィンの角度が垂直に立っているTwinフィンをおすすめします。
FCSのツインフィンの選び方はこちら↓
おすすめのフィンは基本この二つです。
FCS Christenson Twin
スタンダードなTwin。
フローを感じながらクイックにターンができるモデル。ショートボードに近い感覚でライディングできます。
FCS Christenson Twinの最安値こちら↓
FCS Britt Merrick Twin
オールラウンドに使えるツインフィン。
Christenson Twinよりフィンの角度が寝ていて大きな波でもフィンが抜けずに粘ってくれます。
FCS Britt Merrick Twinの最安値こちら↓
リーシュコード、デッキパッドの選び方
リーシュコードは一般的なショートボード用のもので問題ありません。
FCSのリーシュコードが足に絡みづらくておすすめです。
FCSのリーシュコードはこちら↓
デッキパッドはツインピンの場合、まあつけても良いですが、ない方がスタイリッシュですので、デッキパッドは必要ないです。
2022年に発売されたタイトリストのVokey DesignのSM9は多くのPGA、LIVツアープロが愛用しています。
米国のプロはピッチングウェッジ(PW)、ギャップウェッジ(GW)、サンドウェッジ(SW)、ロブウェッジ(LW)の4本ウェッジセッティングが主流ですが、日本のツアープロの場合はPW、GWとLWの3本ウェッジセッティングが多いですね。
Vokeyのウェッジを購入する場合、3本ウェッジにすべきか4本ウェッジにすべきか、またロフトはどれを選べば良いのか、ウェッジの沼にハマっているゴルファーは多いのではないでしょうか。
Vokeyのフィネスウェッジアプローチの成功のコツから、最適なセッティングまでを解説します。
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日本限定モデルVokey Forgedの最安値はこちらはこちら↓
2024年最新Vokey SM10のセッティングガイドはこちら
アプローチでザックリ、トップをゼロにするフィネスウェッジのコツ
スイングスピードを極限まで遅くする
ラウンド中にアマチュアのアプローチを観察していると、ダウンスイングで加速して速いスイングスピードでボールに当てにいっている方が非常に多いです。
アプローチでボールを正確に捉えるためには絶対にスイングスピードを極限まで遅くすべきです。
野球のキャッチボールで正確に相手の胸あたりに投げようとする時、Maxのスピードでは投げないですよね。おそらく正確に相手に投げたいなら山なりの軌道をイメージして遅いスピードで投げるのではないでしょうか。
速いスイングスピードではボールのリリースポイントがズレやすいため、アプローチではミスが増えます。
正確に狙ったところに落としたいなら、ゆっくりとしたスイングスピードでボールが頂点で停まるくらい極端にゆっくり山なりの軌道を描いてフワッと飛んでいくイメージでスイングしましょう。
PGAやLIVのトッププロで速いスイングスピードでアプローチしているのは皆無です。
ゆっくりとしたスイングスピードならば、ザックリするリスクはゼロ。ボールの手前にヘッドが落ちてもスピードが遅いので芝の上をソールが滑ってボールを捉えることができます。
ヘッドスピードが速いとヘッドが手前に入ると芝にリーディングエッジが刺さってしまいます。
ヘッドスピードを落とすとボールがフェースの上に乗って運ぶ感覚になります。アプローチが楽しくなるでしょう。
タイトリストのHowTo動画が上がっているのでこのスイングスピードを参考しましょう。米国のショートゲーム専門のPGAプロコーチのJames Sieckmanが実演してくれています(実際のスイングは1分20秒くらいのところから)。
ボールの手前をダフらせる
遅いスイングスピードでボールの手前(だいたいボール半個分)をダフらせましょう。
遅いスイングスピードだと絶対にザックリしないので、安心してダフらせることができます。
ダフらせればボールの上半分を直接打ってしまってトップすることは絶対ないです。
ダフらせることで、ザックリもトップもしないという安心感がアプローチの自信につながります。
アドレスは左足体重でボールは左足の親指内側
遅いスイングスピードでダフらせるために、アドレスではボールを左足側におきます(レフティの方は右足側)。
シャフトが地面と垂直になるくらいが目安です。ボールを左に置いても、左手が飛球線側に出てしまうとロフトが立ってしまってソールから着地できなくなってしまうので、気をつけましょう。
ボールは左足の親指の内側あたりにおき、左足体重のまま飛び出したボールに蝿がとまるくらい遅いスイングのイメージで打ちましょう。クラブを加速させる意識は絶対NGです。むしろダウンスイングで減速させるくらいのゆっくりのフィーリングでスイングしましょう。
左足体重のままスイングすることで安定してボール一個前をダフらせるフィネスウェッジのショットを完成させることができます。
フィネスウェッジの徹底解説はこちら↓
Vokeyのソールの選び方
まずアプローチでダフさせるスイングをしないのならば、ソール形状は何を選んでも違いはありません。
ダフらせないならばソールはなんでもいいです。
リーディングエッジからボールにコンタクトするのであればソールがなんであろうとザックリしますし、トップも出てしまいます。
アプローチでダフらせるフィネスウェッジショットができるゴルファーのみがソールの形状に影響を受けます。
バウンス角10度以上がおすすめ
ソールを滑らせるフィネスウェッジで一つだけ避けたいミスはダルマ落としです。
ダフらせた時にボールの下をクラブヘッドが潜ってしまい、ボールが飛ばないミス。
このミスを防ぐにはバウンス角がある程度あった方がいいです。
バウンス角が小さいと芝の抵抗を受けなさすぎてボールの下を潜ってしまう可能性が高まります。
10度以上のバウンス角があればある程度ソールが潜ってしまうことが防げます。
Vokeyのシャフトは?
PGA、LIVツアープロの場合、ウェッジのシャフトのみ重めかつ柔らかめを選択している選手が多いです。
タイガー・ウッズの場合は、アイアンのシャフトは硬いフレックスのDyamic GoldのX100を使っていますが、ウェッジのシャフトはDynamic GoldのS400です。
タイガーはウェッジショットの時はかなりスイングスピードを落としてスイングするので、柔らかめで重めのシャフトを採用してゆったりスイングするよう意識しています。
ただ、プロの中でもアイアンより軽いシャフトを使っている選手もいます。例えば、ジョーダン・スピースなんかはアイアンのシャフトより軽いシャフトを使っています。
PGA、LIVツアー主要プロのVokeyのシャフトセッティングはこちら↓
そう考えると、選手によってウェッジのシャフトの選び方はバラバラ。アマチュアの場合そこまで神経質にならずアイアンと同じシャフトで良いです。
プロの世界でもジョン・ラームやザンダー・シャウフェレはアイアンとウェッジのシャフトは同じで、ツアープロでも同じシャフトを採用しているトップ選手は多いです。
シャフトを同じにすることでアイアンと同じ感覚でスイングできますので、練習量が限られているアマチュアは迷わずアイアンと同じシャフトを選択しましょう。
ハードヒッターのアイアンシャフト選びはこちら↓
Vokeyのロフトセッティングは?
PGA、LIVツアープロのセッティングは52度、56度、60度のセッティングが多いのですが、日本のアマチュアにとってこのセッティングはおすすめしません。
まず60度のウェッジは一般的なアマチュアには使い道がありません。
ロフトが寝過ぎているので実行面積が小さく、アプローチで距離感が出しづらいですし、ダルマ落としのミスの可能性も高くなります。
以前私は60度のVokeyを使っていたのですが、58度に変えて明らかにミスが減りました。
海外のプロの場合、しっかりダウンブローに打てるのと、そもそもショットで距離が出過ぎるので距離を落とすためにロフトの大きいクラブを使っています。
ジョーダン・スピースは60度のウェッジも持っていますが、アプローチはミスが出づらい56度のウェッジをメインで使っています。
アマチュアの場合、最もロフトが寝ているウェッジにはミスの少ない56度を第一優先として、56度だと距離が出すぎるというゴルファーは58度を選択しましょう。
そうなるとウェッジのロフトセッティングは以下の3つが選択肢となります。
50度、56度 | 最も安心感のあるセッティング。 56度のサンドウェッジをメインで使ってあらゆるライから寄せることができる。 ダルマ落としのミスが減らせる。 |
52度、58度 | 50度、56度のセッティングだと、距離が出過ぎるとか、グリーン奥からのフワッとアプローチがうまくいかないなど問題があるゴルファーのためのセッティング。 |
50度、54度、58度 | ウッドやロングアイアン1本抜いてウェッジに重きをおいたセッティング。 ロングゲームが不利になるが、ほとんど使わないウッドやロングアイアンがあるならこのセッティングでもOK。 |
ピッティングウェッジ(PW)のロフトが44〜46度のためのロフトセッティングなので、PWのロフトが43度以下の場合は46度のVokeyを投入しましょう。
おすすめセッティング3選
VokeyおすすめセッティングNo.1 SM9 50-12F、SM9 56-10S
モデル | ロフト | バウンス角 | グラインド | |
ギャップウェッジ | SM9 | 50度 | 12度 | F |
サンドウェッジ | SM9 | 56度 | 10度 | S |
ロブウェッジ | – | – | – | – |
おすすめタイプ | すべてのゴルファー |
ディスタンスウェッジ | ★★★★★ 5/5点 ダウンブローに打てなくても距離が合わせやすい |
フィネスウェッジ | ★★★★★ 5/5点 56度をメインに距離が合わせやすい |
バンカー | ★★★★ 4/5点 それなりに距離が出てバンカー脱出しやすい 程よいバウンスで硬いバンカーでも対応できる |
ロフトが立っているPWを入れているアベレージゴルファーから46度のPWを入れいてるハードヒッターまで幅広く適用できるオールラウンドの組み合わせ。
58度より56度の方がフィネスウェッジの典型的なミスであるダルマ落としが防げます。
56度のサンドウェッジのソールはS(バウンス角は10度)がバランスが良くておすすめです。ある程度バウンスがあって芝を滑ってくれて、さらにソールが削ってあるので芝の抜けもいい。
56度のSはショートゲームの名手ジョーダン・スピースがアプローチでメインで使っている番手。
50度の方は迷わずバウンス角が多めのFの12度を選びましょう。アプローチで使用するときにバウンスが効いてくれて圧倒的に易しいです。
Vokey Design SM9のカスタムモデル最安値はこちら↓
Vokey Forgedのカスタムモデル最安値はこちら↓
VokeyおすすめセッティングNo.2 SM9 52-12F、Vokey Forged 58-10M
モデル | ロフト | バウンス角 | グラインド | |
ギャップウェッジ | SM9 | 52度 | 12度 | F |
サンドウェッジ | – | - | – | – |
ロブウェッジ | Vokey Forged | 58度 | 10度 | M |
おすすめタイプ | 飛距離が出るハードヒッター |
ディスタンスウェッジ | ★★★★ 4/5点 ある程度ダウンブローに打てれば距離は合わせやすい |
フィネスウェッジ | ★★★★ 4/5点 状況によって52度と58度を使ってコントロール |
バンカー | ★★★★★ 4/5点 高いアゴのバンカーや砂の硬いバンカーで出しやすい |
50度、56度のオールラウンドのセッティングだと、高いアゴのバンカーが苦手、グリーン奥からの高い弾道でのアプローチを打ちたいなど、もう少し高い弾道で寄せたいというゴルファーのためのセッティング。
違和感がなければ58度のウェッジはVokey ForgedのMグライドをおすすめします。
SM9のMグラインドだとバウンス角は8度ですが、Vokey ForgedだとMグラインドでちょうど良い10度というバウンス角。
Mグラインドの10度なら、開いてもストレートにアドレスしても使いやすい。
硬いバンカーやベアグラウンドなどの難しいライが得意なセッティング。
ギャップウェッジとロブウェッジが違うモデルだと違和感がある方は、58度はSM9のSグラインド(バウンス角10度)でも良いです。
Vokey ForegdとSM9の違いについて↓
Vokey Design SM9のカスタムモデル最安値はこちら↓
Vokey Forgedのカスタムモデル最安値はこちら↓
VokeyおすすめセッティングNo.3 SM9 50-12F、SM9 54-10S、SM9 58-8M
モデル | ロフト | バウンス角 | グラインド | |
ギャップウェッジ | SM9 | 50度 | 12度 | F |
サンドウェッジ | SM9 | 54度 | 10度 | S |
ロブウェッジ | SM9 | 58度 | 8度 | M |
おすすめタイプ | ショートゲーム重視の上級者 |
ディスタンスウェッジ | ★★★★★ 5/5点 100y以内で、小刻みに距離を打ち分けることができる |
フィネスウェッジ | ★★★ 3/5点 54度をメインに使いながら、状況によって58度を使う |
バンカー | ★★★★★ 5/5点 高いアゴのバンカーや砂の硬いバンカーで出しやすい |
ロブウェッジにバウンスが小さめのウェッジを入れた4本ウェッジ体制。PGA、LIVツアープロのようなセッティング。
基本のアプローチはミスの少ない54度を使って、高くあげないといけない場面や硬いライなどの時に58度を使うセッティング。
100y以内でのショットのバリエーションが多いのでクラブを変えて距離を調整しやすい。
ショートゲームのためにはオプションは多い方がよく、4本ウェッジ体制の方が様々な状況に対応できます。
ただ、当然ですがウェッジを増やすとウッド、ユーティリティ、ロングアイアンから1本抜かないといけません。
アマチュアの場合、ショートゲームよりロングゲームでスコアを崩すことが多いので、基本ロングゲーム重視の方が良いです。
ティーショットや200y以上のショットで、選択肢が多い方が良いです。
4本ウェッジでショートゲーム重視にしても良いのですが、上達を考えればウェッジは3本体制の方がおすすめです。
Vokey Design SM9のカスタムモデル最安値はこちら↓
Vokey Forgedのカスタムモデル最安値はこちら↓
シングルになるためのVokey以外のおすすめウェッジはこちら
Vokeyのカスタム方法
Vokeyの失敗しないカスタマイズ方法はこちら↓
Vokeyのカスタムで最も大事なのはライ角です。最低でもライ角はこだわってオーダーしましょう。
ライ角があってないと狙ったところに打ち出せないため、ピンに寄せるのが難しくなってしまいます。
ライ角の測定方法はこちら↓
Vokey Design SM9のカスタムモデル最安値はこちら↓
Vokey Forgedのカスタムモデル最安値はこちら↓
PGA、LIVツアートッププロに学ぶVokeyセッティングはこちら。
タイトリストのドライバーは2009年に発売された910シリーズから2022年秋に発売されたTSRシリーズまで互換性のあるスリーブを採用しています。
また、このスリーブ互換性はタイトリストがメーカーとして保証しており、中古から最新モデルまで安心してシャフトとヘッドを交換できます。
2009年から同一のスリーブを採用しているので、中古市場でもシャフト、ヘッドが見つかりやすく組み合わせは無限大。
その選択肢は間違いなく、ゴルフクラブメーカーの中ではタイトリストがNo.1です。
組み合わせの選択肢が膨大なので、迷ってしまうこともしばしば。
ゴルファーのタイプ別に中古、新品含めたヘッドとシャフトのおすすめをランキング形式でまとました。
タイトリストのドライバーの特徴
タイトリストのドライバーの特徴は一言で、「ひっかけづらいドライバー」です。
全体的にフェースがオープン気味で、スリープで調整できますが標準のライ角は少しフラット。
スライスに悩んでいるゴルファーには正直言ってあまりおすすめできないです。
インサイドからしっかりスイングできるゴルファーに向いています。インサイドからしっかり叩ければひっかけを恐れずスイングできるので結果的に飛距離が伸びます。
この「ひっかけづらさ」が、2009年の910シリーズから最新のTSRシリーズまで一貫しています。
なので、新旧のモデルを変えても同じフィーリングでスイングできる。これがタイトリストユーザーがなかなか他のメーカーに移らない理由。
コロコロとクラブメーカーを変えてしまうゴルファーをよく見ますが、練習量が限られているアマチュアは同じフィーリングでスイングできるゴルフクラブを使い続ける方がいいです。
クラブが変わるごとのアジャストする時間がかかってしまうと上達はままなりません。
タイトリストはモデルが変わっても大きくコンセプトを変えないので、上達には最適です。
モデルの選び方
最新のTSRシリーズでは、TSR1、TSR2、TSR3、TSR4の4モデルがリリースされています。
910シリーズから一貫しているのがこの数字。
数字ごとにモデルのコンセプトが異なっています。
シリーズ展開 | 主な使用プロ | ||
1シリーズ | 重心位置がヘッドの後方にあり球が上がりやすい。シリーズ最大のMOIで曲がり幅が小さい 。 超軽量のヘッドでスイングスピードが上がる。 | TSシリーズ以降に展開 | ネリー・コルダ |
2シリーズ | 重心の位置がヘッドの後方にありインパクト時にロフトがつきやすく高い弾道となる | 910シリーズから全シリーズに展開 | ジョーダン・スピース、イム・ソンジェなど |
3シリーズ | 2シリーズに対して、重心の位置がフェース側にあり、弾道が低めに出るタイプ。 | 910シリーズから全シリーズに展開 | ジャスティン・トーマス 、パトリック・キャントレー、マシュー・フィッツパトリックなど |
4シリーズ | ヘッド体積が小さく、超低スピンのタイプ。 | TSシリーズ以降に展開 |
注意:タイトリスト純正品以外のスリーブは絶対ダメ
タイトリスト純正品以外のスリーブを装着したシャフトが販売されていますが、これは絶対おすすめしません。
まず、社外品のスリーブは問題なく装着はできるものの耐久性が悪く、長く使っているとスリーブの間に隙間が隙間が空いてきます。
そうなるとシャフトとヘッドがしっかり固定されず、インパクト時に少しですがズレが生じます。
これでは、安定性は見込めません。
もう一つは、社外品のスリーブを使ったドライバーはメーカーが修理してくれません。
ゴルフクラブは使っているとたまに破損したりするのですが、そんな時にメーカー側で対応してくれません。
絶対にタイトリスト純正品のスリーブ装着モデルを選びましょう。
HS46m/s以上ハードヒッター向けドライバー5選
910シリーズから最新シリーズまでHS46m/s以上でドライバーで260ヤード以上飛ばせるハードヒッター向けにはこちらのモデルがおすすめ。
ハードヒッター向けタイトリストドライバーおすすめシャフト
HS46m/s以上のハードヒッターならシャフトの硬度はXを選んでおいて間違いないです。
重量は迷わず60g台で良いです。
50g台は軽すぎますし、70g台までいくとなかなか合うゴルファーはいないと思います。
PGAのプロでも60g台のシャフトを使っていますので、70g台を選ばなければならないゴルファーはほとんどいないはずです。
ハードヒッターの場合シャフト先端の剛性が高いモデルがおすすめ。
中古も含め先端の剛性が高いシャフトでタイトリストのドライバーが見つかりやすいモノは以下の通りです。
ヘッドスピード | コントロール | 打感 | コスパ | 中古見つかりやすさ | 総合 | |
Tour AD DI | 4/5点 | 4/5点 | 5/5点 | 5/5点 | 2/5点 | 20/25点 |
Kurokage XT | 4/5点 | 5/5点 | 5/5点 | 4/5点 | 2/5点 | 20/25点 |
Kurokage XD | 4/5点 | 4/5点 | 5/5点 | 4/5点 | 2/5点 | 19/25点 |
Tensei CK Pro Orange | 4/5点 | 5/5点 | 4/5点 | 2/5点 | 3/5点 | 18/25点 |
Ventus TR Blue | 5/5点 | 4/5点 | 4/5点 | 1/5点 | 3/5点 | 17/25点 |
Ventus TR Black | 5/6点 | 5/5点 | 4/5点 | 1/5点 | 1/5点 | 16/25点 |
特に、松山英樹が愛用するTour AD DI、トミー・フリートウッドやジェイソン・デイが今でも愛用するKurokage XT、セルヒオ・ガルシアが使用していたKurokage XDは非常に良いシャフトで、中古モデルが見つかると比較的安価に手に入れることができます。
Kurokageは現在販売終了しているので、中古で見つけましょう。
ハードヒッター向けドライバーシャフトランキングはこちら↓
ハードヒッター向けタイトリストドライバー第1位 TSR3
発売日 | 2022年10月 |
おすすめロフト | 9度 |
おすすめシャフト | Ventus TR Blue 6X |
2022年に発売された最新のタイトリストドライバー。
TSRシリーズからさらに低スピン化が進んでいます。
スピンが非常に少なくドローンと飛んでいきます。ヘッドスピードが46m/sあれば9度のロフトでもしっかり球が上がって飛ばせます。
左右にブレも少なくオフセンターヒットでも曲がり幅が小さいです。
打感も非常に良くて、芯に当たった時は心地よい音とフィーリング。
低スピン性能 | ★★★★ 4/5点 |
球の上がりやすさ | ★★ 2/5点 ロフトが小さめで低スピンのため上がりづらい |
調整機能 | ★★★★ 4/5点 付属品なしで調整できるようになった |
左右のブレ | ★★★★ 4/5点 |
打感 | ★★★★★ 5/5点 |
ひっかけやすさ | ★★★★★ 5/5点 |
つかまり | ★★ 2/5点 |
コストパフォーマンス | ★ 1/5点 現モデルのため、価格は高め |
「TSR3ドライバー1年間使ってみた」はこちら
最新TSRカスタムモデルはこちら↓
ハードヒッター向けタイトリストドライバー第2位 TS3
発売日 | 2018年10月 |
おすすめロフト | 9.5度 |
おすすめシャフト | Tensei CK Pro Orange 6X |
パトリック・キャントレーが永く愛用しているドライバーがTS3。タイトリストはこのTSシリーズから一気に低スピン化しています。
3シリーズとしては投影面積が大きく安心感がある形状です。
打ってみると非常に優しくコントロールしやすい。
3シリーズらしく左にひっかけづらいドライバーで、低スピンで飛んで行きます。スピンが多くて吹き上がってしまうということがこのTSシリーズからなくなりました。
カキーンという音がする打感は気になりますが、芯で打てば良い打感が得られます。
歴代3シリーズの中でも最も安心感と安定感があるドライバーです。
低スピン性能 | ★★★ 3/5点 |
球の上がりやすさ | ★★★ 3/5点 |
調整機能 | ★ 1/5点 |
左右のブレ | ★★★★ 4/5点 |
打感 | ★ 1/5点 |
ひっかけやすさ | ★★★★★ 5/5点 |
つかまり | ★★ 2/5点 |
コストパフォーマンス | ★★★ 3/5点 |
ハードヒッター向けタイトリストドライバー第3位 TS2
発売日 | 2018年10月 |
おすすめロフト | 9.5度 |
おすすめシャフト | Tensei CK Pro Orange 6X |
低スピンで直進性が高く、飛距離が出るドライバー。
丸い形状でストレート弾道がイメージしやすい。
打感も非常に良くて吸い付くような感触と、心地いいフィーリングで飛ばせます。2シリーズはコントロールがしづらいというイメージがありますが、このモデルはドロー、フェードとも打ち分けしやすいモデルです。
タイトリストの中では、ドローが打ちやすく操作性も備えている非常に優秀なモデル。
低スピン性能 | ★★★ 3/5点 |
球の上がりやすさ | ★★★★★ 4/5点 |
調整機能 | ★ 1/5点 |
左右のブレ | ★★★★ 2/5点 |
打感 | ★★★★★ 5/5点 |
ひっかけやすさ | ★★★ 3/5点 |
つかまり | ★★★★ 4/5点 |
コストパフォーマンス | ★★★ 5/5点 |
ハードヒッター向けタイトリストドライバー第4位 913 D3
発売日 | 2012年10月 |
おすすめロフト | 9.5度 |
おすすめシャフト | Tour AD DI 6X |
アダム・スコットが2013年のマスターズで優勝した時に使用していたドライバー。445ccと少し小ぶりなスペックですが、構えてみるとそんなに小さくは感じません。
寛容性、コントロール性能、飛距離とも今でも十分に使えるモデルです。
芯にあたれば最新のドライバーと同じ飛距離はでます。
特徴的なのがとにかくチーピンが出にくいこと。ひっかけが気になるゴルファーには最適なドライバーです。
対して、現在のドライバーに比べるとスピン量が多く、吹き上がってしまい飛距離が稼げないこともあります。
低スピン性能 | ★ 1/5点 現代のドライバーに比べるスピンは多い |
球の上がりやすさ | ★★★ 3/5点 |
調整機能 | ★ 1/5点 |
左右のブレ | ★★ 2/5点 |
打感 | ★★★★ 4/5点 |
ひっかけやすさ | ★★★★★ 5/5点 |
つかまり | ★★ 2/5点 |
コストパフォーマンス | ★★★★★ 5/5点 人気モデルのため数が多く、中古で見つかりやすく価格も安い |
ハードヒッター向けタイトリストドライバー第5位 915 D2
発売日 | 2013年10月 |
おすすめロフト | 9.5度 |
おすすめシャフト | Kurokage XT 60X |
ジョーダン・スピースが長年愛用していたドライバー。
丸いフォルムで方向性が意識しやすく直進性が高いモデル。
タイトリストの低スピン化前のドライバーですが、しっかり当たれば非常に良い打感で飛距離が稼げるモデル。
低スピン性能 | ★ 1/5点 |
球の上がりやすさ | ★★★★ 4/5点 |
調整機能 | ★ 1/5点 |
左右のブレ | ★★ 2/5点 |
打感 | ★★★ 4/5点 |
ひっかけやすさ | ★★★★ 4/5点 |
つかまり | ★★★ 2/5点 |
コストパフォーマンス | ★★★★★ 5/5点 |
HS50m/s以上の超ハードヒッター向けドライバー3選
超ハードヒッター向けタイトリストドライバー第1位 TSR4
発売日 | 2022年10月 |
おすすめロフト | 10度 |
おすすめシャフト | Ventus TR Black 6X |
50m/sを超える超ハードヒッターにはぜひTSR4を検討してほしいです。
TSR4は超ロースピンのモデル。
これがしっかり打てれば、今までにない飛距離が手に入ります。全く吹き上がらずドローンと飛んでいく。
Youtubeなどではゴルフ批評家がこの低スピンすぎるクラブを酷評していたりしますが、実際米国では人気のため品薄になっているくらい人気のモデルです。
確かに非力な方が使うと全くボールが上がらないですが、超ハードヒッターなら最高の武器になるはずです。
シャフトはVentus Blueよりもさらに硬いVentus Blackの6Xと組み合わせれば鬼に金棒。ヘッドスピードが上がりさらに飛距離を伸ばすことができます。
ロフトは8,9,10度がラインナップされていますが、9度が品薄のため10度のモデルをロフト調整して使うのが良いでしょう。10度でも十分に低スピンです。
低スピン性能 | ★★★★★ 5/5点 |
球の上がりやすさ | ★ 1/5点 ロフトが小さめで超低スピンのためマジ上がりづらい |
調整機能 | ★★ 2/5点 |
左右のブレ | ★★★★ 4/5点 |
打感 | ★★★★★ 5/5点 |
ひっかけやすさ | ★★★★★ 5/5点 |
つかまり | ★★★ 3/5点 |
コストパフォーマンス | ★ 1/5点 現モデルのため、価格は高め |
超ハードヒッター向けタイトリストドライバー第2位 TSR3
発売日 | 2022年10月 |
おすすめロフト | 9度 |
おすすめシャフト | Tensei CK Pro Orange 6X |
ハードヒッター向けと同じくさらにロースピン化されたTSR3がおすすめ。
個人的には超ハードヒッターにはTensei CK Pro Orange 6Xの方がコントロール性がよくおすすめです。
超ハードヒッター向けタイトリストドライバー第3位 TSi4
発売日 | 2020年10月 |
おすすめロフト | 9度 |
おすすめシャフト | Tensei CK Pro Orange 6X |
TSR4がおすすめなのですが、9度のモデルが現在品薄になっています。。
一代前のTSi4なら中古モデルで9度のモデルがまずまず見つかりますので、9度のロフトにこだわる方はこちらでも。
TSi4もかなりのロースピンモデルで、吹き上がることがまずないです。
低スピン性能 | ★★★★ 4/5点 |
球の上がりやすさ | ★★ 2/5点 かなりの低スピン |
調整機能 | ★★ 2/5点 |
左右のブレ | ★★★ 3/5点 |
打感 | ★★★★★ 5/5点 |
ひっかけやすさ | ★★★★★ 5/5点 |
つかまり | ★★★ 3/5点 |
コストパフォーマンス | ★★ 2/5点 |
タイトリストドライバーフィッティング体験記はこちら↓
最近はツインピンやツインフィッシュのようなツインフィンのサーフボードに乗るサーファーが増えてきましたね。
ツインフィンのサーフボードは浮力がある傾向にあり、テイクオフが速めです。
その代わり、トライフィンのスラスターよりはボトムターン後半の縦への推進力が弱い。センターフィンがないので、急激にボードのテール返すリバースなどの技は難しいです。
速いテイクオフから、カットバックを入れながら浮遊感を感じてシンプルなトップターンを楽しむなら最高のボードがツインフィンのボードです。
このツインフィン、FCSから昨今さまざまなフィンがリリースされていますが、まだまだ選び方がわからないという方は多いのではないでしょうか?
FCSのツインフィンの選び方を徹底解説します!
2024年のツインフィッシュサーフボードの選び方徹底ガイドはこちら
FCSツインフィンの種類
スラスター向けのトライフィンはバリーションがかなりありますが、どのフィンも形状はかなり似通っています。
ただ、ツインフィンの形状はモデルごとにかなり変わっていて、選ぶのが楽しくなります。
ツインフィンの形状には Twins とKeels の大きく2つあります。
Twin + Stabiliser という大きなサイドフィンに小さなセンターフィンがついているタイプもツインフィンに属しますが、これを装着できるツインフィンのボードを持っている方は非常に少ないのではないでしょうか。
Twinsの特徴
Twinsはフィンの角度が垂直に立ったモデル。
形状もトライフィンのフィンを大きくしたような形です。
フィンの角度が立っているので、ターンの初期段階で水面にフィンが食い込みやすくクイックなターンが容易になります。
逆に、ターンの後半にはフィンが抜けやすく大きな波ではカットバック時などに踏ん張りが効きづらい。
よりスラスターに近い感覚でツインフィンのサーフボードを操るためのフィンです。
特に、ツインピンのサーフボードに取り付けるとスラスター感覚でスタイリッシュにショートボードを乗りこなすことができます。
Keelsの特徴
フィンの角度が寝ていて、サンドイッチのような形なのがKeels。
クイックなターンには向いていませんが、ターンの後半でもフィンが効いてくれて、カットバックがやりやすい。
大きな波でのターン時にもフィンが抜けづらいです。
ツインフィッシュに装着する第一優先のフィンです。
ツインフィッシュの特徴はやはり綺麗なカットバックこのフィンでカットバックを練習しましょう。
Twinsか?Keelsか?
Twins か Keels か悩むところですが、基本は小波用ならTwinsの方がよりクイックにターンできるので向いています。
なので、優先順位はTwins。
そして、フィーリングを変えたい時や大きな波用にKeelsを持っておくと良いでしょう。
できれば、Twins、Keelsどちらも持っておきたいところです。
FCSツインフィンおすすめベスト5
FCSツインおすすめNo.1 CHRISTENSON TWIN
ツインフィンのスタンダードがこのChristenson Twin。
Twinsの形状ですが、それなりにフィンが寝ていて大きな波でも対応できるように設計されています。
非常にバランスの良いフィンなので、ツインピンにはもちろん、ツインフィッシュのサーフボードでも装着すると楽しでしょう。
クイックにターンができ、トライフィンのスラスターっぽいフィーリングながら、フローを感じるツインフィンならではのカービングを可能にするFCSフィンです。
Base | 130.5mm |
Depth | 132.5mm |
Area(面積) | 12744mm2 |
Sweep(フィンの角度) | 36.7° |
Foil | FLAT |
素材 | Performance Glass |
Christenson Twinの割安モデルはこちら↓
FCSツインおすすめNo.2 CRISTENSON KEEL
Christenson Twinと同じく、ChistensonフィーチャーのKeelsのフィン。
AREA(面積)が広いのが特徴で、Keelの中でもフィンの角度がバランスが良い。
面積が広いので、ボリュームが大きいツインフィンのサーフボードに最適です。
フィンの角度が立っているChristenson Twinとセットで持っておくと小波から大波まで対応できます。
Base | 162mm |
Depth | 128.9mm |
Area(面積) | 15250mm2 |
Sweep(フィンの角度) | 41.1° |
Foil | FLAT |
素材 | Performance Glass |
Christenson Keelの割安モデルはこちら↓
FCSツインおすすめNo.3 BRITT MERRICK TWIN FIN
Twinsの中では最もAREA(フィンの面積)が大きいフィン、フィンの角度もキールに近いです。
バランスが良くて、小波から大きな波まで対応できるオールラウンドなフィンです。
一つだけのツインフィンで全ての波にを対応するとするなら、このフィンが最適。
Base | 117mm |
Depth | 137.4mm |
Area(面積) | 14991mm2 |
Sweep(フィンの角度) | 39.1° |
Foil | FLAT |
素材 | Performance Glass |
Britt Merrick Twin Finの割安モデルはこちら↓
FCSツインおすすめNo.4 MARK RICHARDS FREERIDE TWIN FINS
Twins、Keelsも含めて最もフィンの角度が立っているのがこのMark Richardsコラボのフィン。
フィンが立っているのでクイックにターンできて、掘れている波でもスピードを出して抜けれる戦闘用ツインフィン。
Base | 129mm |
Depth | 154.8mm |
Area(面積) | 14773mm2 |
Sweep(フィンの角度) | 28.4° |
Foil | FLAT |
素材 | Performance Glass |
MARK RICHARDS FREERIDE TWIN FINSの最安値はこちら↓
FCSツインおすすめNo.5 ROB MACHADO KEEL FINS
このフィンの特徴は素材です。
ツインフィンの場合は、硬いPerformance Glassの素材を使っているのが通常ですが、このフィンだけ少し柔らかいPerformance Coreを使っています。
素材が柔らかいためフィンがしなりスピードを生み出してくれます。
厚い波の時に持っておくと重宝するFCSツインフィンです。
Base | 117mm |
Depth | 133.5mm |
Area(面積) | 17124mm2 |
Sweep(フィンの角度) | 39.7° |
Foil | FLAT |
素材 | Performance Core |
ROB MACHADO KEEL FINSの最安値はこちら↓
ツインフィンのサーフボードの選び方
ツインピンのサーフボードの選び方はこちら↓
ツインフィッシュのサーフボードの選び方はこちら↓
2023年1月にタイトリストから発表されたスコッティキャメロンの新シリーズSUPER SELECTですが、3月にピン型のNewport系が販売され、続いて5月についにSUPER SELECTのマレット型のGolo、Fastback、DelMarが販売開始されます。
すでに、予約注文が始まっている、SUPER SELECTシリーズのマレット型、どんな人が買うべきでしょうか?
結論から言うと、このモデルを気になっている方は絶対すぐに買うべきです!
5月に販売される、Golo6、Golo6.5、Fastbak1.5、Del Mar の4モデルの違いと、買うべき理由を解説します。
Golo6の特徴
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | ¾ Shaft |
TOW-FLOW | Mid-Low フェースバランスに近い |
Goloシリーズは、2022年日本ランキングトップの比嘉一貴やベテランのパターの名手谷原秀人が使うモデル。
PGAやLIVゴルフの海外ツアーでの使用率は高くないですが、日本のプロツアーで評判が良いですね。
過去には、Goloシリーズとして別ラインで展開されていましたが、今回の新シリーズから、SUPER SELECTシリーズに組み込まれています。
SUPER SELECTシリーズの中では最もフェースバランスに近く、フェースバランス角が小さめです。
真っ直ぐに打ち出しやすいモデル。
マレットとしてはかなり大きな方なので、高い慣性モーメントもあるので、本当に曲がらないパター。
特にショートパットが非常に楽に入るようになるでしょう。ショートパットが入るようになると、気分がかなり楽になりますので、ゴルフが楽になります。
SUPER SELECTの中ではぜひ、優先的に揃えておきたいモデルです。
2023年4月から予約注文ができるようになっています↓
Golo6.5の特徴
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | ¾ Shaft |
TOW-FLOW | Mid-High フェースバランス角は大きめ |
Golo6と同じヘッドですが、シャフトのさし方を変えて、フェースバランス角を大きくしてイン・トゥ・インにストロークしやすくしたモデル。
個人的にはこのタイプのマレットでわざわざフェースバランス角を大きくするメリットをあまり感じないです。
せっかくストレートに打ち出してパッティングを簡単にしたいのに、イン・トゥ・インにストロークさせやすくするのか、ちょっとわからないです。
ただ、実際にストロークしてみるとすごいいいのかも。
2023年4月から予約注文ができるようになっています↓
Fastback1.5の特徴
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | Full Shaft |
TOW-FLOW | Mid フェースバランス角は中 |
スタンダードなマレット型モデルがFastback1.5です。
フェースバランス角は中位で、Newport2などのピン型モデルと同じフェースバランス角。
Newport2を普段使っていて、同じ感覚で易しくストロークしたいなと思った時に重宝するモデル。
実際、普段Newport2を愛用する松山英樹も一時期このモデルを使っていましたね。
2023年4月から予約注文ができるようになっています↓
Del Marの特徴
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | 3/4 Shaft |
TOW-FLOW | Mid-High フェースバランス角は大きめ |
SUPER SELECTシリーズ唯一、また、オデッセィなどの他のパターメーカーのモデルからしてもかなり珍しいL字型のモデル。
石川遼が全盛期の頃、この形状のパターを使っていて、当時は非常に人気でしたが、現在ではあまり使うプロがいなくなってしまいました。
石川遼とフィル・ミケルソンくらいでしょうか。この形状をいまだによく使っているのは。
この形状が好きなゴルファーは一定数いるので、非常に貴重なモデル。
フェースバランス角が大きめで、イン・トゥ・インにストロークしやすく距離感が出しやすいモデルです。
距離感が全然合わないと言う方は、一度試してみてはどうでしょうか。アイアンの感覚で距離を合わせることができます。
Del Marはこちらから予約注文できます↓
SUPER SELECT GOLO、FASTBACK、DEL MAR を手に入れるべき理由
あまり知られていないのですが、スコッティキャメロンのマレット型シリーズは今までほぼ全て一代限りで姿を消しています。
例外が、今回のFASTBACK1.5、DEL MARで奇跡的に前回のSPECIAL SELECTシリーズから継続されました。
ただ、この投稿を見ていただければわかるのですが、 SELECT シリーズのNewport系以外のモデルはほぼ例外なく一代限りでモデルが消滅します。
今回、FASTBACK、DEL MARがなぜ継続したかは謎ですが、今までの傾向からすると次回のSELECTシリーズではGOLO、FASTBACK、DEL MAR は消滅する可能性が非常に高いです。
特に、Goloは非常に優秀なモデルで日本のプロでも愛用している選手がいます。
次回のSELECTシリーズではおそらく消滅して、次にいつ復活するかわからない。
ぜひ、今回のSUPER SELECTシリーズで手に入れておきましょう。
スコッティキャメロンパターの選び方はこちら↓
日本ではぶっちゃけプロが使うようなパフォーマンス系ショートボードより、30L以上のボリュームがある小波用のショートボードをメインで使っているサーファーが多いのではないでしょうか。
実際、日本のビーチブレイクでは浮力のあるショートボードでほとんどのシチュエーションをカバーできてしまいますね。
浮力のあるボードとパフォーマンス系ショートボードで同じFCSフィンでも良いのですが、サーフボードによってフィンを変えた方が楽しみ方は広がります。
浮力のある小波用ショートボードで楽しむためのFCSフィンの選び方を解説します。
そもそも小波用ショートボードとは?
一口に小波用ショートボードといってもいろいろありますね。
サーファーによっては、パフォーマンス系ショートボードと同じフォルムで素材をEPSにしていたり。
今回の小波用ショートボードとは、30L以上のボリュームがあり、ロッカーが弱い使用のショートボードを対象にしています。
チャネルアイランドのモデルで言うと、New Flyerあたりのショートボードです。
なぜ小波用ショートボードでフィンを変えると楽しいのか?
ロングボードのフィンはボードが長くなるにつれて大きなフィンを選びます。
なぜかショートボードはそのような意識があまりないようです。
10年前に比べて、ショートボードは短くなった分、厚さと幅が増えてボリュームが大きくなる傾向にあります。
FCSフィンの推奨体重はどちらかというとプロが使うようなパフォーマンス系ショートボードを対象にしているようです。
当然、ショートボードも大きくなれば大きなフィンを選ぶべきだと思います。
小波用ショートボードに最適なフィンとは?
FCSフィンのサイズ
浮力の大きなショートボードには、やはり大きなフィンの方が合っています。
フィンが小さいとテールを傾けた時に十分にサイドフィンが水面に食い込まず、小さい弧を描くターンが難しくなってしまいます。
一般的なフィンの選択肢は以下の通りですが、小波用の浮力のあるショートボードにはキッズや女性サーファーならM、成人男性サーファーならLを選びましょう。
サーファー種別 | 体重目安 | 選ぶべきFCSフィンのサイズ |
キッズや女性サーファー | 〜 60kg | S or M |
成人男性サーファー | 60kg 〜 | M or L |
FCSフィンのサイズの選び方詳しくはこちら↓
FCSフィンのフレックス
よほどの大波でなければ、最も選択肢の多いPerformance Coreの素材を選びましょう。
日本のビーチブレイクであればこの素材でほとんどのシチュエーションは対応できるはずです。
海外や台風シーズンでの頭を超えるサイズの波を攻める時は、より硬い素材のPC Carbonの素材のモデルがあっても邪魔にならないです。
FCSフィンのSWEEP(角度)
フィンの角度が多い(フィンガ寝ている)と、波へのホールド性が高くなり、大きな波に対応しやすくなります。
日本のビーチブレイクの場合、そこまで大きな波への対応は必要ないので、この角度が34°以下を目安に選ぶと良いです。
SWEEPが34°以下となると、自然とAtheleteシリーズのモデルは対象外となります。
FCSのAtheleteシリーズのほとんどは角度が寝ているモデル。やはりトッププロは直進性よりもコントロール性を重視するんですね。
フィリペ・トレドのトッププロはパフォーマンス系のショートボードを使っているので、当たり前と言えば当たり前ですが。
小波用ショートボード用FCSフィンおすすめ5選
おすすめNo.1 Firewire Performance Core Tri Fins サイズL
Lサイズのやや角度が立っているサイドフィンに対して、ほぼMサイズの小さいセンターフィンが付いているタイプ。
ボトムターン時にはサイドフィンが効いてクイックにターンができ、波のトップはセンターフィンを抜けやすくしています。
同じような性質のフィンに、Al Merrickのフィンがありますが、Al Merrickのフィンよりフィンの角度が立っている分、より小波に対応できるモデルです。
また、全体的にAl MerrickよりAREA(面積)が大きく、浮力のあるボードでも舵が効きやすくなっています。
EPSの浮力のあるボードの多いFirewireらしく、浮力のあるボードに最適化されたフィンです。
センター | サイド | |
BASE | 113.8mm | 120mm |
DEPTH(高さ) | 112.7mm | 119mm |
AREA(面積) | 9637mm2 | 10728mm2 |
SWEEP角度 | 34° | 34° |
FOIL | 50/50 フォイル | FLAT フォイル |
Firewire Performance Core Tri Finsの最安値はこちら↓
おすすめNo.2 Pyzel Tri Fins サイズL
FirewireとPyzelは浮力があるショートボード用のFCSフィンの代表的な2モデル。
Firewireのサイドフィンとほぼ同じスペックですが、センターフィンがサイドフィンと同じ大きさなのがPyzel Tri Finsです。
Firewireに比べればテールをスライドしづらいですが、センターフィンとサイドフィンが同じ大きさなので、テール部分が大きなボードでもしっかりセンターフィンが効いてくれます。
テール部分が大きいボードを使っているサーファーはこちらの方が合うでしょう。
センター | サイド | |
BASE | 118.1mm | 118.1mm |
DEPTH(高さ) | 120.1mm | 120.1mm |
AREA(面積) | 10350mm2 | 10350mm2 |
SWEEP角度 | 33.5° | 33.5° |
FOIL | 50/50フォイル | FLATフォイル |
Pyzel Tri Finsの最安値はこちら↓
おすすめNo.3 Reactor PC Tri Fins サイズL
おすすめの中では最もフィンのSWEEPが立っているのがReactor PC Tri Fins。
フィンが立っているので、フィンがターンの初期段階から波に食い込みやすく、素早いターンが可能。
アップス時にもフィンが波を食いやすく、スピードが出し易い。
スピードを求めるサーファーにはぜひ一本持っておいて欲しいFCSフィンです。
このシリーズは他のFCSに比べて少し価格が安いのも嬉しいです。
センター | サイド | |
BASE | 116mm | 116mm |
DEPTH(高さ) | 118mm | 118mm |
AREA(面積) | 10150mm2 | 10150mm2 |
SWEEP角度 | 37 | 37 |
FOIL | FLATフォイル | FLATフォイル |
Reactor PC Tri Finsの最安値はこちら↓
おすすめNo.4 Performer PC Tri Fins サイズL
ザ・スタンダードのPerformerのPerformance Core素材のサイズLです。
このPerformerの特徴的なのが、フィンの断面をINSIDEフォイルという形にして、スムースなターンを実現していることです。
このINSIDEフォイルは他のモデルでほとんど採用されておらず、この形状を求めるなら選択肢がこのモデルくらいしかありません。
汎用性の高いフィンで、サイズLならば海外の大波時にも十分活躍します。
スタンダードのフィンなので、割安なモデルが見つかりやすいFCSフィンです。Lサイズを一つ持っておくと絶対に邪魔にならないです。
センター | サイド | |
BASE | 114mm | 114mm |
DEPTH(高さ) | 118mm | 118mm |
AREA(面積) | 10054mm2 | 10054mm2 |
SWEEP角度 | 33.7 | 33.7 |
FOIL | INSIDEフォイル | INSIDEフォイル |
Performer PC Tri Finsの最安値はこちら↓
おすすめNo.5 Sharp Eye PC Tri Fins サイズL
おすすめの中では、最もフィンが寝ているモデル。
大きな波のカットバック時でもフィンが抜けづらくなっています。
小波用のショートボードだけど、海外の大きな波でも使いたいというサーファーにおすすめです。
センター | サイド | |
BASE | 116.5mm | 116.5mm |
DEPTH(高さ) | 118.3mm | 118.3mm |
AREA(面積) | 10263mm2 | 10263mm2 |
SWEEP角度 | 34.8 | 34.8 |
FOIL | 50/50フォイル | 80/20フォイル |
Sharp Eye PC Tri Finsの最安値はこちら↓
番外編 小波用ショートボードで大波を攻めるならこれ!H4 Fins サイズL
小波用ショートボードが結局乗りやすいので、小波用ショートボードで台風や海外の大きな波を攻めたい、という人は意外と多いのではないでしょうか?
その場合、おすすめのPerformance CoreのFCSフィンでも良いのですが、これらは若干フィンが抜けやすいです。
特に、大きな波でカットバックをかけようとすると波のパワーに負けてしまうと感じることがあるでしょう。
その場合は、フィンをより硬い、PC Carbon素材にして、フィンの角度が寝ているモデルを選ぶとフィンが抜けづらくなります。
そのフィンがH4 Fin。
FCSフィンの中でも、最もフィン角度が寝ていて、硬い素材を使っているフィン。
少し高価ですが、このフィンも持っていると、浮力のあるショートボードで小波から大波まで対応できるようにあります!
センター | サイド | |
BASE | 114.6mm | 116.5mm |
DEPTH(高さ) | 120mm | 115.9mm |
AREA(面積) | 9893mm2 | 10221mm2 |
SWEEP角度 | 37.2° | 38.3° |
FOIL | 50/50フォイル | FLATフォイル |
H4 Finの最安値はこちら↓
その他の大きな波用のFCSフィンはこちら!
コロナも明けてそろそろ海外トリップへ行こうと考えているサーファーは多いのではないでしょうか!
海外トリップを満喫するためには、日本でのビーチブレイク用のサーフボードではなく、リーフブレイク用のサーフボードを用意したいところですが、そこまで出番の多くないサーフボードをオーダーするのはどうしても勿体無い。
ただ、FCSフィンだけを変えるのであれば、手軽に大きな波に対応できるようになります。
大きな波用のFCSフィンを持っていれば、日本の台風シーズンなどの大きな波にも対応できて一石二鳥です。
バリやハワイなどのサーフトリップを久しぶりに満喫するためのFCSフィン選びについて解説します。
FCSフィンのサイズ
大きい波用のフィンのサイズは、成人男性ならLの一択です。
成人男性が選ぶべきフィンのサイズは、実質MとLなのですが、大波用のフィンサイズは自然とLだけとなってしまいます。
FCSフィンのサイズの選び方はこちら↓
FCSフィンのフレックス
大きな波用のFCSフィンならば、Performance Core Carbon(PC Carbon) をおすすめします。
素材はPerformance Coreでも十分硬いので良いですが、PC Carbonの方が優先順位は高いです。
PC Carbon はFCSの中ではかなり硬い方のフレックス。
硬いフレックスを選ぶことで、大きな波でも抜けづらく、しっかり波をホールドすることができます。
フィンの角度は33.7度以上
フィンの角度でフィンの性能は変わります。
角度が垂直に立っているとクイックなターンがしやすく比較的小波に向いています。
大波用にはフィンが寝ている(角度が大きい)モデルを選びましょう。
フィンの角度が寝ているとターン時にフィンが抜けてしまうことが防げます。大きな波の時には、より体重を傾けてボードのレールを波に食い込ませないといけないのですが、フィンが立っていると抜けやすくなってしまいます。
数値としては33.7度以上のモデルを選びましょう。
ちなみに、WCTのプロサーファーのほとんどはフィンが寝ているモデルを使っています。
並行輸入品か日本の正規代理店の正規品か?
FCSはオーストラリアのメーカーです。
オーストラリア現地では、大体数千円日本より割安にフィンが購入できます。したがって、オーストラリアからの並行輸入品も少量ですが日本で流通していて、日本の正規代理店で購入するより割安です。
並行輸入品は正規代理店の商品と同じで、自分が欲しいフィンの並行輸入品を見つければラッキーです。
積極的に割安の並行輸入品を活用しましょう。
おすすめ大波用FCSフィン5選
サイズはL、フレックスの優先順位1位はPC Carbonの中でベストな5つのフィンはこれらです。
大波用FCSフィンNo.1 H4 FIN サイズL
素材 | Performance Core Carbon (かなり硬い) |
コストパフォーマンス | ★☆☆☆☆ 1/5点 割安モデルが見つかりづらい |
H4はFCSの中でも特殊なモデルで、スイスでデザインされたモデル。
他のフィンより少し高価ですが、大きな波のコンディションに対応したいために一つだけ選ぶとするなら、絶対的にこのフィンです。
FCS表示ではフィンの形状はAccelaratorとなっていますが、フィンの角度はCarver系より寝ています。
FCSフィンの中では最もフィンが寝ているモデルで、大きな波に適しているモデル。
H4はセンターフィンの方が背が高い。センターフィンを高くすることで、テールが抜けづらく、より大きな波でしっかり波をホールドできるようになっています。
特徴的なのは、センターフィンとサイドフィンのサイズが違っていて、センターフィンの方が面積は小さいのですが、高さはセンターフィンの方が3mmサイドフィンより大きいです。
センターフィンとサイドフィンのサイズが違うFCSフィンは多いのですが、基本的にセンターフィンの方が高さが小さく、面積も小さいです。センターフィンを小さくすることで、テールスライドやリバースなどのテールを滑らせる技が容易にしています。
センター | サイド | |
BASE | 114.6mm | 116.5mm |
DEPTH(高さ) | 120mm | 115.9mm |
AREA(面積) | 9893mm2 | 10221mm2 |
SWEEP角度 | 37.2° | 38.3° |
FOIL | 50/50フォイル | FLATフォイル |
かなり大きな波を意識したセッティング。
まず、フィンの素材が硬く反応が良くて、スピードがとにかく出ます。
踏み込んで加速しようとするとフィンが押してくれる感じ。
素材が硬いので、大きな波の時もフィンが抜けてしまったり波の抵抗に負けてしまうことがなく、波をしっかりホールドできます。
横に走る時もサイドのフィンが硬いので、速いセクションも抜けていくことができます。
Acceleratorの特徴も持ちながら、ReactorやCarverの特徴も併せ持つというFCSフィン。
鋭利な刃物のようなフィンで、独特の存在感があり、見た目もかっこいいです。
台風時や海外の大波でも波をしっかりホールドしてくれるので、大波の厚い波も速い波も対応できるオールラウンドなフィンです。
波のボトムではサイドフィンが効いてくれてクイックにターンができて、波の中腹ではCarverのようなパワフルなターンが可能、さらにフィンの強度が高いのでスピードが出るFCSフィンです。
デメリットは価格。
FCSフィンの中では最も高価なフィンに属し、並行輸入品などの割安なモノも日本には出回っていません。フィンに20,000円Overはちょっと躊躇する方もいらっしゃるかもしれません。
大波用FCSフィンNo.2 Accelerator PC Carbon Tri Fins サイズL
素材 | Performance Core Carbon + Air Core (固くて軽い) |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ 4/5点 |
大波用の万能系のAcceleratorです。
センターフィンとサイドフィンが同じサイズで、大きな波でもクセがなく波をホールドしてくれます。
H4やCarverよりフィンの角度が若干立っているので、気持ちクイックにターンができるモデル。
海外のリーフで綺麗に割れる波に出会った時に、最高のFCSフィンです。
日本の台風シーズンの大きな波の時に使っても楽しいです。
定価は¥19,580と高めですが、FCSの基本モデルの一つなので並行輸入品などの割安なモノも見つけることができます。
センター | サイド | |
BASE | 114mm | 114mm |
DEPTH(高さ) | 119mm | 119mm |
AREA(面積) | 10360mm2 | 10360mm2 |
SWEEP角度 | 33.7° | 33.7° |
FOIL | FLATフォイル | FLATフォイル |
FCS Accelerator PC Carbonの割安モデルはこちら↓
大波用FCSフィンNo.3 Performer PC Carbon Tri Fins サイズL
素材 | Performance Core Carbon + Air Core (固くて軽い) |
コストパフォーマンス | ★★★★★ 5/5点 かなり割安な商品が見つかりやすい |
FCSの標準のEssentialシリーズのPerformerの硬い素材を使っているタイプのサイズLです。
最もクセがなく、Performerシリーズだけが採用しているINSIDEフォイルによってスムーズなターンが可能になってます。
フィンの角度も標準で小波から大波まで問題なく対応できるオールラウンダー。
実はフィンの角度はAcceleratorと同じです。
大波にも対応できますが、日本のビーチブレイクでも性能を発揮するので、持っておくと損がありません。
FCSの定番フィンなので、並行輸入品が見つかりやすく割安なモノが見つかりやすいのが特徴です。
定価は¥19,580と高めですが、探せばかなりお得に手に入れることができます。
センター | サイド | |
BASE | 114mm | 114mm |
DEPTH(高さ) | 118mm | 118mm |
AREA(面積) | 10054mm2 | 10054mm2 |
SWEEP角度 | 33.7° | 33.7° |
FOIL | INSIDEフォイル | INSIDEフォイル |
FCS Performer PC Carbonの割安モデルはこちら↓
大波用FCSフィンNo.4 Tokoro Tri Fins サイズL
素材 | Performance Core (まずまず硬い) |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ 3/5点 比較的割安モデルが見つかりやすい |
TokoroのFCSフィンは、Performance Coreのモデルですが大きな波でパフォーマンスが高いモデル。
ハワイのメーカーらしく、ハワイのノースショアでも使えるフィンです。
センターフィンがサイドフィンに比べて小さめでテールをスライドさせやすくなっています。
EssentialシリーズのPerformer、Acceleratorに比べて少しフィンの角度が寝ていて海外の硬い波でもカービングでもフィンが効いてくれて力が伝わりやすい。
センター | サイド | |
BASE | 115.5mm | 117mm |
DEPTH(高さ) | 115.7mm | 117.2mm |
AREA(面積) | 9696mm2 | 9948mm2 |
SWEEP角度 | 35.2° | 35.2° |
FOIL | 50/50フォイル | FLATフォイル |
FCS Tokoro Tri Finsの割安モデルはこちら↓
大波用FCSフィンNo.5 Carver PC Carbon Tri Fins サイズL
素材 | Performance Core Carbon + Air Core (固くて軽い) |
コストパフォーマンス | ★★☆☆☆ 2/5点 |
Carverはフィンの角度が寝ていて、大きな波でもフィンが抜けづらくホールドしてくるフィンです。
H4 FINと仕様は似てますが、センターフィンとサイドフィンが同じフォルムのため、クセがなくしっかり波をホールドしてくれます。
リーフの波だと意外とのりしろが小さく、カットバックを入れながらつないでいくようなシチュエーションで最適なフィンです。
定価は¥19,580と高めですが、このCarverのEssentialシリーズは割安なモノが比較的見つかりやすいです。
センター | サイド | |
BASE | 116mm | 116mm |
DEPTH(高さ) | 118mm | 118mm |
AREA(面積) | 10150mm2 | 10150mm2 |
SWEEP角度 | 37° | 37° |
FOIL | FLATフォイル | FLATフォイル |
FCS Carver PC Carbonの割安モデルはこちら↓