ディスタンスウェッジは、ピッチングウェッジのフルショットとフィネスウエッジ(グリーン周りのアプローチ)の間を埋めるショットです。
フィネスウェッジはグリーンエッジから20ヤード付近で使うショットなので最大でも35ヤードとして、ピッチングウェッジのフルショットが120ヤードであるなら、35ヤードから120ヤードの距離をカバーするショットです。
このショットが安定すれば、ラウンドにおいて非常に大きな武器になると思います。
1.狭いスタンスのセットアップ(アドレス)
フルショットの時よりも狭いスタンスをとります。
左足をひいてオープンに構えた方がいいというレッスンもありますが、スタンスはスクエアで良いです。
ディスタンスウェッジの距離でも、フェード、ストレート、ドローの軌道を操っていきたいためです。
2.ボールの位置関係はフルショットと同じ
ボールの位置は、フルショットの時と同じ関係となります。
ボールは左足より一足分中に入れる、クラブとグリップの距離だけ離れる、これです。
多くのアマチュアが近くに立ちすぎているので、注意が必要です。
この記事を参考にしてください。
3.体重を左側にかける
体重を左側にかけます。55:45くらいで良いです。
極端に左に体重をかけなくても良いですが、左にかけてないと特にトップの原因となります。
4.スイング中は左サイドへ体重を残し続ける
スイング中は左サイドへ体重を残し続けます。
そして、切り返しでは、さらに左サイドに体の中心を倒していきます。
アドレスで55:45くらいの体重配分だったのを、切り返し以降は、90:10で左に乗っていきます。
インパクトでは、体の中心(チ○コ)が、ボールを追い越してターゲット方向にしっかり持っていってください(これが最も重要)。
以上が基本となります。
そして、距離の打ち分けは、クラブと振り幅で行います。
振り幅のバリエーションは、時計の文字盤を意識して、
- 腕が7:30から4:30
- 腕が9:00から3:00
- 腕が10:00から2:00
の3つを習得してください。 クラブの位置ではなくて腕の位置なので注意してください。
大事なのは、
- スイングの意識は同じ
- すべての振り幅で同じリズムで
スイングすることです。
特に、同じリズムでスイングするのは非常に大事なので、スマホのメトロノームアプリや、このような耳につけるタイプのメトロノームを使ってリズムを一定にすることを意識してください。
個人的には、スマホのメトロノームより耳につけるタイプのメトロノームの方が操作がシンプルで、練習場でも他のゴルファーに迷惑をかけないのでおすすめです。
少し前には、ゴルファー用のKORGのメトロノームが販売されていたのですが、現在は見つかりませんでした。。
ウェッジは、ピッチングウエッジ、アプローチ(ギャップ)ウェッジ、サンドウェッジ、ロブウェッジの4つを使います。
ロブウェッジを持っていない方はいらっしゃると思いますが、その場合は、ロブウェッジは使わなくて良いです。
ただ、ロブウェッジがあると距離のバリエーションが3つ増えますので、ログウェッジがちゃんと打てるとショートゲームは絶対有利です。
ロブウエッジはしっかり体重移動してハンドファーストで打たないと、距離が極端に出ない”ダルマ落とし”になるのですが、有効な武器になるので、ハンドファーストのダウンブローショットは習得したいところです。
そして、各ウェッジでの各振り幅での、キャリーの距離を記録しておきます。
ランを含めた距離ではなく、キャリーの距離を正確に記録してください。
4つのウエッジを持っている方なら4*3=12通り、3つのウエッジなら3*3=9通りの距離が記録できます。
基本的には、ラウンドでは残り距離からこの9通りか12通りのショットから選択することになるのですが、実際にラウンドに行くとこの種類全部使うことは滅多にないと思います。
よく使うのは、
- ピッティングウェッジの10時-2時
- アプローチウェッジの10-2時
- サンドウェッジの10-2時
- サンドウェッジの9-3時
- サンドウェッジの7:30-4:30
- ロブウェッジの10-2時
- ロブウェッジの9-3時
- ロブウェッジの7:30-4:30
となるはずですので、最低でもこれだけは記憶して使い分けてください。
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