2023年4月にこのモデル7代目となるVokey Forgedが発売されました。
Vokeyには2022年に発売されたSM9もありますが、結局どちらを買えば良いのでしょうか。
Vokey Forgedとは?
タイトリストが日本専用に発売したモデル。
Vokeyで初めての軟鉄鍛造ウェッジが、Vokey Forgedシリーズです。
2023年4月にリリースされたVokey Forgedが7代目。日本だけの発売ですが、実はかなり息の長いモデルです。
グライドがF、M、K、Bの4つ用意されています。
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Vokey SM9とは?
SMとはSpin Milledの略で、元々はスピンミルドシリーズと言われていました。
ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスなどの世界のトッププロの使用率が高いモデル。
ソール形状の豊富さが特徴で、2023年3月に新しくTグラインドが追加されています。
Tグラインドは、パトリック・キャントレーやジャスティン・トーマスが使用するローバウンスソール。
硬いライからのショットで使える上級者向けのグラインドです。
新しく追加されたTグラインドも含め、F、S、M、K、D、L、Tの7つのグラインドが用意されています。
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SM9とVokey Forgedの共通点
SM9とVokey Forgedの違いを説明する前に、共通点から。
Vokeyの他のクラブメーカーにはない特徴はカスタマイズオプションの豊富さです。
Vokeyだけが、ロフト角、ライ角、長さ全てインターネットでもカスタマイズすることができます。
これはSM9とVokey Forgedも同じ。
どちらを選んでも細かくカスタマイズすることができます。
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SM9とVokey Forgedの違い
Vokeyシリーズの違い1:鍛造と鋳造
まず大きな違いは製造方法です。
SM9は軟鉄鋳造、Vokey Forgedは軟鉄鍛造。
素材は軟鉄で一緒なのでどちらも購入後のライ角、ロフト角調整は可能ですが、鋳造と鍛造では打感が違います。
鋳造とは型に鉄を流して整形する方法、鍛造とは鉄を叩いて(鍛えて)鉄を整形する方法。
鍛造の方が鉄を圧縮しているため強度が高いです。従って、ゴルフクラブ以外だと航空機や自動車部品に使われたりします。
鍛造は鉄が圧縮されていて、柔らかい打感になります。ボールを実際にヒットした後に少し時間があって手に感触が伝わる感じ。
「柔らかい打感」をウリにしているアイアンはほぼ全て軟鉄鍛造で製造されています。
対して、鋳造の方が製造誤差が小さく、鉄を叩く工程を削減できるのでコストが安くなります。また、キャビティアイアンのように複雑な形状を整形することも可能です。
軟鉄鍛造のVokey Forgedの方が打感は柔らかい反面、コストが高くなります。
実際、鋳造のSMシリーズの打感はかなりソリッドです。
Vokeyシリーズの違い2:グラインド
Vokey Forgedが F、M、K、Bの4つSM9が F、S、M、K、D、L、Tの7つのグラインドを用意していて、SM9の方が豊富です。
同じFやMでもバウンス角に違いがあるのがポイントです。
グラインド | Vokey Forged | SM9 |
F | 10° | 8°、10°、12°、14° |
S | – | 10° |
M | 10° | 8° |
K | 13° | 14° |
D | – | 12° |
L | – | 4° |
T | – | 4° |
B | 6° | 6° |
Vokeyシリーズの基準になるグラインドは従来からあるF、S、Mなのですが、特にMグラインドでVokey Forgedの方がバウンスが10°となっているのが注目です。
Mグラインドは現在でもPGA、LIVツアープロの使用率が高いグラインド。ただ、SM9の場合Mのバウンス角が8°と小さくなっていて、アマチュアには少々ハードルが高いです。
Vokey ForgedのMグラインドのバウンス角10°は、しっかりフィネスウェッジを習得していればザックリ、トップを怖がらずアプローチできる安心感があります。
フィネスウェッジでは左足側にボールを置いて意図的にダフらせます。このアプローチの場合は、グラインドは10~14度はあった方がいいです。
その意味で、Vokey Forgedの方が少しだけ易しい設計となっています。
ザックリ、トップが激減する!フィネスウェッジの完全解説はこちら↓
Vokeyシリーズの違い3:フェース
フェースは若干ですが、Vokey Forgedの方がグース気味です。
SM9は伝統的にリーディングエッジが前に出るような形状なので、この点はVokey Forgedの大きな特徴。
若干グースになっていることで、ボールを拾いやすい感覚が得られます。
Vokey ForgedとSM9の違いまとめ
Vokey Forged | SM9 | |
製造方法 | 軟鉄鍛造 | 軟鉄鋳造 |
打感 | 柔らかい | 少し硬め |
グラインド | 4種類 バウンスが大きめで易しい | 7種類 バリエーションが多く初級者からプロまで対応 |
フェース | ほとんどストレートだが、若干のグースネック | ストレートネック |
価格 | ¥36,300(税込) ※Dynamic Goldの場合 | ¥27,500(税込) ※Dynamic Goldの場合 |
全体的にVokey Forgedの方がバウンスが大きく易しい設計となっています。打感もVokey Forgedの方が優れていると感じる方が多いでしょう。
Vokeyの一番の特徴であるカスタマイズの豊富さはVokey ForgedもSM9も同じなので、価格差以外で悩むからVokey Forgedを選んだ方がスコアを縮めることができます。
個人的には、56°までならVokey ForgedもSM9も易しさは変わらないので、迷わずコストが安いSM9。
58°以上になると、バウンスが小さいと距離感を合わせるのが難しくなるのと、やはりVokeyのメインのグラインドであるMグライドを使いたいためVokey Forged。
56°までのサンドウェッジならSM9、58°以上のロブウェッジならVokey Forged。これがおすすめです。
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