ドライバーのヘッドスピード46m/sのハードヒッターなら、しっかりヒットしてキャリーとランを合わせて、常時270yは飛ばしたいところです。
ドライバーのティーショットで270y飛べば、500y程度のパー5なら残り200y前後。
200y前後のセカンドショットなら、ハイブリッドやロングアイアンでグリーンを狙えます。
ラウンドで4回あるパー5のセカンドショットでグリーン周りまでボールを運べれば、2回ほどバーディが取れるようになるでしょう。
スコア80台で回るにはバーディは必要ないですが、常時70台で回ってシングルプレーヤーになるには、ラウンドで平均2回バーディを取りたいです。
70台で回る時のラウンドの考え方はこんな感じ。
Par3 = 5割はボギーでもOK = ±2
Par4 = 5割はボギーでもOK = +5
Par5 = 2回はバーディで上がる = -2
全体 = +5 = スコア77
Par5でバーディが計算できないと、+7となってしまいスコアは79とギリギリ。
Par4では必ずしもドライバーを使う必要はないですが、Par5でバーディを取るためには270yドライバー飛距離は大きな助けになってくれます。
ハードヒッターが安定して飛距離を維持するためのドライバー選びの徹底ガイドです。
ハードヒッター向けドライバーの選び方
総重量が一番大事
ドライバー選びで一番大事なのは総重量です。
軽すぎたり、重すぎたりするとスイングがスムーズになりません。
ドライバーの総重量はアイアンの重量から決まってきます。
125g台のアイアンシャフトを使っているなら、4番アイアンの重量は大体417g程度になっているはずです。
4番アイアンからドライバーになるつれ徐々に重量を軽くしていくのが理想です。
ドライバー | 325g |
3W | 340g |
5W | 350g |
3U | 375g |
4I | 417g |
このように、5W以降のウッド系の重量を番手ごとに10~20g軽くしていきます。
アイアンのシャフトが125gのものを使っているなら、ドライバーの重量は320g台になるのが理想です。
100~110g台の軽量のアイアンシャフトを使っているなら、ドライバーも300g程度の軽量のものを使うのが良い。
ハードヒッターの場合、120g以上の重めのアイアンシャフトを使っているはずですので、ドライバーの総重量は320g台がおすすめです。
ヘッドのみの重量ですと、200g程度がおすすめ。
重心角と重心距離をチェックすべき
ドライバーのつかまりに大きく影響するのは、重心角と重心距離です。
重心角はドライバーを置いたときにできるドライバーのフェースが向く角度。
フェイスの向きが天井を向くほどフェイスが返りやすくなり、つかまりが良くなります。
重心距離は、フェイスの中心とネックとの距離。
重心距離が長くなると遠心力が大きく働きボールを強く押せて飛距離が出る反面、フェイスを閉じづらくインパクトでフェイスが右を向いて、ボールが右に出やすくなります。
重心角 | 重心距離 | |
フッカー | 小さめが○ | 長めが○ |
スライサー | 大きめが○ | 短めが○ |
ロフト
ロフトについては、ヘッドスピードが上がれば上がるほど低ロフトの方が良いですが、では盲目的に9度のモデルを選べば良いかというとそうではないです。
ロフトを選ぶには、まずドライバーのアタックアングルを把握しましょう。
ドライバーの場合、ボールに対してアッパー軌道で当てるのが基本ですが、HS46m/s以上ですと、ボールの打ち出し角は10-14度が理想です。
ボールの打ち出し角は、クラブフェースの角度 + スイング軌道で決まるので、スイング軌道がダウンブロー気味の人はロフトが寝ているドライバーを選んだ方が良いです。
最近のゴルフショップなどで、弾道計測機を使ってドライバーの軌道を確認しましょう。
1-5度のアッパー軌道でスイングしているなら、9度ロフトを選びましょう。
-2-0度のレベルスイングの軌道なら10度のロフトを選んだ方が良いです。
ただ、アマチュアでドライバーがダウンブローやレベルスイングでドライバーをスイングしている人はあまりいないのではないでしょうか。
HS46以上なら、9-9.5度のロフトが合う人が多いと思います。
8-8.5度のロフトのクラブも販売されていますが、4-5度のアッパー軌道が強い人や、50m/s以上のヘッドスピードのゴルファーであればフィットするでしょう。
ちなみに、ドライバーの表示ロフトと実測ロフトには差がありますので、実測ロフトも選ぶ時は気をつけましょう。
ロフトが立っているとサイドスピンが入りやすく曲がり易くなります。
スライスやフックに悩んでいる方はロフトを増やしてみましょう。
シャフト
昨今、さまざまなシャフトがリリースされていますが、実はハードヒッターにとっての選択肢はかなり絞られます。
元調子系のシャフトで、先端部分の強度の高いシャフトがおすすめ。
ハードヒッター向けの鉄則のシャフトは以下の3モデル。
Ventus TR Blue = 飛距離性能が高いシャフト。このシャフトを使えばヘッドスピードが上がる
Tensei CK Orange = コントロール性能で選ぶならこれ。自在にボールを操れる
Tour AD DI = 安心安定のシャフト。コストパフォーマンスに優れている。コスパで選ぶならこれ
ハードヒッター向けのドライバーシャフトの選び方完全ガイドはこちら
ハードヒッター向けおすすめドライバー
第1位 タイトリスト TSR3 Driver
弾道タイプ | フェード |
飛距離 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★★★ |
ゴルファータイプ | ・左のひっかけを無くしたいゴルファー ・フェースローテーションが少ないゴルファー ・安定したフェードで、飛距離も出したいゴルファー |
おすすめシャフトNo.1 | Tensei CK Pro Orange 1K |
おすすめシャフトNo.2 | Ventus Blue TR |
おすすめシャフトNo.3 | Tour AD DI |
表示ロフト/実測ロフト (°) | 9.0/8.3 |
実測ヘッド体積 (cc) | 456.2 |
ヘッド実測重量 (g) | 201.7 |
重心距離 (mm) | 41.6 |
重心角 (°) | 23.8 |
慣性モーメント (g/cm3) | 4,756 |
とにかく、引っ掛けづらいドライバー。
というか、フェードしか出ないと言っても過言ではないドライバー。
慣性モーメントが4,756と大きく、弾道を打ち分けたいというより、フェード一本で勝負するゴルファーに適しています。
ロフト9°のモデルの実測ロフトは8.3°と立っていて、重心距離も41.6mmと長めでボールに力が伝わりやすく、飛距離性能は非常に高いです。
超低スピンでドローンと飛んでいく、左のミスになりづらいフッカー向けの最高のドライバーがこれ。
タイトリストのシャフトとドライバーをつなぐスリーブは、2009年ごろの発売のモデルからずっと変わっていなくて、中古モデルから豊富にシャフトやヘッドを購入して試すことができます。
また、ゴルファーもシャフトが豊富なことがわかっているので、中古市場に出回るシャフトやドライバーヘッドが多いです。
という意味で、タイトリストは買っておくと長期的にはコストパフォーマンスが非常に良いドライバーです。
TSR3 Driverの最安値はこちら↓
第2位 PING G430 LST
弾道タイプ | ストレート~ドロー |
飛距離 | ★★★★ |
コスパ | ★★★ |
ゴルファータイプ | ・とにかくスライスに悩むゴルファー |
おすすめシャフトNo.1 | Tensei CK Pro Orange 1K |
おすすめシャフトNo.2 | PING TOUR BLACK 2.0 |
おすすめシャフトNo.3 | Ventus Blue TR |
表示ロフト/実測ロフト (°) | 10.5/9.7 |
実測ヘッド体積 (cc) | 444.6 |
ヘッド実測重量 (g) | 203.4 |
重心距離 (mm) | 42.1 |
重心角 (°) | 29.3 |
慣性モーメント (g/cm3) | 5,030 |
コンパクトなヘッドで、重心角が29.3°と、ドローを打たせようという意図を感じるドライバー。
ヘッド重量が重めで、重心距離も42.1mmと大きいので、強い球を打ちやすい。
とにかくスライスに悩んでいるハードヒッターには絶対これ。
PGAツアーでの使用率も高い。
おすすめシャフトはTensei CK Pro Orange。蝉川泰果プロもPINGのヘッドとTensei CK Pro Orangeの組み合わせですね。
PINGは純正シャフトのPING TOUR BLACK 2.0も十分にハードヒッターでも使えるスペックです。
純正シャフトはコストパフォーマンスがよく、おすすめ。
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第3位 スリクソン ZX5 マークII ドライバー
弾道タイプ | フェード~ストレート |
飛距離 | ★★★★ |
コスパ | ★★★ |
ゴルファータイプ | ・フェースローテーションが少ないゴルファー ・コントロール性と直進性を両立させたいゴルファー |
おすすめシャフトNo.1 | Tour AD DI |
おすすめシャフトNo.2 | Diamana PD |
おすすめシャフトNo.3 | Ventus Blue TR |
表示ロフト/実測ロフト (°) | 10.5/10.0 |
実測ヘッド体積 (cc) | 459.1 |
ヘッド実測重量 (g) | 199.2 |
重心距離 (mm) | 43.3 |
重心角 (°) | 26.7 |
慣性モーメント (g/cm3) | 4,985 |
スリクソンは、ZXシリーズからとてもできの良いクラブを作っています。
ZX5 マークIIは操作性がよく、投影面積もほどほどなので、安心してボールをコントロールできます。 松山英樹が使用するモデルがこのスリクソンZX5 Mark IIです。
重心距離は43.3mmと長いのですが、重心角が26.7°とつかまりやすい設定。ストレートからフェードの弾道を意識してスイングすればその通りに打ち出せます。
日本メーカーなので、一個一個の製造誤差が非常に小さいのも特徴です。どのモデルを買っても一定の性能が期待できます。
日本メーカーの良さはとにかく平均値が高いこと。製造の正確さはやはり世界一です。
おすすめのシャフトはVENTUS TR BLUEもしくは、松山秀樹と同じ Tour AD DI。ZX5の場合は、Diamana PDが標準シャフトとなっており、ヘッドとの相性が良いので、Diamana PDも選択肢に入れましょう。
ZX5 マークII ドライバーの最安値はこちら↓
第4位 テーラーメイド Stealth2 ドライバー
弾道タイプ | フェード~ドロー |
飛距離 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★ |
ゴルファータイプ | ・弾道を意図通りに操りたいゴルファー |
おすすめシャフトNo.1 | Ventus Blue TR |
おすすめシャフトNo.2 | Tensei CK Pro Orange 1K |
おすすめシャフトNo.3 | Tour AD DI |
表示ロフト/実測ロフト (°) | 9.0/8.6 |
実測ヘッド体積 (cc) | 458.2 |
ヘッド実測重量 (g) | 200.2 |
重心距離 (mm) | 40.7 |
重心角 (°) | 27.8 |
慣性モーメント (g/cm3) | 5,109 |
重心距離40.7mm、重心角27.8°と、アスリートモデルのドライバーとしては、全てが中間のモデルがテーラーメイドのステルス2プラス。
ボールを意図通りに曲げたいゴルファーには最適なモデルです。
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第5位 PING G430 MAX ドライバー
弾道タイプ | ドロー |
飛距離 | ★★★★ |
コスパ | ★★★ |
ゴルファータイプ | ・ドライバーショットが苦手なハードヒッター ・スライスに悩むゴルファー |
おすすめシャフトNo.1 | PING TOUR BLACK 2.0 |
おすすめシャフトNo.2 | Tensei CK Pro Orange 1K |
おすすめシャフトNo.3 | Ventus Blue TR |
表示ロフト/実測ロフト (°) | 10.5/11.1 |
実測ヘッド体積 (cc) | 459.3 |
ヘッド実測重量 (g) | 201.6 |
重心距離 (mm) | 44.1 |
重心角 (°) | 32.1 |
慣性モーメント (g/cm3) | 5,412 |
5,412と最大の慣性モーメントを誇る、とにかく曲がらないドライバー。
重心距離は長めですが、重心角が32.1度もあるので、フェースをスクエアに戻しやすくスライスに悩むゴルファーには最適なドライバーがこのG430 MAX。
ヘッドスピードは速いが、ドライバーが曲がるという初心者や中級者はかなりのメリットを感じるでしょう。
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第6位 タイトリスト TSR2 ドライバー
弾道タイプ | 軽いフェード~軽いドロー |
飛距離 | ★★★★ |
コスパ | ★★★★ |
ゴルファータイプ | ・ストレート系の球筋で攻めたいゴルファー |
おすすめシャフトNo.1 | Ventus Blue TR |
おすすめシャフトNo.2 | Tour AD DI |
おすすめシャフトNo.3 | Tensei CK Pro Orange 1K |
表示ロフト/実測ロフト (°) | 9.0/8.4 |
実測ヘッド体積 (cc) | 461.0 |
ヘッド実測重量 (g) | 202.2 |
重心距離 (mm) | 40.8 |
重心角 (°) | 27.2 |
慣性モーメント (g/cm3) | 4,947 |
TSR2 ドライバーの最安値はこちら↓
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