Vokey SM10買うならどのロフトの組み合わせ?ウェッジセッティングのおすすめ3選 

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Vokey SM10の特徴 

2024年3月8日に発売されたタイトリストのVokey DesignのSM10。 早速、購入を検討しているゴルファーは多いと思いますが、SM10はバリエーションが多いため、悩むのはそのセッティング。 ロフトのセッティングやソールの組み合わせについて解説します! 

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まず、Vokey SMシリーズの特徴はストレートなリーディングエッジです。 ウェッジは大きく分けると、リーディングエッジがストレートなタイプと、グースネックのタイプがあります。 Vokey SMシリーズは典型的なリーディングエッジがストレート系の出っ歯型モデル。 操作性が高く上級者向けのウェッジと言って良いです。 リーディングエッジがグース系のものが好みなら、Vokey Forgedの方をおすすめします。Vokey Forgedは日本限定のモデルで、個人的にはかなりおすすめです。

左がVokey SM10、右がVokey Forged

写真以上に、構えてみるとフェースの見え方に違いがあります。

Vokey Forgedは思っている以上にグースを感じます。このフィーリングが大事です。

VokeyのSMシリーズとForgedシリーズの違いはこちら

アプローチでザックリ、トップをゼロにするフィネスウェッジのコツ  

スイングスピードを極限まで遅くする  

ラウンド中にアマチュアのアプローチを観察していると、ダウンスイングで加速して速いスイングスピードでボールに当てにいっている方が非常に多いです。  アプローチでボールを正確に捉えるためには絶対にスイングスピードを極限まで遅くすべきです。  野球のキャッチボールで正確に相手の胸あたりに投げようとする時、Maxのスピードでは投げないですよね。

おそらく正確に相手に投げたいなら山なりの軌道をイメージして遅いスピードで投げるのではないでしょうか。  速いスイングスピードではボールのリリースポイントがズレやすいため、アプローチではミスが増えます。  正確に狙ったところに落としたいなら、ゆっくりとしたスイングスピードでボールが頂点で停まるくらい極端にゆっくり山なりの軌道を描いてフワッと飛んでいくイメージでスイングしましょう。  

PGAやLIVのトッププロで速いスイングスピードでアプローチしているのは皆無です。  ゆっくりとしたスイングスピードならば、ザックリするリスクはゼロ。ボールの手前にヘッドが落ちてもスピードが遅いので芝の上をソールが滑ってボールを捉えることができます。  ヘッドスピードが速いとヘッドが手前に入ると芝にリーディングエッジが刺さってしまいます。  ヘッドスピードを落とすとボールがフェースの上に乗って運ぶ感覚になります。アプローチが楽しくなるでしょう。  

ボールの手前をダフらせる  

遅いスイングスピードでボールの手前(だいたいボール半個分)をダフらせましょう。  遅いスイングスピードだと絶対にザックリしないので、安心してダフらせることができます。  ダフらせればボールの上半分を直接打ってしまってトップすることは絶対ないです。  ダフらせることで、ザックリもトップもしないという安心感がアプローチの自信につながります。  

アドレスは左足体重でボールは左足の親指内側  

遅いスイングスピードでダフらせるために、アドレスではボールを左足側におきます(レフティの方は右足側)。  シャフトが地面と垂直になるくらいが目安です。ボールを左に置いても、左手が飛球線側に出てしまうとロフトが立ってしまってソールから着地できなくなってしまうので、気をつけましょう。 

ボールは左足の親指の内側あたりにおき、左足体重のまま飛び出したボールに蝿がとまるくらい遅いスイングのイメージで打ちましょう。クラブを加速させる意識は絶対NGです。むしろダウンスイングで減速させるくらいのゆっくりのフィーリングでスイングしましょう。  左足体重のままスイングすることで安定してボール一個前をダフらせるフィネスウェッジのショットを完成させることができます。 

アドレスはこれくらいのイメージ

Vokey SM10のソールの選び方  

まずアプローチでダフさせるスイングをしないのならば、ソールは使わないのでソール形状は何を選んでも違いはありません。  ダフらせないならばソールはなんでもいいです。  リーディングエッジからボールにコンタクトするのであればソールがなんであろうとザックリしますし、トップも出てしまいます。  アプローチでダフらせるフィネスウェッジショットができるゴルファーのみがソールの形状に影響を受けます。 

基本のソール形状は、F、S、Mの3種類で十分 

最近は、Vokeyもソール形状をDやTなどの新しいものをリリースしていますが、基本のソール形状であるF、S、Mの3種類を中心に考えましょう。 

F、S、Mのソールを基本として、どうしても特定のミスが出るなどの問題があれば、DやTなどのソールを検討すれば良いです。

SM10のシャフトは?  

PGA、LIVツアープロの場合、ウェッジのシャフトのみ重めかつ柔らかめを選択している選手が多いです。  タイガー・ウッズの場合は、アイアンのシャフトは硬いフレックスのDyamic GoldのX100を使っていますが、ウェッジのシャフトはDynamic GoldのS400です。  タイガーはウェッジショットの時はかなりスイングスピードを落としてスイングするので、柔らかめで重めのシャフトを採用してゆったりスイングするよう意識しています。  

ただ、プロの中でもアイアンより軽いシャフトを使っている選手もいます。例えば、ジョーダン・スピースなんかはアイアンのシャフトより軽いシャフトを使っています。 そう考えると、選手によってウェッジのシャフトの選び方はバラバラ。

アマチュアの場合そこまで神経質にならずアイアンと同じシャフトにしましょう。 アイアンと同じシャフトにして、何か問題があれば別のシャフトを検討しても良いと思いますが、そうなるとまたシャフトの沼にハマってしまいます。やはりアイアンと同じシャフトで。

SM10のロフトセッティングは?  

PGA、LIVツアープロのセッティングは52度、56度、60度のセッティングが多いのですが、日本のアマチュアにとってこのセッティングはおすすめしません。  まず60度のウェッジは一般的なアマチュアには使い道がない。 ロフトが寝過ぎているので実行面積が小さく、アプローチで距離感が出しづらいですし、ダルマ落としのミスの可能性も高くなります。 

海外のプロの場合、しっかりダウンブローに打てるのと、そもそもショットで距離が出過ぎるので距離を落とすためにロフトの大きいクラブを使っています。  ジョーダン・スピースは60度のウェッジも持っていますが、アプローチはミスが出づらい56度のウェッジをメインで使っています。  

アマチュアの場合、最もロフトが寝ているウェッジにはミスの少ない56度を第一優先として、56度だと距離が出すぎるというゴルファーは58度を選択しましょう。  そうなるとSM10ウェッジのロフトセッティングは以下の3つが選択肢となります。  

50度、56度  最も安心感のあるセッティング。 
56度のサンドウェッジをメインで使ってあらゆるライから寄せることができる。  
ダルマ落としのミスが減らせる。  
52度、58度  50度、56度のセッティングだと、距離が出過ぎるとか、グリーン奥からのフワッとアプローチがうまくいかないなど問題があるゴルファーのためのセッティング。  
50度、54度、58度  ウッドやロングアイアン1本抜いてウェッジに重きをおいたセッティング。  
ロングゲームが不利になるが、ほとんど使わないウッドやロングアイアンがあるならこのセッティングでもOK。   

ピッティングウェッジ(PW)のロフトが44〜46度のためのロフトセッティングなので、PWのロフトが43度以下の場合は46度のSM10を投入しましょう。  

Vokey SM10おすすめセッティング3選  

SM10おすすめセッティングNo.1 50-12F、56-10S 

 モデル ロフト バウンス角 グラインド 
ギャップウェッジ SM10 50度 12度 
サンドウェッジ SM10 56度   10度 
ロブウェッジ – – – – 

 

おすすめタイプ  すべてのゴルファー  
ディスタンスウェッジ  ★★★★★ 
5/5点 ダウンブローに打てなくても距離が合わせやすい  
フィネスウェッジ  ★★★★★ 
5/5点 56度をメインに距離が合わせやすい  
バンカー  ★★★★  
4/5点 それなりに距離が出てバンカー脱出しやすい 程よいバウンスで硬いバンカーでも対応できる  

ロフトが立っているPWを入れているアベレージゴルファーから46度のPWを入れいてるハードヒッターまで幅広く適用できるオールラウンドの組み合わせ。  

58度より56度の方がフィネスウェッジの典型的なミスであるダルマ落としが防げます。  56度のサンドウェッジのソールはS(バウンス角は10度)がバランスが良くておすすめです。ある程度バウンスがあって芝を滑ってくれて、さらにソールが削ってあるので芝の抜けもいい。  56度のSはショートゲームの名手ジョーダン・スピースがアプローチでメインで使っている番手。  50度の方は迷わずバウンス角が多めのFの12度を選びましょう。アプローチで使用するときにバウンスが効いてくれて圧倒的に易しいです。  

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SM10おすすめセッティングNo.2 52-12F、58-10M 

 モデル ロフト バウンス角 グラインド 
ギャップウェッジ SM10 52度 12度 
サンドウェッジ – -   – – 
ロブウェッジ SM10 58度 8度 

 

おすすめタイプ  飛距離が出るハードヒッター  
ディスタンスウェッジ  ★★★★  
4/5点 ある程度ダウンブローに打てれば距離は合わせやすい  
フィネスウェッジ  ★★★★  
4/5点 状況によって52度と58度を使ってコントロール  
バンカー  ★★★★★ 
4/5点 高いアゴのバンカーや砂の硬いバンカーで出しやすい  

50度、56度のオールラウンドのセッティングだと、高いアゴのバンカーが苦手、グリーン奥からの高い弾道でのアプローチを打ちたいなど、もう少し高い弾道で寄せたいというゴルファーのためのセッティング。  違和感がなければ58度のウェッジはSM10のMグライドをおすすめします。  硬いバンカーやベアグラウンドなどの難しいライが得意なセッティング。  

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SM10おすすめセッティングNo.3 50-12F、54-14F、58-8M  

 モデル ロフト バウンス角 グラインド 
ギャップウェッジ SM10 50度 12度 
サンドウェッジ SM10 54度  14度 
ロブウェッジ SM10 58度 8度 

おすすめNo.3ウエッジセッティング  

おすすめタイプ  ショートゲーム重視の上級者  
ディスタンスウェッジ  ★★★★★ 
5/5点 100y以内で、小刻みに距離を打ち分けることができる  
フィネスウェッジ  ★★★   
3/5点 54度をメインに使いながら、状況によって58度を使う  
バンカー  ★★★★★ 
5/5点 高いアゴのバンカーや砂の硬いバンカーで出しやすい  

ロブウェッジにバウンスが小さめのウェッジを入れた4本ウェッジ体制。PGA、LIVツアープロのようなセッティング。  基本のアプローチはミスの少ない54度を使って、高くあげないといけない場面や硬いライなどの時に58度を使うセッティング。  100y以内でのショットのバリエーションが多いのでクラブを変えて距離を調整しやすい。  ショートゲームのためにはオプションは多い方がよく、4本ウェッジ体制の方が様々な状況に対応できます。  

ただ、当然ですがウェッジを増やすとウッド、ユーティリティ、ロングアイアンから1本抜かないといけません。  アマチュアの場合、ショートゲームよりロングゲームでスコアを崩すことが多いので、基本ロングゲーム重視の方が良いです。  ティーショットや200y以上のショットで、選択肢が多い方が良いです。 4本ウェッジでショートゲーム重視にしても良いのですが、上達を考えればウェッジは3本体制の方がおすすめです。  

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