かつてはファンボードと呼ばれていたサーフボードがミッドレングスと言われるようになり、ここ2,3年でミッドレングスを選択するサーファーが増えてきていますね。
特にショートボードからミッドレングスに移行したり、ショートボーダーが追加でミッドレングスを購入したり、というケースが多いです。
ミッドレングスには、シングルフィンやトライフィンのモデルがありますが、圧倒的におすすめなのはツインピンのミッドレングスです。
ツインピンのミッドレングスとは
ツインピンはツインフィンでピンテールのサーフボードです。
トライフィンのサーフボードよりテール側に二本のフィンがついていて、シングルフィンとトライフィンの中間くらいのフィーリングのミッドレングス。
ピンテールになっているので、テール側のボリュームが小さくスムーズにターンできます。
テール側にボリュームがないので、ものすごくテイクオフが早いかと言うとそうでもありません。
ツインピンミッドレングスのメリット
ツインピンミッドレングスの大きな特徴はそのコンディションの幅の広さです。
ミッドレングスというと小波用のイメージですが、ツインピンなら小波からオーバーヘッドの大波まで対応できます。
海外の掘れた大きな波でも対応できる。
当然ショートボードに比べるとボリュームがあるので、ヒザモモの小波でも十分使えます。
世界No.1のミッドレングスツインピンの使い手Mikey Februaryのライディングを見てください。かなり大きな波でも十分に使えるのがイメージできると思います↓
Mikey February Twin Pin Indo Sessions – V.2
ツインピンミッドレングスの推奨スペック
長さ
小波から大波まで幅広く対応するためにはあまり長すぎると扱いづらくなりますので、体重にかかわらず6’8がおすすめです。
小波をメインとするミッドレングスの長さは7’2をおすすめするのですが、ツインピンなら6’8にしましょう。
これくらいの長さなら、ある程度テイクオフが楽で、大きな波の時のドルフィンスルーも容易です。
幅
これも体重関わらず20 1/2としましょう。
これくらいの幅がちょうど扱いやすいです。
安定感もあり、ターンもしやすいというちょうど良いバランスの幅です。
厚さ
長さと幅は固定で、厚さでボリュームを調整します。
体重やレベル、対応したい波によって幅を決めます。目安としては以下の通り。
厚さ | レベル | 体重 | コンディション | ドルフィンスルー |
2 9/16 inch | 中級〜上級 | 〜75kg | モモ〜オーバーヘッド | 容易 |
2 13/16 inch | 初級〜上級 | 〜80kg | ヒザ〜アタマ | なんとかできる |
3 inch | 初級〜中級 | 〜85kg | ヒザ〜ムネ | 難しい |
まずおすすめなのはオールラウンドで使える2 9/16inch。
2 9/16の厚さはパフォーマンス系のショートボード並の厚さでミッドレングスとしては薄め。
薄めなのでドルフィンスルーも容易で大きな波でも余裕でパドルアウトできます。ライディングしてみるとクイックに動かすことができショートボードっぽいターンが可能です。
厚さが3くらいになるとかなりテイクオフの速さを実感できます。
小波を中心に使うなら3inchくらいの厚さでも良いです。
ただ3inchくらいの厚さになってしまうと、かなりボードを沈めるのが難しくなってドルフィンスルーが厳しくなってくるでしょう。体重がある方ならボードを沈めることができるとは思いますが。
ツインピンミッドレングスのおすすめランキング
最もおすすめするのはいつも行っているサーフショップでのオーダーですが、オーダーが難しい場合、おすすめはこちらの3つです。
ツインピンミッドレングスおすすめNo.1 Channel Islands Twin Pin (カスタムオーダー)
ツインピンミッドレングスの世界一の使い手のMikey Februaryとコラボしたモデル。
このモデルであればスペックをカスタム可能です。
既成のスペックだとボリュームが大きすぎるのですが、スペックを指定することができます。
おすすめスペックの 6’8 × 20 ½ × 2 9/16を指定することができます。
オーダーはこちらから可能です。
ツインピンミッドレングスおすすめNo.2 JS Industries Big Baron PE Carbon Fusion
既製品で”使える”スペックなのがJS Industries のBig Baron。
ちなみに、Big Baronのスポンジボードタイプのものもリリースされていますが、これはサーフボードとは別物なのでおすすめしないです。PEのモデルを選びましょう。
Big Baronも大きな波でも使えるミッドレングスとして開発されたツインピンミッドレングス。
小波からオーバーヘッドのサイズの波まで十分に使えるスペックです。
大原洋人選手がBig Bronを乗っている動画があります。
ミッドレングスですが、乗り方はほとんどショートボードの乗り方。
おすすめスペック
タイプ | 長さ | 幅 | 厚さ |
中級者〜上級者 | 6’8 | 20 3/4 | 2 5/8 |
初級者〜中級者 体重のある上級者 | 6’8 | 21 | 2 7/8 |
Big Baron PE Carbon Fusionの最安値はこちら↓
ツインピンミッドレングスおすすめNo.3 Channel Islands Twin Pin (既成品)
Channle IslandsのTwin Pinについてはカスタムオーダーができるので、そちらが本来はおすすめですが、急ぎで手に入れたい場合はこちら。
おすすめスペック
タイプ | 長さ | 幅 | 厚さ |
初級者〜上級者 体重のある上級者 | 6’7 | 21 | 3 |
初級者〜中級者 | 6’9 | 21 1/4 | 3 1/16 |
6’7 Channel Islands Twin Pin の最安値はこちら↓
6’9 Channel Islands Twin Pin の最安値はこちら↓
ツインピンのフィンの選び方
ツインフィンには大きくは、フィンの角度が垂直に立っているTwinと寝ているKeelがあります。
ツインピンミッドレングスにはクイックなターンを可能にするために、フィンの角度が垂直に立っているTwinフィンをおすすめします。
FCSのツインフィンの選び方はこちら↓
おすすめのフィンは基本この二つです。
FCS Christenson Twin
スタンダードなTwin。
フローを感じながらクイックにターンができるモデル。ショートボードに近い感覚でライディングできます。
FCS Christenson Twinの最安値こちら↓
FCS Britt Merrick Twin
オールラウンドに使えるツインフィン。
Christenson Twinよりフィンの角度が寝ていて大きな波でもフィンが抜けずに粘ってくれます。
FCS Britt Merrick Twinの最安値こちら↓
リーシュコード、デッキパッドの選び方
リーシュコードは一般的なショートボード用のもので問題ありません。
FCSのリーシュコードが足に絡みづらくておすすめです。
FCSのリーシュコードはこちら↓
デッキパッドはツインピンの場合、まあつけても良いですが、ない方がスタイリッシュですので、デッキパッドは必要ないです。
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