カリフォルニアのサーフインといえば、ハンティントンビーチなどの南カリフォルニアをイメージされる方が多いと思いますが、実は北カリフォルニアのサンフランシスコ周辺やサンタクルーズエリアもかなりおすすめ。
とにかく、サーフポイントが多く、エリアが広大なので人が混雑することがほぼありません。
日本で有名なウェットスーツメーカーオニールの発祥の地だったり(実際、オニールのウェットスーツを着ているサーファーは多い)。
サーファーのレベルはものすごく高いわけでもなく、日本である程度のレベルでサーフィンができているなら、スキルとしては十分に通用します。
また、北カリフォルニア独特のサーフカルチャーが成熟していて、海で話しかけても地元サーファーがフレンドリー。
リーフのポイントではサーファーがローテーションして楽しんでいます。
日本やバリのように奥から上手いサーファーがバンバン乗ってくるということはあまりなく、波をシェアしようという意識でみんな楽しんでいる。
海で日本から来たんだよーという話をするとフレンドリーに接してくれます。余裕がある感じ。
オーストラリアやアジア地域と違って、オープンマインドなのでストレスなくサーフィンが楽しめます。
夏でもブーツが必要なくらい水温が低い!と言われることがありますが、全くのウソ情報。
夏でもフルスーツは必要ですが、ブーツは必要ない。
暖かい時期ならストレスなくサーフィンを楽しむことができます。
北カリフォルニアでのウェットスーツ
8~10月はブーツは要らない
サンフランシスコのサーフィンというと夏でもサーフブーツが必要と言われることがありますが、8、9、10月あたりならブーツはなしで日本で使っている5mmの冬用のウェットスーツのみでも十分快適にサーフィンが可能です。
7月でもブーツはいらないくらいですが、日によってはあった方がいいかも、という程度。
特に、9月は水温が暖かく、5mmだと暑いくらい。3mmのフルスーツでも問題ないです。
夏でもブーツを履いているサーファーは確かに多いのですが、それは夏以外の時期にブーツを履いていてそれに慣れているのと、ポイントによっては滑りやすい崖を降りていかなればならないので、歩行時の滑り止めのためのようです。
年間のウェットスーツ装備は?
年によっても多少の違いはありますが、おおまかに年間のウェットスーツの装備は以下です。
ちなみに、サンフランシスコ周辺でも少し南のサンタクルーズ周辺でもそんなに水温は変わらないので、どちらのエリアに行くにしろ同じ基準で問題ないです。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
フル装備 | フル装備 | フル装備 | 5mmフル + ブーツグローブ | 5mmフル + ブーツ | 5mmフル + ブーツ |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
5mmフル | 3mmフル ~5mmフル | 3mmフル ~5mmフル | 5mmフル | 5mmフル + ブーツ | 5mmフル + ブーツグローブ |
サーフガイドは?
日本である程度サーフィンできるスキルがあれば、サーフガイドは必要ないでしょう。
サンフランシスコのサーフポイントは、日本やハワイ、南カリフォルニアと違って、広大で一部のポイント以外どこもあまり混んでいないのでポイントにアクセスさえできれば、波がなかなか取れないなどのストレスはあまりないです。
ポイントへのアクセスはレンタカーが基本
サンフランシスコでサーフィンをするなら、サンフランシスコ国際空港でレンタカーを借りてポイントへはこのレンタカーでアクセスすることが基本となります。
北カリフォルニアのポイントは無料の広大な駐車場があり、車でアクセスがしやすいです。
サンフランシスコ国際空港でのレンタカーでの借り方、返し方はこちら↓
ただ、コロナ後にサンフランシスコはかなり治安が悪くなっています。
車の外から見える場所に財布があったりするとほぼ100%ガラスを割られて盗られると思っていい。
財布を外から見えなくするのと、キーボックス↓を使うことを忘れないようにしましょう。
日本人が行くべき北カリフォルニアのサーフポイントは?
北カリフォルニアには、ゴールデンゲートブリッジの下のポイントのFort Pointや、10m超の大波が割れること Marvericksなどもありますが、安定して波があるのは、サンフランシスコ近くのLinda Mar(Pacifica)と、サンタクルーズのSteamer Lane、Pleasure Pointあたり。
この三つのポイントを基本にして、時には、広大なビーチが広がるOcean Beachや風光明媚なFort Pointなどに足を伸ばしてみるというスタイルが良いでしょう。
特にSteamer Laneは日本では味わえない独特な雰囲気がありますので、ぜひ訪れてみてほしいポイントです。
Steamer Laneの波はこんな感じ↓
サンフランシスコ周辺のサーフィン徹底ガイドはこちら
おすすめの宿泊先
サンフランシスコ中心部
Mosconeセンターやマリオットマーカスなどのイベントに適した会場があり、毎年9月に開催されるSales Forceの大型イベントDream Forceや、1月に開催されるJPモルガンのヘルスケアイベントが開催されるのがサンフランシスコの中心部です。
イベントが開催されるため、ホテルが数多く隣接しています。ショッピングできる場所も多く、出張で滞在するならこちらです。
ただ、コロナ後に急速に治安が悪くなっており、中心部から東に歩いて10分くらい外れると窃盗などのリスクが高くなります。
Linda MarやOcean Beach、Fort Pointなどのポイントへのアクセスが良いです。
ただ、中心部なので、1日あたりのホテル駐車場の料金がそれなりに高いです。少なくとも、一日50ドル以上は覚悟しておく必要があります。
サンフランシスコ中心部のおすすめホテル↓
中心部には、イベント会場へのアクセスが良いGrand HyattやHiltonなどの高級ホテルもありますが、その分駐車場がなかったり、駐車場代も高いです。
サーフポイントに近い中心部から北西部のホテルがおすすめです(中心部から歩いていくと途中で治安の悪いエリアがあるので、気をつけないとですが)。
Holiday Inn Golden Gateway
駐車代は1日$50程度とサンフランシスコ中心部としては比較的リーズナブル。
チェックイン時に「Parkingは必要?」と聞かれるので、Yesと答えれば駐車場にアクセスできるカードがもらえます。
中心部から少し離れていて古い建物ですが、周りにリーズナブルな飲食店やスーパーもあり、小さいですがフィットネスセンターもある必要十分なホテル。
通常、Linda Marへは40分、Ocean BeachとFort Pointへは25分、サンタクルーズ周辺ポイントには1時間45分くらいでアクセスできます(通勤の時間帯は少し余分に時間がかかります)。
Hotels.com| Holiday Inn Golden Gateway
Expedia| Holiday Inn Golden Gateway
H.I.S| Holiday Inn Golden Gateway
サンタクルーズ
サンフランシスコ中心部から2時間弱でアクセスできるがサンタクルーズエリア。
北カリフォルニアサーフィンのメッカです。
Steamer LaneやPleasure Pointへのアクセスが良い。
サーフィン中心ならサンタクルーズの滞在がおすすめ。サンフランシスコ中心部より駐車場代が安いです。
サンタクルーズおすすめホテル↓
Hyatt Place Santa Cruz
駐車代は一日$19。サンタクルーズ周辺地域としては少し高めですが、雰囲気がすごくいいホテル。
直前の予約で結構安くなることがあるのでこまめに価格をチェックしましょう。
サンタクルーズ周辺のサーフポイントへのアクセスが良く、ビジネスでの出張以外なら間違いなくおすすめしたいホテルです。
Hotels.com| Hyatt Place Santa Cruz
Expedia| Hyatt Place Santa Cruz
波情報の調べ方
SURFLINEという日本の波伝説のようなサービスがあるので、活用しましょう。
現在の波情報と予測情報を確認することができます。課金しないと動画が見れないのですが、課金したとしても月$5程度で、1ヶ月で解約できますので有料課金しておくのは必須です。
スマホアプリもありますので、便利。
ただSURFLINEは、日本の波伝説やBCMのように人がポイントに見に行っているわけではないので、情報は不確かです。
やはり現地のサーファーに聞いた方が正確です。
サーフポイントでは積極的に周りのサーファーに話しかけて、波情報を集めましょう。
みんなフレンドリーなので、ほとんどのサーファーは快く教えてくれるはずです。
サンフランシスコで最適なサーフボード
基本的には日本のビーチブレイクで普段使っているボードとフィンで特に不便は感じないはずです。
バリやハワイノースショアのようにパワフルな波が常に割れるというわけではないので、小波用のボードを持っていっても邪魔ではないです。
サンフランシスコのサーフィンでの必需品
大きなキーボックス
とにかく2023年現在、サンフランシスコ周辺は治安が悪いです。
犯罪が多すぎて、刑務所の収容能力がいっぱいになったことで、$950以下の窃盗は軽犯罪扱いになった条例のおかげもあって、窃盗が多発。
車の停車中に外から見えるところに財布があるとほぼ100%ガラスを割られて、盗られると言われています。
サーフィン中のサーファーは格好の餌食なので、サーフィンには貴重品に持ち歩かない、しっかりキーを管理する、ことを徹底しましょう。
サンフランシスコでレンタカーを借りると、キーにじゃらじゃらといろんなキーホルダーが付いてきますので、かなり大きめのキーボックスを持っていきましょう。
こちらがおすすめ↓
ポータブルバケツ
北カリフォルニアのポイントは広大で、駐車場も広いのですが、シャワーなどの設備は整っていないです。
大きめのペットボトルに水を入れて持っていくことになるのですが(日本から潰せる空のペットボトルを持っていくと便利です)、着替え時などに重宝するポータブルバケツを準備しておきましょう。
こちらがおすすめ↓
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