- ディスタンスウェッジで引っ掛けが多い方
ティーショットが会心の当たりで、残り100ヤードくらいの距離からパーオンを狙うコントロールショットで、引っ掛けてサイドバンカーに捕まり、バンカーからも1打で出ずに4オン2パットのダブルボギーのようなシチュエーションってよくあると思います。
100ヤード前後のディスタンスウェッジの距離の引っ掛けのショットは大きくスコアを崩す要因になるので、修正しなければなりません。
大きな引っ掛けのメカニズムは、
- クラブヘッド軌道がインサイドから入りすぎ
- インパクトでフェースがクローズ
の2つの要因で起こります。
この2つが起こっている要因は、人によって様々なのですが、まず、スイングプレーンと手の位置を後方からスマホなどで撮影して確認してください。
そして、スマホアプリなどで、このように線を引いてください。
Kizuki というアプリがシンプルで無料なのでおすすめです。
Kizukiを使って、シャフトのラインと、シャフトのネック部分と腕の肘を結んだラインを引きます。
まず、チェックすべきはテイクバックで
- クラブシャフトが地面と平行になった位置(P2の位置)
です。
まずは、PGAツアープロのP2の位置はこんな感じです。
手の位置がシャフトのプレーン上(黄色のライン)をなぞるように上がっていきます。
ここの手の位置が重要なのですが、引っ掛けの多いアマチュアは、手の位置がプレーンから外れて上の緑のライン上あたりまで上がってしまう方が多いです。
P2で手の位置が緑のラインまで上がってしまうPGAのツアープロはほぼいません。
上のラインまで手が上がってしまうと、重力でクラブヘッドが落ちて、クラブヘッドがスイープすぎる軌道となって、インサイドから入りやすくなります。
この癖がある場合は、直さないとディスタンスウェッジは絶対に安定しません。
修正方法としては、いい動画が上がっていないんですが、
- 適当な大きさのボールを用意します(サッカーのリフティング用ボールとかが大きさ的に最適です)。クラブはあってもなくても良いです。
- よくボールを使ったレッスン動画みる腕にボールを挟むのではなく、ボールを肘と鳩尾のあたりでがっつり挟んで落ちないようにします
- そのままボールを肘で鳩尾に押し付けるようにして、P2(シャフトが地面と平行)のポジションまで手をできるだけ体の近くを通るようにテイクバックします
このような練習を、自宅で毎日30回くらい繰り返して、練習場でも再現できるようにしましょう。
初めはすごく違和感があると思いますし、ボールに当たるイメージが全く出ないと思います。
また、手を体から離さないようにすると、クラブをインサイドに引きすぎてしまう、ということもあると思います。
ただ、初めはクラブをインサイドに引きすぎても気にしなくて良いです。
まずは、P2の手の位置を治す、ことに注力しましょう。
P2の手の位置が直れば、トップでの手の位置も自然とプレーンに近くなり、ダウンスイングでも手が前に出なくなるので、ミスが減るはずです。
P2の手の位置が直ったら、クラブの位置を修正して行きます。
クラブヘッドをインサイドに引きすぎていたら、手は体の近く、クラブはボールと平行にあげるというイメージの練習をしてみましょう。
そうすれば、手もクラブもプレーンに乗ってきて、ショットの正確性が上がるはずです。
まずは、手の位置を修正して、その次にクラブヘッドと順序で修正しましょう。
3ヶ月ほどボール挟みの練習を続ければ、逆に手元がうくスイングができなくなるはずです。
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