【2023-2024年】ツインチップスキー板を買うならどのモデルか?おすすめ人気トップ8選 

ギア

パークやハーフパイプでスキーで楽しむなら、ツインチップのスキーが必要です。 

ツインチップのスキーは前側だけでなく後ろ側も反っているため、後ろ向きでも滑走が容易で、キッカーなどでジャンプした時も反っているスキー板の後ろ側が先に着地してくれるため、安心して飛ぶことができます。 

このように前後が反っています。ARMADAより

通常のスキーとは違って、デザインもスタイリッシュなものが多く”スキーヤーはダサい”というイメージを払拭してくれます。 

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ツインチップのスキーはパークだけでなく、ピステ(圧雪バーン)や上級者むきの非圧雪のコブコブゾーンやパウダーでも十分に使うことができます。 

雪山でスノーボーダーと混じってもスタイリッシュに技を決めることができ、パークから非圧雪まで滑走の幅が広いのがツインチップスキー。 

ツインチップスキーのフリーランの性能は? 

パークで性能を発揮するツインチップスキーですが、ピステでのフリーランでも楽しく滑走できます。 

練習が必要ですが、後ろ向きでも滑走できるので滑走のバリエーションが広く、一般的なスキー板より楽しく滑ることができます。 

フリーランの性能も全く問題なし。 

ツインチップスキーで非圧雪バーンは? 

モーグル用の板ほどではないですが、ツインチップの板でも非圧雪バーンでも全く問題なく滑走できます。 

個人的には不整地での滑りを左右するのは板の性能ではなく、ブーツとビンディングおよびスキーヤーの技量の方の影響が圧倒的に大きいです。 

板のテール側が長いので、少しコブで引っかかる感覚があると思いますが、不整地では時にはコブを飛び越える場合もあります。そういう時はツインチップは着地の安心感があり、威力を発揮します。 

細かくターンしてコブの頂点に対してスキーをズラしながら対処するにはほんの少し難がありますが、コブをジャンプして超えていく時には有利なので、結果的にツインチップのスキーでも問題なく不整地を攻めていけます。 

斑尾高原の上級コース。これくらい非圧雪でもツインチップで余裕。

また、バックカントリーのパウダーも楽しめる。

100mm以上の幅の板を選べばパウダーでも浮力が得られ、ジャンプする場面でも安定するのでツインチップは活躍できます。

最適な長さは? 

スキー板が長くれば長くなるほど、安定性が増します。短いと逆に回転性がよくなります。 

スピードが出れば出るほど安定性が必要になってくるので、急な斜面を滑る上級者ほどスキー板は長くなる傾向にあります。 

パークでスキーをするにしても、スキー板は長い方がトリックがダイナミックに見えるので、上級者ほど長くなります。 

まず、この原則を覚えて、スキー板の長さを選びましょう。 

フリースタイルスキーの初心者の場合は、軽い板の方が絶対に良いです。軽い方が板を空中で回しやすくなります。

当然、短い板の方が軽量なので初心者は短い板を選びましょう。

初心者には身長より7~10cmほど短い板がおすすめ。

中級者になると身長と同じくらいがおすすめ。

中級者でもより上達を目指すならば、身長プラス5センチくらいの長い板を選択した方がいいです。 長い板を使うことで滑りやジャンプがダイナミックに見えます!

上級者は好みですが、身長と同じか身長プラス5センチくらいで選ぶのが良いですよね!

身長より10センチ以上も長くなってしまうと、扱いづらくなってしまいます。 

各メーカーより大体160cm台、170cm台、180cm台の長さの板が提供されていて、微妙に長さが違いますので、自分の身長に合ったモデルを選びましょう。

最適な幅は? 

幅は広い方が安定性が増します。 

特に、パウダースノーを滑る際には幅が広くないとスキー板が雪に潜ってしまうので、パウダーを滑る際にはそれなりの幅が必要です。100mm以上の幅があるとパウダースノーで滑りやすいです。 

ただ、幅が広すぎるとターンがしづらい。例えば、細かいターンが必要なモーグル選手の板は大体85mmくらい。 

パークやフリーライド、パウダーまでオールラウンドに使いたい場合、最もバランスよく使えるのが、90mm~100mmのツインチップ。 

まずは最初の一台ということなら、板の幅が90mm~100mmのものを持っていると良いです。

幅が狭い方が板が軽くなるので、初心者は90~95mmくらいの細い板を選びましょう。

Radiusとは? 

Radiusはスキー板の回転半径を決める数値です。 

Radiusが大きいほど、回転半径が大きく安定した滑降が可能になります。逆に小さいほど、細かなターンが可能です。 

また、力のあるスキーヤーだと、スキーの真上に乗って板を撓ませてターンするということもできますので、上級者になればなるほどRadiusは大きいものを選ぶのが良いです。 

初級者でしっかりターンできるのであれば、上級者と同じくRadiusは大きいものでも問題ないです。 

スキーの長さによって同じモデルでもRadiusは変わりますので、何mがいいかとは一概に言えませんが、以下は頭に入れて選んだ方がいいでしょう。

・初級者ならRadiusは小さめ、上級者ならRadiusは大きめがおすすめ

・滑走、フリーランを重視するならRadiusは大きめ

ツインチップスキーのおすすめメーカー 

スキーではOGASAGA、スノーボードではYONEXと、日本のメーカーも頑張っているスキー、スノーボードメーカー業界ですが、ツインチップスキーに関しては日本のメーカーの存在感は大きくないです。 

基本的には海外のメーカーを選ぶことになりますね。 

ARMADA 

実はツインチップスキーでは、スノーボードでのBURTONのCUSTOMシリーズと同じく、定番中の定番と言われる基本となるモデルがあります。 

それは、ARMADAのARVシリーズ。 これこそツインチップスキー板の王道。

ARMADAはスノーボードのBURTONと同じく、ツインチップスキーの米国発の老舗メーカーです。 

ツインチップのスキー板なら、まずARMADAのスキー板を選んでおいて間違いないです。

FACTION

 スイス初のスキーメーカー。ARMADAと双璧をなすフリースタイル系スキーメーカーです。

フリースタイル系のボードに特化したメーカーで、FACTIONで滑っていると一目おかれます。

まあ、迷ったら、ARMADAかFACTION選んでおけば間違いないというメーカーです。

K2 

米国発のメーカーのK2。 

ツインチップのスキー板に特化しているメーカーではないですが、さまざまなメーカーを買収して、巨大な総合スキー&スノーボードメーカーとなっています。 

ツインチップの板でも存在感があり、デザインもかっこいいです。 

フリースタイルの世界大会を見ると、上位はARMADAかK2の板を使っている選手がほとんどだったりします。 

DYNASTAR 

ツインチップスキーの評判の良いフランスメーカーがDYNASTARです。 

ヨーロッパのメーカーの中では、最もおすすめなメーカーです。 

ツインチップスキーの黎明期から良いモデルをリリースし続けており、フランスメーカーっぽくデザインがスタイリッシュ。 

LINE

ニューヨーク発のスキーメーカー。今はK2グループに属しています。デザインがかっこいいツインチップを出しています。

西海岸のARMADA、東海岸のLINEという構図。

ATOMIC 

ATOMICはオーストリア発のメーカー。ATOMICもツインチップの板に特化しているわけではないですが、フリースタイル用のBENTシリーズが有名です。 

ちなみに、ARMADA、ATOMICとSALOMONは同じアメアスポーツというスポーツメーカーに属していています。 

ARMADAは独自路線を行っているのですが、ATOMICとSALOMONは商品ラインナップが似ていて、モデルを共通で使っている(デザインは変えている)ように見えるシリーズも散見されます。 

ZUMA 

ZUMA(ツマ)は珍しい日本のツインチップスキーに力を入れているメーカーです。

クセがなく、品質がよく、コスパも高いモデルが多いです。PRO PIPEというハーフパイプ専用モデルはカナダのハーフパイプのナショナルチームに採用され、世界でも評価の高いメーカー。

これからフリースタイルスキーをはじめたいという方に最適なスキー板です。

その他

Volklドイツのスキーメーカー。
REVOLT というツインチップモデルがある。

2023-2024シーズンおすすめツインチップスキー6選 

2023-2024シーズンの傾向 

2023-2024シーズンの傾向の一つは、”軽量化”です。 

ツインチップのスキー板の登場からずっと軽量化は続いてきているのですが、最新のモデルはさらに軽くなっています。

軽量化のメリットは一つ、板を回転させやすい。

フリースタイルスキーをやっていると、思いの外スキー板が重く、なかなかスキー板を体に引き付けることができないことに気づくと思います。スキー板を体に引き付けるにはかなりの腹筋と足の力がいることを実感するでしょう。

もう一つが、幅が少し太めになっていること。95mm前後のツインチップが主流でしたが、2023-2024シーズンは98mm前後が標準になります。 

軽量化されて幅が広くても十分にスキー板を回転できるようになったのと、細い板より太い板の方が、飛んだ時に見た目にボリュームがあり、ダイナミックに見えます。 そのため、少し幅が広くなっています。

スキー板に装着するビンディングは相性があるので、購入時に考慮しましょう!

ビンディングの選び方はこちら

ツインチップスキーおすすめNO.1 ARMADA ARV 100 

初級者中級者上級者
★★★★★★★★★★★★
Waist100mm
Length(Radius|Weight)158(R:16.5m)
165(R:17m)
172(R:17.5m|1,650g)
179(R:18m|1,700g)
186(R:18.5m)

全てのツインチップスキーの基本となるモデル。ARMADAのARVシリーズで、最も汎用性が高いのがARV 100。 

パウダーからバックカントリー、ピステ、パークまでオールラウンドにカバーできる一本です。 

2023-2024シーズンのARVはカルバコアという素材を使用しており、従来のポプラアッシュコアより軽くなっています。 

重量は実に、179cmのモデルで1,700g(一本の重さ)!

他のモデルに比べて、100g以上も軽い。これは体感としてめちゃめちゃ軽いです。

ブーツもREXXAM XX-7.0を選ぶとブーツとスキーで最軽量のモデルになります。

このカルバコア構造ですが、2021-2022シーズンにARVにUL(ウルトラライト)シリーズで採用されていて好評でした。このULシリーズが2023-2024年で標準仕様に格上げされています。 

最近の傾向として、幅が太めを選ぶのが主流なので、それに合わせて100mmのモデルをARMADAがリリース。 

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パーク ★★★★ 
パウダー ★★★★ 
フリーラン ★★★★ 

ツインチップスキーおすすめNO.2 ARMADA EDOLLO 

初級者中級者上級者
★★★★★★★★
Waist98mm
Length(Radius)164(R:19m)
172(R:20m)
180(R:20.5m|1,975g)

フリースタイルスキーのレジェンド、ヘンリク・ハーロウのシグニチャーモデル。 

ARMADAはヘンリク・ハーロウのモデルを長年リリースしており、これも定番モデル。 

98mmと程よい幅の広さでARVシリーズを改造したようなモデル。

Radiusが長めで、素材が従来からのポプラアッシュコアでARVほど軽量ではないですが、上級者が選ぶにはこれ。 

パークはもちろん、フリーラン性能も高いです。 

ちなみに、私はこのモデルを使っていて、非圧雪の上級コースでもバンバン攻めています! 

キッカーで飛んだ時の着地がフワッと感じるところはこのスキー板の特徴です。 

パーク ★★★★ 
パウダー ★★★ 
フリーラン ★★★★★ 

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ツインチップスキーおすすめNO.3 FACTION MANA2

初級者中級者上級者
★★★★★★★★★★★★
Waist102mm
Length(Radius|Weight)166(R:16m|1,690g)
173(R:18m|1,750g)
178(R:19m|1,800g)
183(R:20m|1,880g)
188(R:21m|1,950g)

FACTIONのフリーライドからパークまで、最もオールラウンドに使えるのがこのMANA2。

ポプラコア素材で、ARMADA ARVシリーズほどではないですがかなりの軽量モデル。

ARMADAと双璧をなすツインチップスキーメーカーのパークライドのフラッグシップ。

パーク ★★★★★ 
パウダー ★★★★ 
フリーラン ★★★★ 

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ツインチップスキーおすすめNO.4 DYNASTAR M-FREE 99 

初級者中級者上級者
★★★★★★★★★★★★

Waist99mm
Length(Radius|Weight)171(R:15m|1,750g)
179(R:17m|1,850g)
185(R:18m|1,900g)

DYNASTARのこのツインチップに乗っていると絶対かっこいい! 

ゲレンデでほとんど被ることがなく、玄人好みするモデル。 

フランスメーカーらしく、デザインがカッコイイですね。 

あまりみんなが乗っている板では無いですが、性能は折り紙付き。

素材がポプラ+PU(ポリウレタン樹脂)のハイブリッド構造となっており、軽量化されているモデルです。 

パーク ★★★★★ 
パウダー ★★★ 
フリーラン ★★★ 

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ツインチップスキーおすすめNO.5 ARMADA ARV 94 

初級者中級者上級者
★★★★★★★★
Waist94mm
Length(Radius|Weight)157(R:15.5m)
164(R:16m)
171(R:16.5m|1,550g)
178(R:17m|1,650g)
185(R:17.5m)

ARVシリーズのオールランドモデルで、少し幅が狭い94mmのモデル。 

ARV100に比べて細いので、板を回しやすくパークで特に威力を発揮するモデル。いつもより一回転多く回せるかも!っていうモデルです。 

さらにカルパコア素材で板が軽いので、自在に板をコントロールできます(当然技倆が必要ですが)。

178cmのモデルで、ARMADAのARV100より軽い1,650g。かなり軽い。 

他のメーカーのモデルより片足で200g近く軽く、両足だと400g軽いというのは驚異的な軽さ。

初心者ならこのモデルを買っておくと間違いないです。

パーク ★★★★★ 
パウダー ★★ 
フリーラン ★★★★ 

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ツインチップスキーおすすめNO.6 LINE SKI Chronic 101

初級者中級者上級者
★★★★★★★★

重量は重めですが、その代わり耐久性に優れたツインチップスキーがこのLINE SKIのChronic。

中級者以上で、しっかりした安定性のあるツインチップが欲しいスキーヤーにはこの板。

Waist101mm
Length(Radius|Weight)165(R:m)
172(R:m)
179(R:m|2,030g)
186(R:m)

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ツインチップスキーおすすめNO.7 K2 RECKONER 102 

初級者中級者上級者
★★★★★★★★★★
Waist102mm
Length(Radius|Weight)163(R:m)
170(R:m)
177(R:m|1,822g)
184(R:19.3m)

モミ・アスペンウッドコア素材で作られた、軽量ツインチップスキーがK2 RECKONERです。 

K2のツインチップのフラッグシップモデル。

パークからバックカントリーまで幅広く対応できるように設計されています。

近年の流行の少し幅が広めのタイプ。ツインチップの中では、パウダーやフリーランを重視したモデル。

パーク ★★★ 
パウダー ★★★★
フリーラン ★★★★ 

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ツインチップスキーおすすめNO.8 ZUMA M.I.Y

初級者中級者上級者
★★★★★★★★★★
Waist98mm
Length(Radius|Weight)164(R:19m)
173(R:20m)
179(R:21m)

テール側があまり反っておらず、パークよりフリーランに重きを置いたモデル。

有名では無いですが、ZUMAは日本のメーカーで、品質が高い。圧倒的にコスパが良いです。

パークにも入るけど、フリーランの方が多いんだよなーという方には絶対におすすめです。

パーク ★★
パウダー ★★★
フリーラン ★★★★★ 
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