2024年のマスターズはスコッティ・シェフラーの優勝で終わりました。
また、タイガー・ウッズも予選を通過し(決勝のスコアは散々でしたが)話題を集めました。
そのスコッティ・シェフラーが愛用しているドライバーシャフトが、VENTUS BLACK。ドローからローフェードまで多彩な変化球を操るスコッティ・シェフラーには最適なシャフトなのでしょう。
対して、タイガー・ウッズはドライバーショットでフェード一辺倒。
ドローヒッターの印象が強いタイガー・ウッズですが、実は40歳以降ではドライバーではフェードボールを多用しています。
そのタイガー・ウッズは2024年からドライバーシャフトをTour AD VFに変更しています。
ハードヒッター向けの2024年のドライバーシャフトの選び方を解説します。
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2023年のハードヒッター向けドライバーシャフトランキングはこちら
HS46m/s以上のハードヒッターのドライバーシャフト選び方
重量60g台のシャフトがおすすめ
成人男性のゴルファーなら、ドライバーには実質50g台〜70g台のシャフトが選択肢になりますが、60g台のシャフトが無難でしょう。
70g台のシャフトだと重くて、硬いので、PGAツアーやLIVツアーの怪力ゴルファー用です。
ちなみに、2024年4月時点のタイガー・ウッズでも60g台のシャフトを使っています。
アマチュアのHS46m/s以上のハードヒッターなら60gで十分でしょう。
50g台という選択肢もありますが、50g台になってしまうとかなり柔らかくなってしまって、インパクトでフェイスが戻ってこないケースが増えてしまうでしょう。
フレックス表記は気にしなくて良い
シャフトにはSとかXとかのフレックス表記がありますが、あまり気にしなくて良いです。
目安程度に考えましょう。
実際、X表記でもSくらいの硬さのシャフトがあります。
例えば、女子プロに人気のスピーダーNXグリーンと、PGAツアープロの使用率が高いVENTUS BLACK、REDの、表記ではなく、実際のシャフトの硬さを示すフレックス値(数値が高い方が硬い)で比べてみると、、
S | X | |
スピーダーNXグリーン 60 | 11.7 | 13.2 |
VENTUS TR RED 6 | 13.3 | 14.6 |
VENTUS TR BLACK 6 | 13.5 | 15.2 |
スピーダーNXグリーンのXはVENTUSシリーズのS表記の硬さと同じ。
厳密にはフレックス値を確認してシャフトを選ぶのが良いですが、シャフトのフレックス値は公表されていません。
そこで、確認するのは、シャフト重量。実は、重量でほぼフレックス値は決まってきますので、重量を参考にしてシャフトの硬さを選びましょう。
実際、スピーダーNXグリーンとVENTUSシリーズのフレックス値に重量を付け足すとこんな感じ。
S | X | |
スピーダーNXグリーン 60 | 11.7(65.4g) | 13.2(67.8g) |
VENTUS TR RED 6 | 13.3(68.4g) | 14.6(72.3g) |
VENTUS TR BLACK 6 | 13.5(68.0g) | 15.2(69.1g) |
目安はこんな感じ。
65g前後 | HS46m/s程度のハードヒッターが使いやすい |
68g前後 | HS48m/s程度のハードヒッターが使いやすい |
69g以上 | HS50m/s以上のハードヒッターが使いやすい |
2024年ハードヒッター向けドライバーシャフトランキング
第1位 Tour AD VF
弾道(高低) | 低め |
弾道(左右) | フェードが打ちやすい |
2024年マスターズでタイガー・ウッズが使っていたドライバーシャフトがこのTour AD VF。
このVFは、Tour ADのロングセラーTour AD DIとほぼ同じスペックですが、DIより低弾道になるタイプ。
24年のタイガー・ウッズのドライバーショットは全てフェードでショットしていて、かなり飛距離が出ていました。
フェードで吹け上がってしまうと飛距離がかなりロスしてしまうのですが、低い弾道が打ちやすいので、フェードで飛距離ロスが少ないシャフト。
SとXでそこまでスペックに差がないので、ハードヒッターなら所有感も含めフレックスはXがおすすめ。
Tour AD VFのタイトリスト純正シャフト最安値はこちら↓
モデル | 重さ(g) | フレックス値 | トルク | キックポイント | 調子係数 |
60S | 65 | 3.3 | 中元 | ||
60X | 67 | 3.3 | 中元 |
第2位 PING TOUR BLACK 2.0
弾道(高低) | 中 |
弾道(左右) | ドローが打ちやすい |
PINGのドライバーを使っているアマチュアのハードヒッターならぜひ試してほしいのが、2023年にリニューアルされたこのPINGの純正シャフトのTOUR BLACK 2.0です。
メーカーの純正シャフトというとハードヒッターには頼りないイメージがありますが、このTOUR BLACKはプロでも使えるスペック。
プロが使うカスタムシャフトに比べると少しだけ軽いので、アマチュアのハードヒッターにはちょうど良いスペック。
純正なので、コストパフォーマンスが最高に良いです。
G420 10K PING TOUR BLACK 2.0カスタムシャフトはこちら↓
モデル | 重さ(g) | フレックス値 | トルク | キックポイント | 調子係数 |
60S | 59 | 3.8 | 中元 | ||
60X | 65 | 3.5 | 手元 |
![](https://surfstylefactory.com/wp-content/uploads/2024/03/pingshaft-160x90.jpg)
第3位 VENTUS TR BLACK
弾道(高低) | 中 |
弾道(左右) | フェードが打ちやすい |
2024年のマスターズを制したスコッティ・シェフラーが使っているドライバーシャフトがこのVENTUS TR BLACK。
PGAツアープロも使うハードヒッター向けシャフトで、トルクも少なめのかなり硬いハードスペック。
60Sも60Xも重さはほとんど変わらないので、ハードヒッターには、SでもXでも合います。
反応の良いシャフトを求めるならX、切り返しでシャフトのしなりを感じたいならSを選びましょう。
VENTUS TR BLACKのタイトリストカスタムシャフトはこちら↓
モデル | 重さ(g) | フレックス値 | トルク | キックポイント | 調子係数 |
60S | 68 | 13.5 | 2.7 | 手元 | 30.1 |
60X | 69 | 15.2 | 2.6 | 手元 | 24.3 |
第4位 Tour AD DI
弾道(高低) | 中 |
弾道(左右) | フェードが打ちやすい |
松山英樹選手やアダム・スコットが愛用するのが、定番中の定番Tour AD DIです。
ハードヒッターがシャフト選びに迷ったら、これを選んでおいて間違いない。
基準となるシャフトなので、一本持っておくと便利です。
Tour AD DIのタイトリスト純正シャフトの最安値はこちら↓
モデル | 重さ(g) | フレックス値 | トルク | キックポイント | 調子係数 |
60S | 65.3 | 12.4 | 3.3 | 中 | 22.7 |
60X | 68.7 | 13.8 | 3.3 | 中 | 22.4 |
第5位 VENTUS TR RED
弾道(高低) | 中~高 |
弾道(左右) | ドローが打ちやすい |
ハードヒッター向けのカスタムシャフトとしては、珍しい先調子のタイプ。
先調子ですが、重さ、フレックス値、トルクとも手元調子のカスタムシャフトより、ハードスペック。
60g台のシャフト表記ですが、Xシャフトは72.3gあります。
先調子ではありますが、極端な先調子ではないのと、シャフトの先がそこまで動きすぎない。
デシャンボーのようにドローで飛ばしたいハードヒッターには最適なシャフトです。
VENTUS TR RED タイトリスト純正シャフトの最安値はこちら↓
モデル | 重さ(g) | フレックス値 | トルク | キックポイント | 調子係数 |
60S | 68.4 | 13.3 | 2.5 | 先中 | 17.8 |
60X | 72.3 | 14.6 | 2.7 | 先中 | 20.6 |
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