【2023年】ツインピンのサーフボードのススメ。最適なスペック、フィンセッティングは?

サーフ|Surf

ツインピンのサーフボードは2,3年前より徐々に注目されています。 

はじめは、7’0フィート前後のミッドレングスが主流でしたが、最近では、千葉でもプロサーファーが5’10程度のショートボードの長さのツインピンを使っているのをチラホラ見るようになりました。 

私もツインピンのサーフボードを所有していますが、トライフィンのサーフボードと違った感覚でかなり楽しい。 

ツインピンの特徴 

ツインピンはいわゆるオルタナ系のボード。

ツインピンのサーフボードの2本のフィンは、トライフィンのサーフボードのサイドフィンより後ろ側(テール側)についています。 

ツインフィンの代表的なサーフボード、ツインフィッシュのサーフボードよりテール側が細くなっていて、ツインピンという名前の通りテールがピンテールの形状となっています。

テール形状の考え方は、ピンテールやラウンドテールのように先端が尖っていて狭いテールほど、急激なターンが可能になります。逆に、フィッシュテールのように幅広のテールほど直進性がよくテイクオフが速いです。

乗った感覚は、トライフィンとシングルフィンのサーフボードの中間くらいのイメージ。シングルフィンのようにテール部分が沈めやすくルースにターンできますが、2本のフィンがついているのでシングルフィンより、よりパワフルにターンができます。

トライフィンよりテール側でボードを操作して、急なターンも可能になるボードカテゴリーです。 

ツインフィッシュはサイドのフィンが効いてドライブ感が味わえますが、ツインピンはテールを沈めて水の浮力を感じながらターンするフィーリング。 

ツインフィッシュの選び方はこちら↓

テール幅が細くて、テール側にトライフィンのサイドフィンより大きなフィンがついているので、フィンが抜けにくいのが特徴です。 

センターフィンがないのでテイクオフが早いと感じる人もいるようですが、個人的にはそんなにテイクオフが早いとは感じません。 

センターフィンがないのと、テール部分が細くてトップ部分にボリュームがあるのでスラスターより多少はテイクオフは早いかな、という感じです。 

ツインピンを使うプロサーファー 

コンテストでツインピンを使うというより、スタイルを追求したサーフィンを目指しているプロサーファーがツインピンを愛用しています。

ツインピンの特徴は彼らのサーフィン動画を見てもらった方が早いかもしれません。 

Mikey February  

世界で一番有名なツインピンの使い手ではないでしょうか。Mikey Februaryは南アフリカ出身の元WCTサーファー。現在は、コンテストシーンからは一線を置いて、スタイリッシュなサーフィンを追求しています。

めちゃめちゃかっこいいです。 

サーファーにしてはかなり長身で、190cm 71.6kgです。体重は身長にしてはかなり軽いですが、本当はもっと体重ありそうに見えます。 

Mikey February の ツインピンスタイル

森園海斗 

日本だと圧倒的に森園海斗のツインピンのサーフィンは美しい。 

ツインピンを極めるとこういうスタイリッシュなサーフィンができるようになります。

もっと世間で注目されても良いのになと思いますが。

森園海斗のツインピンスタイル

小林直海

サーフィンライフなどの雑誌でよく見かける小林直海プロもフリーサーフィンでツインピンを使っています。

Mick Fanning  

オーストラリアのレジェンドサーファー、ミック・ファニングもツインピンをよく使っているようです。 

ミックはスタイリッシュというより、トライフィンのスラスターに近いパワーを感じるサーフィンですね。

ちなみに、バリのチャングーでミック・ファニングを生で見たことがありますが、当然ですがめちゃくちゃうまかったです。 

Mick Fanning のツインピンスタイル。結構パワフル

どんなサーファーにツインピンは向いているか 

ボードのテール部分を使えないと性能が発揮できないので、ボードのテール部分にしっかり乗れる上級者向けのボードと言えるかもしれません。 

ツインフィッシュに比べ、テールが細くターンが容易になります。

ただ、中級者でもテイクオフはできるので、テール部分でボードをコントロールすることを習得するための中級者用のボードとしても良いです。 

特にミッドレングスのサーフボードを検討しているサーファーは是非ツインピンをお勧めしたいです。ミッドレングスで、スタイリッシュなサーフィンができると本当にかっこいい。 

長さは好みですが、ミッドレングスの場合6’8 から 7’0くらいが使いやすいと思います。これくらいの長さなら、ドルフィンスルーも容易です。 

ドルフィンスルーが容易なミッドレングスのツインピンおすすめのオーダースペックはこちらです。

長さ6’8インチ
20 1/2インチ
厚さ2 9/16インチ

これくらいの幅と暑さならばドルフィンスルーは簡単。大きな波でも対応できます。ただ、テイクオフがものすごく速いわけではないです。

ショートボードの長さでもツインピンはOKなので、スタイリッシュなサーフィンを目指すショートボーダーなら一本は普段使っているスラスターと同じ長さのツインピンを持っていると楽しいと思いますし、技の幅も広がるでしょう。 

ツインフィッシュよりツインピンの方が対応できる波の幅が広い、また、縦にアクションができるのでトライフィンのようなリッピングも可能。

ツインピンは小波から海外のダブルくらいの波まで対応できるオールラウンドのオルタナティブ系サーフボードです。 

ツインピンの選び方 

ツインピンは Channel IslandやJS Indudstoriesなどの大手サーフボードメーカーからリリースされていますが、基本的には日本のショップでのオーダーをおすすめします。 

日本のシェイパーの技術は世界でもトップクラスです。 

せっかく日本で腕のいいシェイパーがいるのに、海外メーカーの既製品を買う必要はあまりないと思います。

普段通っているサーフショップでまずは店員さんに相談してみましょう。 

大体のオーダーの目安は、以下の通りです。 

ミッドレングスのツインピン 

ミッドレングスなら6’8から7’0くらいの長さがおすすめです。 

ツインピンセッティングのみでも良いのですが、センターフィンもつけることができるようにツインピン + スタビライザーセッティングが良いでしょう。 

そうすれば、シングルフィンでも楽しめますし、ツインスタビライザーセッティングも可能です。ミッドレングスの場合はいろいろなフィンのセッティングができると楽しめる幅が広がります。 

ショートボードのツインピン 

ショートボードなら、今持っているトライフィンのスラスターより1インチ短め(もしくは、身長より1インチ短め)で、その代わり、幅と厚さを少しだけ大きくするのが基本です。 

現在のスラスターのスペックが気に入っているのなら、長さ、幅、厚さを同じスペックで作ってもいいです。よりスラスターの感覚に近くなります。

ショートボードの場合も、ツインピン + スタビライザー のセッティングにも対応できるようにオーダーするとフィンセッティングで楽しみが広がると思いますが、個人的にはショートボードなら潔くツインピンセッティングのみで良いかと。

ショートボードならシングルフィンセッティングにすることはあまりないと思いますので。

Channel Islands Twin Pinもアリ

ショップでのオーダーが難しい場合は、以下のリンクからChannel Islands Twin Pinがオーダーできます。 

Mikey February とコラボーションしたのがこのChannel Islands Twin Pinです。 

フィンの選び方 

ツインピンのフィンには大きく分けて、通常のツインフィン、キール、ツイン+スタビライザーの3パターンがあります。 

Twins 

フィンが垂直に立っていて、トライフィンのサイドフィンを大きくしたような形状のフィンです。 

水に深く食い込むので、小さい弧のターンに向いています。 

トライフィンっぽいパフォーマンスが可能で、頭以下のサイズの波ならこの形状がもっともツインピンに向いています。 

おすすめツインフィン FCS II Chirstenson Twin 

知る人ぞ知るサーフボードメーカーChistensonとコラボしたFCSのツインフィン。スタンダードなタイプでクセがなく、オールラウンドで使えます。 

Twinsの中では、フィンの角度が中位でまさに基本のモデル。

【ポイントアップデー】/サーフボード フィン FCS2 CHRISTENSON PG TWIN FIN XL BK クリステンソン ツインフィン エフシーエス

Keels 

フィンがテール側に寝ていて、フィンの面積も大きいのが Keel です。 

どちらかというとツインフィッシュに適しているフィンですが、ツインピンに装着しても楽しいです。 

キールは面積が大きいので、 グーと水面を押しながら大きな弧のターンをするのに適しています。どちらかというと大波に向いています。

フィンの角度が寝ているので、大きなパワフルな波でもフィンが抜けてしまうことが防げます。大きな波にチャレンジするならキールフィンも手に入れましょう。

おすすめKeels Fin CRISTENSON KEEL

スタンダードなタイプのKeelsフィン。

クセがなく、面積もほどほどでオールラウンドに使えるKeelsです。

TwinsのChristensonのフィンと二つ持っていると、小波から大波まで対応できて重宝します。

ツイン + スタビライザー 

ツインにプラスして、センターに小さいフィンがついているモデル。 

もはやツインなのか?と思うのですが、一応ツインのカテゴリみたいです。

センターフィンが付いているので、縦にボードをあげやすくなっています。よりトライフィンに近い性能が発揮できます。 

おすすめツイン + スタビライザー FCS II Mick Fanning Twin

Mick Fanning モデルのツイン + スタビライザー。Mick はFCSのいろいろなフィンの監修をしていて、プロも愛用するモデルが多いです。 

ツイン + スタビライザーも Mick Fanning のモデルを選んでおくと間違いないです。 

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