2023年7月のロケットモーゲージクラシックで、2019年以来の優勝をプレイオフで制したリッキー・ファウラーですが、彼はレイドオフスイングの使い手としても知られています。
2019年の優勝時はかなり極端なレイドオフでしたが、2023年現在は極端なレイドオフは修正され、自然なレイドオフスイングになっていますね。
リッキー・ファウラー以外でも、レイドオフスイングの使い手は、マスターズを制したセルヒオ・ガルシアやダスティン・ジョンソンなどがいます。
とにかく、レイドオフスイングはスタイルが美しく、マスターすればスイング軌道が安定し、クラブフェースの開閉も少なくなるので、ショットが安定します。
アマチュアでトップでレイドオフになるゴルファーはほとんどいなくて、クロストップになる方が多いですよね。
クロストップでも良いのですが、やはりミスが少なくスタイルが美しいレイドオフスイングを身に付けたいところ。
レイドオフスイングのP1からP10までを徹底解説します。
レイドオフスイングのP1~P10システム
P1:セットアップ
グリップをゆるゆるに
レイドオフのトップを実現するには、トップでヘッドが体の外側に垂れないといけないのですが、そのためには、グリップに力が入っているとヘッドが垂れるのは難しくなってしまいます。
特に、右手のグリップをゆるゆるにしましょう。中指と薬指だけで支えるくらいのイメージというか、実際に中指と薬指だけでクラブを支えます。
グリップがゆるゆるのイメージではなく、実際に本当に!中指と薬指だけで支えます!
グリップに力が入ってしまうと、クラブが垂れずクロストップになってしまいます。
レイドオフスイングができないゴルファーのほぼ100%がこのグリップの問題です。これができてないと何も始まりません。
これができれば、レイドオフスイングが5割くらい完成したも同然です。最も大事な部分なので、絶対に忘れないようにしましょう。
P1の練習方法
P1の練習方法はシンプルです。
右手でキツネを作って、握るだけ。このイメージでというより、ほぼこの形でグリップしましょう。
P2:テイクバックでクラブシャフトが地面と平行
インサイドにクラブヘッドを入れずに、シャットにあげる
タイガー・ウッズなど、インサイド気味にクラブを上げていくプロはいますが、レイドオフスイングでは、クラブヘッドをオンプレーンもしくはアウトサイドに上げていきます。
そして、クラブヘッドはシャットに上げます。P2の位置では、背骨と平行になるようにします。
リッキー・ファウラーはオンプレーンで上げていきますが、ジョン・ラームはアウトサイドに上げていきます。
これは、やりやすい方でOKですが、インサイドにヘッドが入らないようにしましょう。インサイドに入ってしまうと、レイドオフは無理ゲーとなります。
おすすめとしては、アウトサイド気味にヘッドを上げていく方法です。アウトサイドに上げるとインサイドからおろしやすくなります。
P3:テイクバックで腕の位置が地面と平行
クラブフェースをシャットに保つ
腕の位置が地面と平行の位置でもクラブフェースはシャットに保ちます。
この時点でフェースが開いてしまうと手元が浮いてクラブが寝て入ってしまいますので、フェースの向きだけ注意しましょう。
P2~P3の練習方法
P2~P3の練習方法としては、ボールを使うと効果的です。
ボールを両腕に挟んでインサイドに引かないようにテイクバックの練習をします。ボールを挟んでいると自然とフェースが閉じて上がります。
フェースを閉じながらインサイドに上げないテイクバックを癖づけることができます。
ボールの練習器具はたくさんありますが、この練習器具がおすすめです↓
レイドオフスイングを身につけるためのおすすめ練習器具はこちら↓
P4:トップ
グリップゆるゆるのままレイドオフの位置へ
トップではレイドオフの位置にクラブを持ってきますが、ここで力を入れてシャフトを倒そうとしても倒れません。
グリップゆるゆるのままトップでレイドオフにする意識でシャフトを倒します。
またこの段階で肩をしっかり入れましょう。肩がしっかり正面から90度になるようにします。
目安としては、右打ちの方なら左肩が右足甲の上にくるようにしましょう。
P5:切り返しからダウンスイングで腕の位置が地面と平行
グリップゆるゆるのままでクラブを重力に任せて
切り返しではしっかり左足に体重を移行していきます。
“左足リード”ではなく、しっかり両足で左に体重を乗せていきましょう。人それぞれですが、右足を飛球線方向に蹴ると同時に左足を真下に踏んでいくイメージです。
クラブはグリップゆるゆるのまま重力のまま下に落ちていくようにします。ここでもとにかく脱力大事です。
P6:ダウンスイングでシャフトが地面と平行
P6はめちゃくちゃ大事!
P6の位置が一番大事だと言ってもいいくらい大事。
このポジションではしっかりシャフトを立てていきます。
レイドオフスイングというと、シャフトを寝かせると勘違いするゴルファーがいますが、しっかりシャフトを立てていきます。
クラブヘッドを下にして下回しでのスイングではなく、常にクラブヘッドが手より上にあるようにしましょう。
目安は、P6の位置で、クラブのシャフトが飛球線に対して真っ直ぐの位置もしくは、クラブヘッドがアウトに出るところに来ているかです。
手が浮いてしまうとこの位置にシャフトは来ないので、左手甲を左腿にぶつけるくらいのイメージで手元を近くにしていきます。
P5からP6の練習方法
ワトソンゴルフのTHE HANGERを使いましょう。
トップではハンガーを感じながらレイドオフにして、インパクト人かけてTHE HANGERに左腕内側をつけたままスイングすると、フェースがシャットのままインパクトを迎えることができます。
THE HANGERを使ってトップからP6のところで静止してからボールを打つ練習がおすすめです。
P6のところで止めてボールを打つのを5球行い、次にP6を意識しながら通常のショットを行うという6球1セットを3セット行うようにします。
THE HANGERの最安値はこちら↓
P7:インパクト
腰を開いてハンドファーストインパクト
P6でしっかりポジションが取れていると、P7は自然としっかりスクエアに当たるはずです。
インパクトでは、ターゲット方向におへそが向くようにしっかり腰を開きます。
手を使ってハンドファーストにするのではなく、腰を開くことで体全体を使ってハンドファーストにします。
ただ、上半身も開いてしまうとフェースが開いてスライスになってしまいますので、しっかり捕まえるために、胸はターゲットと逆方向に向けるイメージで上半身と下半身を分離させます。
P7の練習方法
P5~6と同じく、THE HANGERを使ってインパクトの練習をします。
まずは、THE HANGERを装着し、腰をしっかり開いてインパクトの形を作ります。
インパクトの形を作ったら、そこから始動してモモからモモくらいの振り幅でショットします。
7番アイアンで20y〜30yくらいの距離を打ちましょう。
これを5球打って、1球通常ショットをする6球を3セット行いましょう。
P8:フォロースルーでシャフトの位置が地面と平行
左手首の角度をセットアップから変えないように
P8以降はP6までがしっかりできていれば自然と正しくできるはずです。
左手首の角度をフォロースルーまでセットアップで作った形を変えないイメージでフォロースルーを出しましょう。
そうすると、フェースが過度に開閉せず、ミスを減らすことができます。
P9:フォロースルーで腕が肩の位置
クラブをターゲット方向に放り投げるように!
クラブをターゲット方向に放り投げるイメージにすることで、フォロースルーが大きくなって、軌道が安定します。
P10:フィニッシュ
左足一本でしっかり立つ
フィニッシュは、左足にしっかり体重を移行して左足一本で立ちましょう。
アマチュアの多くは、右サイドに体重が残ってしまって軌道が安定しないので、胸を開かずインパクトしつつ、上半身と下半身を分離させて、左足の外側で体重を受け止めるようにします。
まとめ
・セットアップで、グリップをゆるゆるに。これが一番大事!
・テイクバックでは、クラブフェースをシャットに上げていく。インサイドにテイクバックするのはNG!
・P6が一番大事、この位置でターゲットに対してシャフトが平行になるように練習!
サーフィンの陸トレに人気のサーフスケートYOW(ヤウ)。
店頭でも複数のモデルが並んでいますね。
実際、YOWのどのモデルを選べば良いのでしょうか?YOWの選び方を徹底解説します。
2024年のYOWモデルの比較表とおすすめランキングはこちら
YOWとCARVERの違い
YOW以外にサーフスケートというと老舗のCARVERがあります。サーフスケートを購入する際、CARVERとYOWとで悩むサーファーは多いです。
結論から言うと、スケートボードの基本テクニックであるプッシュを習得している場合は、YOWを選択して問題ないです。YOWの方がよりサーフィンの感覚に近いライディングが練習できます。
プッシュができないというサーファーはCARVERのCXトラックのモデルにすべき。
YOWとCARVERの大きな違いは、トラックです。
YOWはMerakiシステムという可動域の広いトラックを採用しています。
CARVERはCXとC7という2種類のトラックモデルがあり、CXが通常のスケートボードに近い動きをするトラック、C7がMerakiシステムに近いスイングするように動くトラックとなっています。
YOWとCARVERの違いはこちら↓
YOWは可動域が広いトラックを採用することで、前輪部分がグリングリンと動き、サーフィンに近いフィーリングでライディングすることができます。
ただ、この可動域の広いトラックのデメリットもあり、前輪部分が不安定なので、後ろ足で地面を蹴ってスピードをつけるスケートボードの基本テクニックのプッシュがやり辛い。
プッシュを制するものがサーフスケートを制するといってもいいくらい、プッシュは大事です。
スピードが出せないとターンもできません。そのスピードを出すために必要な技がプッシュ。
プッシュができずにYOWを使ってしまうと、基本が習得できず逆に変な癖がついてしまうなどサーフィンにとってもむしろマイナスになってしまいます。
スケートボードでプッシュが習得できているなら、YOWを使っても全く問題ないです。
プッシュの基本ができているなら、YOWでもプッシュは可能。
PUSHの習得方法はこちら↓
プッシュができるなら、スピードに乗ってYOWでのサーフィンの陸トレも可能。CARVERのCXトラックよりサーフィンに近い動きができるので、よりサーフィンの練習が効率的にできます。
ちなみに、CARVERのC7トラックは、YOWより少しだけ硬めのトラックになっていて、CARVERのCXトラックとYOWのトラックの中間のような感じ。
YOWの選び方
YOW > CARVER C7トラック > CARVER CXトラック の順にサーフィンに近い感覚を得られます。
では、YOWを選ぶ場合のポイントは何でしょうか?
全長は33~34インチ
回転半径はウィールベースで決まるので、ターンの性能としては30インチとか33インチとかの全長はあまり気にしなくて良いですが、テール部分の長さがしっかりあるものを選びましょう。
そうなると、33インチから34インチくらいのモデルがおすすめです。
ボードのテール部分が小さすぎる、短すぎると後ろ足をテールに引っ掛けづらいのである程度テール部分の長さはあったほうが良いです。
テールの長さがないと、サーフィンで最も重要なテクニックの一つであるステップバックがやりづらくなってしまいます。
ボトムターンからトップターンに向けて、サーフィンでは足をテール側にズラすステップバック。シャープなターンには欠かせない技です。
これがサーフスケートできないと逆に変なクセがついてしまうので、テールの長さは意外と大事。
ウィールベースは17~18inchがおすすめ
サーフスケートの前輪と後輪の間の距離をウィールベースと言いますが、この距離でボードの回転半径が決まります。
ウィールベースが小さければ小さいほど回転半径が小さく、ターンしやすくなります。
YOWでは、17から20インチ台のモデルが多いのですが、16インチ台だと回転半径が小さすぎて、簡単にターンできてしまいサーフィンの練習になりづらいです。
19inchを超えると日本人の体型だとちょっと大きすぎます。180cm、77kgのガブリエル・メディーナのシグニチャーモデルのウィールベースが19inchなので、19icnhとなるとかなり大柄のサーファー向けですね。
YOWの場合、前輪が動きやすいので、しっかり陸トレでサーフィンのターンの練習に活用するなら17~18inchが良いです。
テール形状はフィッシュ以外
YOWの場合、フィッシュテールの形状のものが多いのですが、おすすめはフィッシュテール以外の形状です。
やはりテールがフィッシュだと、ステップバックがやりづらい。
フィッシュテール以外のモデルを選びましょう。
ネットで買える並行輸入品がおすすめ
YOWの日本での取り扱いは、ムラサキスポーツやサーフショップなどの正規販売店が主流ですが、価格が高いです。
楽天やYahoo!ショッピング、Amazonで独自にショップが輸入したモデルが販売されていて、正規代理店の価格よりかなり安価。
ネットの輸入品でも商品は正規代理店と同じなので、正規店購入のこだわりがなければ、ネットの輸入品を購入した方が良いです。
おすすめのYOWのモデル
全長が33~34inch、ウィールベースが17-18inch、フィッシュテール以外となると、YOWのモデルはかなり絞れます。
その中でも以下のモデルがおすすめです。
YOWおすすめモデルNo.1: YOW X PUKAS PLAN B 33.5”
全長 | 33.5inch |
横幅 | 9.85inch |
ウィールベース | 17inch |
PUKASは日本ではあまり知られていないサーフボードメーカーですが、Christensonと同じく、オルタナティブボードで有名なメーカー。
Christensonというとフィッシュというイメージですが、PUKASはピンテールのシングルフィンが調子いいイメージ。
YOW PUKASの最安値はこちら↓
YOWおすすめモデルNo.2: MEDINA CAMO 33.5″
全長 | 33.5inch |
横幅 | 10.5inch |
ウィールベース | 17inch |
現代最強のグーフィーフッターのブラジル人ガブリエル・メディーナのシグニチャーモデル。
グーフィーフッターだからと言って、スペックが変わるわけではありませんが、グーフィーフッターにはぜひ。
YOWおすすめモデルNo.3: KONTIKI 34”
全長 | 34inch |
横幅 | 10inch |
ウィールベース | 17inch |
YOWのハイパフォーマンスシリーズで日本人におすすめはこちらの、KONKITI。
少し長めで、幅広のモデルで安定感があります。しっかりボードの上に乗って、重心を意識しながらターンの練習ができるモデルです。
コスパが良いのが特徴です。
YOW KONTIKIの最安値はこちら↓
OWおすすめモデルNo.4: YOW X CHRISTENSON HOLE SHOT 33.85”
全長 | 33.85inch |
横幅 | 9.85inch |
ウィールベース | 17inch |
YOWの特徴として、このChristensonのモデルが充実しているところです。
Christensonはオルタナティブボードの世界で最も有名なメーカー。サンディエゴ発のボードメーカーでスタイルを重視するサーファーに愛されています。
そのChristensonのモデルの中で、ウィールベースが17inchで日本人が使いやすいモデルが、このHOLE SHOTです。
いいモデルなのですが、在庫が少なくなっていて価格が高め。
YOW Christenson HOLE SHOTの最安値はこちら↓
YOWおすすめモデルNo.5: YOW X PYZEL SHADOW 33.5”
全長 | 33.5inch |
横幅 | 9.85inch |
ウィールベース | 17inch |
東京オリンピック銀メダルの五十嵐カノアが使用しているサーフボードがPYZEL。
そのPYZELのシグニチャーモデルのYOWがこのモデルです。
少し価格が高めですが、買っておいて間違いないです。
サーフィンのバックサイドのボトムターンがなかなかうまくいかない、というサーファーは多いですよね。
バックサイドのボトムターンで昔からよく言われるのが、手を先行させろ!肩を回せ!みたいな、上半身を先行させる系。
ただ、これ完全に間違ってます。
手や肩を先行させても一生バックサイドのボトムターンはうまくいきません。
深い、キレのあるバックサイドボトムターンを成功させるための3ステップと効果的な練習方法を解説します。
なぜ、手や肩を先行させてもうまくいかないか
まず、手を先行させても、動かしても重心は動きません。
サーフィンはバランススポーツ。
手を先行させてバックサイドターンをしようとしても、重心がほとんど動かないのでサーフボードがついてきません。
結果的に、手は後頭部方向に投げ出すけれど、ボードは波と並行のまま。ターンになりません。
肩を回すのは手を先行させるよりもマシですが、肩を意識してもバックサイド方向にボードはついてこないです。
昔は、手を先行させろとか、後ろの手で波を触るようにとかと、言われていましたが、手をどんなに先行させてもサーフィンのバックサイドターンはうまくいきませんん。
バックサイドのボトムターンを成功させる3STEP
STEP1:重心を後ろ足に
海で見ていると、圧倒的に多いのが前傾姿勢になりすぎて失速しているサーファーです。
スキーでもスノーボードでもスケートボードでも同じなのですが、バランススポーツの場合は、地面(水面)に対して垂直に重心をかけないと力が伝わりません。
水面に対してしっかり重心をかけるためには、頭と膝、踵を一直線になるように重心をかけます。
これでまっすぐに重心をかけていることになるのですが、いつも前傾姿勢にしているサーファーにとっては、かなりの後ろ足体重です。
この姿勢をしっかりとると、後ろ足がプルプルするくらいツラいです。
重心の掛け方をしっかり解説しているサーファーはあまりいなくて、Carverスキルの解説動画を見てみてください。これが正しい重心の取り方です。
こちら↓
毎日、5分この重心の練習するだけでも、海でできるようになるでしょう。
STEP2:ステップバック
しっかり水面に対して垂直に重心をかけることができたら、次はステップバックです。
フロントサイドでも同じなのですが、キレのあるターンをするためには後ろ足をできるだけサーフボードのテール部分に乗せる必要があります。
テイクオフからボトムターンの間に、後ろ足をサーフボードのテール部分にずらす技です。
実際、このステップバックができているサーファーはほとんどいないのではないでしょうか。
練習方法は、自宅で、いつもよりワイドなスタンスでのスタンディング姿勢を練習することです。
30秒を3セット、いつもよりワイドスタンスでライディングスタイルをとって静止します。これだけで、ステップバック時のワイドなスタンスが体に記憶させることできます。
STEP3:腰から回す
実際、オヤジサーファーほど「ターンでは手を意識しろ!」と教える傾向があります。
皆さんも、「手を先行させろ!」と教わってきたサーファーは多いのではないでしょうか。
「腰から回していく」が正しいです。
体の中心であるお經を波のトップに向けていくイメージ。
手は先行させるのではなく、腰を回した後に結果的についてくるのです。
ボクシングにしろ、ゴルフにしろ、スポーツでは手を意識すると結局うまくいきません。
体の中心である腰まわりを意識して先行させていくことで、大きな動きが可能になり、力が伝わりやすくなります。
バックサイドのボトムターンを習得するための練習方法
サーフスケートの陸トレ
自宅での姿勢練習だけだと飽きてしまうので、サーフスケートで練習できるとより効果的です。
サーフスケートを練習する場合は、まずプッシュができるようになりましょう。
サーフスケートの練習をしているサーファーのほぼ全てがプッシュができてないです。
プッシュができるようになったら、基本姿勢をとって、ステップバック、腰から回すを意識してバックサイドターンを行いましょう。
↓の動画はサーフスケートでのカットバックのHOWTOですが、イメージとしてはこんな感じ。
サーフスケートはステップバックの練習もできるように、テール部分がある程度長いものを選びます。
CARVERやYOWなどいくつかのメーカーがありますが、選択肢はCARVER一択です。
CARVERの選び方はこちら↓
バックサイドを極めるためのおすすめCARVER
Super Surfer Surfskate Complete
サーフスケートの多くはステップバックのことをあまり考えられておらず、テールの長さが5inch台のものもあるのですが、このSuper Surferのテールは6.25inchと長めでステップバックもイメージしやすいです。
Carver全モデルのスペックをチェック↓
まずPGAツアーでのパッティングの距離とカップインの確率を見てみましょう。
距離(m) | 1パットでのカップインの確率 |
0.6 | 99% |
0.9 | 97% |
1.2 | 88% |
1.5 | 77% |
1.8 | 66% |
2.1 | 58% |
2.4 | 50% |
2.7 | 45% |
3 | 40% |
4.5 | 23% |
6 | 15% |
9 | 7% |
12 | 4% |
15 | 3% |
ゴルフのトッププロが集うPGA、LIVツアーでもパッティングの確率はこんなものです。
PGAツアープロでも3mの距離を決める確率は40%しかありません。
タイガー・ウッズが愛用するNewport2の最安値はこちら↓
パッティングの考え方
2m以上は寄せる
PGA、LIVツアーのプロはショートパットは悉く成功させているイメージですが、実は彼らの2mの距離のパッティングの成功率は50%ほどです。
ツアープロでも2mの距離のパッティングは難しいのです。
まず、2m以上のパッティングは入れるよりも、寄せることを基本としましょう。
距離に対して、1/10のところに寄せることが目標です。
2mなら20cm以内、10mなら1m以内に寄せる。ここでは方向性よりも距離感が大事になってきます。
1.5m以内を確実に決める
1.5m以内は確実に決めなければなりません。
PGA、LIVツアープロの場合は、この距離だと大体90%の確率でカップインさせます。
1.5m以内であれば、距離感よりも方向性です。1.5m以内なら、ほとんどのケースでカップを外してセットアップすることはありません。
とにかく、カップに対してまっすぐ打てればほとんどのケースで決まります。
この距離では、距離感よりも方向性が重要です。
スコッティキャメロンパターの特性
スコッティキャメロンのパターのモデルは大きく分けて、SELECTシリーズとPHAMTOMシリーズがあります。
SELECTシリーズ
ピン型やL字型、マレット型のクラシックな形のパターをラインナップしているのが 2023年3月に発表されたSUPER SELECTシリーズです。
知る人ぞ知るタイガー・ウッズの愛用するNewport2がフラッグシップとしてラインナップされています。
以前は、GOLOシリーズというラインナップもあったのですが、2023年発売のSUPER SELECTシリーズからGOLOシリーズもSELECTシリーズに組み込まれています。
PHANTOMシリーズ
スコッティキャメロンのモデルの中で、ネオマレットと言われるモデルをラインナップしています。2022年発売の最新シリーズにはテーラーメイドのスパイダーシリーズと似た形状のモデルもあります。
特徴は、全てのモデルが上下対称のデザインとなっていることです。
またシャフトがセンター近くに刺さっており、フェースが上を向くフェースバランス系のパターとなっています。
ジャスティン・トーマスが愛用する、PHANTOM X 5.5というツノ型のモデルが旗艦モデルとなっています。
実は、スコッティキャメロンの中では、このPHAMTOM X5系のパターを使っているPGA、LIVツアーのプロが最も多いです(2番目が SELECTシリーズのNewport2系です)。
PGA、LIVツアープロが選ぶスコッティキャメロンのまとめはこちら↓
距離感と方向性、どちらを優先するか?
まず、Newport2などのピン型パターで1.5m以内のパットが確実に90%以上決まる自信があるのならば、Newport系のパターを選択して問題ありません。
Newport系はヘッドの厚さが薄いため、距離感が把握しやすいです。
10m以上のパットを寄せるのはプロでも至難の業なのですが、距離感が合わせやすいブレード型のパターを持っていればロングパットでも距離を合わせやすい。
1.5m以内のパットが不安であれば、フェースバランスに近いネオマレットのPHANTOM X系パターを使うとストレートに打ち出しやすく安心感が増します。
ただし、フェースが分厚いため手の感触が鈍くなり、距離感が合わせづらくなります。
ただ、分厚いフェースのパターでも距離感の不安がなければPHANTOM Xで全く問題ない。
最適なスコッティキャメロンパターはどれか?
距離感重視か、1.5m以内のショートパット重視かでスコッティキャメロンの選び方は変わってきます。
予算に余裕があれば、距離感重視と方向性重視のパターを両方持っていると便利です。
どうしてもパターの調子が悪くなる時があるのですが、その時はパターを変えると気分が変わりますよね。
スコッティキャメロンパターのおすすめ6選はこちら↓
距離感重視のスコッティキャメロンパター
SUPER SELECT Newport2
タイガー・ウッズやスコッティ・シェフラーが使用しているスコッティキャメロンのフラッグシップモデルがNewport2。
程よい優しさで、ブレード型のヘッドなので、距離感が出しやすいパターです。とにかくこれを持っていれば間違いない。
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | Full Shaft |
TOW-FLOW | Mid フェースバランスは中 |
最安値はこちら↓
SUPER SELECT Newport
ジョーダン・スピースが使うNewportと同じ系統のスコッティキャメロンがNewportです。
性能はほとんどNewport2と同じですが、少しだけ見た目が違います。Newport2の方がスクエア感が強い。
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | Full Shaft |
TOW-FLOW | Mid フェースバランスは中 |
最安値はこちら↓
方向性重視のスコッティキャメロンパター
SUPER SELECT Golo 6
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | ¾ Shaft |
TOW-FLOW | Mid-Low フェースバランスに近い |
最安値はこちら↓
PHANTOM X 5.5
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | ¾ Shaft |
TOW-FLOW | Mid-Low フェースバランスに近い |
最安値はこちら↓
距離感、方向性いいとこどりのスコッティキャメロンパター
といっても、2本のスコッティキャメロンを買うのは予算的にも厳しい。。
1本で、距離感も方向性もどちらも重視したいというゴルファーには、2023年新作のSUPER SELECTシリーズから、Newport系のピン型パターを少しだけ分厚くしたタイプが新しくリリースされています。
NewportのPlus系のシリーズがそれ。Newportより慣性モーメントが上がっており、まっすぐ打ち出しやすくなっています。
形はピン型なので、距離感も出しやすいという優れものです!
おすすめモデルはこちら↓
SUPER SELECT Newport 2 Plus
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | Full Shaft |
TOW-FLOW | Mid フェースバランス角は中 |
最安値はこちら↓
距離感と方向性のスコッティキャメロンの練習法
ラウンドでのパット数を減らすには、最適なスコッティキャメロンのパターを選ぶことも大事ですが、やはり本質的には練習をしないと上達はしません。
パット数を減らす一番は”練習すること”。
ラウンドの前の30分でちょいちょい練習するくらいでは上達はしません!
ショットと違って、パッティングは自宅でも練習が可能です。
できるだけ毎日練習できる自宅での効果的な練習法はこちらです。
距離感の練習には “EX PUTT RG”
ロングパットの練習ができない自宅では距離感の習得が難しかったのですが、パッティングシミュレータを使えば、ショートパットからロングパットまでの距離の練習が何度でも可能。
しかも、そこまでスペースを取らないので、狭いスペースしかなくても設置できます。
グリーンの速さも自在に設定できますし、ランダムに距離を練習できるモードもあるので、超楽しい。
少し高額ですが、パッティングの距離感を練習するにはもはや必須アイテムです。
EX PUTT RGの最安値はこちら↓
パッティングシミュレータの徹底比較はこちら↓
方向性の練習には “The Rail”
方向性の練習はちょっと地味ですが、このThe Rail。
シンプルですが、多くのプロも使っている優れものです。
しっかりこのレール状をボールを落とさずストロークできるようになることが目標。
毎日5セットずつやってみて、5回中4回でしっかりレール状を通せるようになるように練習しましょう。
初めは、なかなかレール上を通せないと思いますが、1週間くらい続ければかなり上達するはずです。
The Railの最安値はこちら↓
プロの試合を見ていると、50ヤード以内のアプローチは大体ピンから1m以内に寄せてくるイメージですよね。
プロはどのように50ヤード以内のアプローチを寄せてくるのでしょうか?
まず、大事なのは”ピンから1.5m以内に寄せること”です。
実は、PGAツアープロでも2mのパットをカップインさせる確率は50%。1.5m以内となると80%の確率で入れてきます。
1.5mは決めなければならない距離と考えましょう。2m以上のパットになるとまずは寄せるのが第一優先の距離です。
カップから1.5mの半径に寄せるためには、1.5m(約2ヤード)間隔でショットを調整できることが必要になります。
ソールの選択肢が多いVokeyでのフィネスウェッジで工夫すれば、毎回ピンに寄せることができます。ぜひ、フィネスウェッジの距離の合わせ方をマスターしましょう。
最新Vokey SM9の最安値はこちら↓
フィネスウェッジの徹底解説はこちら↓
フィネスウェッジでの距離の合わせ方
フィネスウェッジはソールを使ってわざとダフらせて寄せるテクニック。
フィネスウェッジを成功させるには、ソールのバリエーションが豊富なVokey SM9がおすすめです。
ソール形状は、52度までのウェッジならFのハイバウンス設定、54度から58度ならバウンスが10度のSが良いです。
最新Vokey SM9の最安値はこちら↓
まず、フィネスウェッジの最大キャリーの飛距離はサンドウェッジ(最も飛距離がでないクラブ)の1/3の距離を目安にします。
サンドウェッジのフルショットのキャリーが90ヤードくらいなら、大体30ヤードくらいまでのキャリーが必要なショットで使います。
ここでは一旦最大キャリー30ヤードとして解説を進めます。
フィネスウェッジの最大飛距離とサンドウェッジのフルショットの間の距離はディスタンスウェッジというショットで埋めます。
まず基本的には、距離を合わせるのは、振り幅とクラブを変えることで調整します。
振り幅でキャリーの目安を作る
まずキャリーを振り幅で合わせます。
振り幅のバリエーションはできるだけ多いほうがいいです。このバリエーションが多い方がアプローチのスキル高いと言えます。
振り幅を、ヒザからヒザ、腰から腰、胸から胸とかの3種類でレッスンしている本やYoutubeがあるのですが、おすすめはサーフィンの波のサイズを利用した振り幅の合わせ方。
サーファーにとってはイメージがめちゃめちゃ合いやすいです。
サーフィンでの波のサイズは以下の通りですよね。
ヒザ | かなり小さい波。ロングボードでやっと |
モモ | 小さい波。ロングボードでまずまず |
腰 | 小さめ。ショートでもできる |
腹 | 中くらいの波。ショートでまずまず |
胸 | ショートで楽しめる大きさ |
肩 | 大きめの波。少しスリルを味わえる |
頭 | 台風などでの大きな波。スリルがある |
オーバーヘッド | 大きすぎてクローズになるポイントも |
波のサイズのイメージで、振り幅を作っていきます。
まず、フィネスウェッジで使うのは、ヒザから胸の5つのサイズを活用します。これだと少し物足りないので、モモと腰の間に「足の付け根のあたりの股間」を追加して、6つの種類の振り幅を作ります。
キャリー最大30ヤードとした時の振り幅と距離の関係
まずは、Vokeyの56度のサンドウェッジか58度のロブウェッジで以下の振り幅で距離を作っていきます。
振り幅 | キャリー |
ヒザ〜ヒザ | 5y |
モモ〜モモ | 10y |
股間〜股間 | 15y |
腰〜腰 | 20y |
腹〜腹 | 25y |
胸〜胸 | 30y |
振り幅とキャリーの距離の関係は人によって変わってくると思いますが、腰から腰の振り幅でたとえば40ヤード飛んでしまうとかだと、スイングスピードが速すぎます。
スイングスピードをもっと落として、距離を調整できるようにしましょう。
個人的にはドライバーで280y飛ばす人でも58度のロブウェッジで腰から腰の振り幅で20ヤードのキャリーで抑えられるようにした方が良いです。
クラブでランの目安を作る
次に、Vokeyサンドウェッジの56度もしくは58度でのキャリーに対するランの目安を作っていきます。
キャリーに対するランの関係は、ゴルファーごとに違いますが、このフィネスウェッジの打ち方のようにボールをおけば、58度のロブウェッジならキャリーに対して、大体1/2くらいのランになるはずです。56度だと、2/3程度です。
ただ、たとえば58度のロブウェッジで30ヤードのキャリーで、15ヤード転がるかというと転がらないです。
ウェッジごとに最大のランの距離を設定します。56度だと12ヤード程度、58度で10ヤード程度で設定します。
58度のロブウェッジでランも追加していきます。
58度のロブウェッジランandキャリーのマトリクス
振り幅 | キャリー | ラン | 総飛距離 |
ヒザ〜ヒザ | 5y | 2.5y | 7.5y |
モモ〜モモ | 10y | 5y | 15y |
股間〜股間 | 15y | 7.5y | 22.5y |
腰〜腰 | 20y | 10y | 25y |
腹〜腹 | 25y | 10y | 35y |
胸〜胸 | 30y | 10y | 40y |
さらに、ギャップウェッジやピッチングウェッジでも同じように目安を作っていきます。スイングスピードをしっかり落とせば、ギャップウェッジでもピンチングウェッジでもキャリーは同じになるはずです。
私の場合、52度のギャップウェッジだとキャリーとランが同じくらい、46度のピッチングウェッジだとランがキャリーの倍くらいが目安です。
こんな感じになります。
52度のギャップウェッジランandキャリーのマトリクス
振り幅 | キャリー | ラン | 総飛距離 |
ヒザ〜ヒザ | 5y | 5y | 10y |
モモ〜モモ | 10y | 10y | 20y |
股間〜股間 | 15y | 15y | 30y |
腰〜腰 | 20y | 15y | 35y |
腹〜腹 | 25y | 15y | 40y |
胸〜胸 | 30y | 15y | 45y |
46度のピッチングウェッジランandキャリーのマトリクス
振り幅 | キャリー | ラン | 総飛距離 |
ヒザ〜ヒザ | 5y | 7.5y | 12.5y |
モモ〜モモ | 10y | 15y | 25y |
股間〜股間 | 15y | 20y | 35y |
腰〜腰 | 20y | 20y | 40y |
腹〜腹 | 25y | 20y | 45y |
胸〜胸 | 30y | 20y | 50y |
ロブウェッジ、ギャップウェッジ、ピッチングウェッジの3つのクラブで6つの振り幅を駆使することで、これだけの距離が打ち分けることができるようになります。
ウェッジ間距離をどう埋めるか?
3つのウェッジを6つの振り幅で駆使することで、かなりの距離を打ち分けることができるようになります。
ただ、はじめにピンに対して、1.5m(約2m)に寄せたいと書きました。
そうなると50ヤードの距離だと、最低でも25種類の距離が打ち分けられないといけません。
この6つの振り幅と3つのウェッジだと、18通りのショットが可能ですが、中には同じ距離になってしまうのもあるので、打ち分けることができるのは大体15通りくらい。
あと10種類足りません。
この残り10種類を打ち分ける方法は、クラブの長さを変える(握る位置を変える)、ボールの位置を変えて弾道で調整する、あと1本ウェッジを追加するなどありますが、おすすめは”フェースを開いて調整する”です。
これが最もシンプルで、スイングを変えることもなく実行可能。
ウェッジ間距離は、フェースの開き具合で調整します。フェースを開いて距離を落とす。
開き方もできるだけ細かいできる方が良いですが、3度ほど開いた場合はこうなります。キャリーは変わらず、ランの距離のみ変わります。
58度ロブウェッジを3度開いた場合
振り幅 | キャリー | ラン | 総飛距離 |
ヒザ〜ヒザ | 5y | 2y | 7.5y |
モモ〜モモ | 10y | 4y | 14y |
股間〜股間 | 15y | 6y | 21y |
腰〜腰 | 20y | 8y | 28y |
腹〜腹 | 25y | 8y | 33y |
胸〜胸 | 30y | 8y | 38y |
このようにフェースを開くことで、弾道が高くなりランが減ります。開くことで距離を調整できます。
どれくらい開けばランがどれくらい落ちるかを把握しておけば、50ヤードの距離で1~2y間隔でピンに寄せることが可能になりますね!
ラウンドでの考え方
当然ですが、ラウンドでは上り、下りがあり、上りだとランが減り、下りだとランが増えます。
考えると非常に複雑ですが、単純に考えるならば、上りの場合はランが2/3、下の場合はランが2倍になる計算で寄せていきましょう。
もしくは、ラウンドで色々計算するのは面倒なので、上りなら番手を上げる、下なら番手を下げるというシンプルな方法でも良いですね。
米国のショートゲーム専門プロコーチのラウンドでのフィネスウェッジの寄せ方、James Sieckmann レッスン動画はこちら。
フィネスウェッジ習得のためのウェッジは?
日本ではフィネスウェッジというメソッドが浸透しておらず、いまだに右足よりにボールを置いてランニングアプローチみたいな教え方が多いですよね。
この打ち方だと、ソールは使わないので、ソールの形状はなんでも良いんですよね。
という訳で、日本のメーカーは総じてソールについては無頓着。せいぜい、ハイバウンスかローバウンスか程度。
海外のメーカーの方がフィネスウェッジに適したウェッジを製造しています。
やはりおすすめはVokeyのSMシリーズです。
ソールの形状にこだわっていて、ちょうど良いウェッジが見つかりやすいです。
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フィネスウェッジ習得のためのおすすめトップ3
10年ほど前に一世を風靡したサーフィンのクアッドフィン。
この頃、ショートボードを新調した多くのサーファーがクアッドフィンセッティングを選んでいましたね。
2023年現在、このブームは落ち着き、トライフィンセッティングがまた主流になっています。
ただ、今でもトライフィンもクアッドフィンも付けることができるファイブプラグのショートボードを持っているサーファーは多いですね。
トライフィンに比べてあまり語られてこなったクアッドフィンの選び方。
今回は、FCSのクアッドフィンの選び方を徹底解説します!
トライフィンとクアッドフィンの比較
クアッドフィンの特性は、トライフィンとの比較をするのが最も近道です。
見た通り、クアッドフィンはトライフィンと違いセンターフィンがありません。また、トライフィンのセンターフィンよりノーズ寄りにリアのフィンがセッティングされています。
サイドフィンはトライフィンと同じで、リアのフィンのみクアッド専用のフィンが必要です。
センターフィンがなく、水がセンターフィンに引っ掛からずスムーズに流れるため、テイクオフでのスピードが少しだけ得られます。ただ、ほとんど体感できるほどではないです。
最もフィーリングの違いを感じるのは、ボトムターンでのキレでしょう。やはりセンターフィンがないので、ボトムターン後半でセンターフィンが波のフェースを食わずターンの角度が緩やかになってしまいます。
ボトムターンから垂直に近くトップに向かおうとするとトライフィンに比べるとクイックさがありません。
フィンが少し前よりに付いているので、トライフィンに比べ後ろ足が少し前目でもクイックにターンができます。
厚い波でのターンでも力がフィンに伝わりやすいという特徴があります。また、見た目通りですが、横へのスピードは得られやすいので、速い波には適しています。
チューブが狙えるような速い波の場合、プロでもクアッドセッティングを選んでいることもあります。
速い波の攻略法はこちら↓
あとは、単純にクアッドフィンも使うことで気分転換になりますね!
元WCTのトップサーファー、ボビー・マルチネスのクアッドフィンのラインディングがとても参考になります。こちら↓
FCSクアッドフィンの選び方
FCSフィンのクアッドフィンの選択肢はトライフィンに比べると少ないですが、リア二本のみのフィンセットも販売されているので、トライフィンのサイドフィンとクアッドのリアのフィンを組み合わせると選択肢は無限大です。
サイズはM
FCSクアッドのリアフィンのサイズは一部SやLのサイズ展開がありますが、Mサイズがメインとなっています。
また、リアフィンが大きいとターンがしづらいので、Lのサイドフィンを使っていてもリアのフィンはMサイズを装着することで、テールを滑らせやすくターンがしやすくなります。
Mサイズのリアフィンを使うのがおすすめ。
FCSのクアッドフィンにはサイズが書いてないものがありますが、目安はAREA(面積)が、8000mm2程度のものです。
フィンの角度は寝ているもの
クアッドのリアフィンの角度はサイドフィンの形状に関わらず、基本的には寝ているものがおすすめです。
フィンの角度が垂直に立っていると波をホールドできずフィンが抜けてしまいます。
ただでさえ、フィンがノーズよりに付いていてフィンが抜けやすい形状なので、そこは寝ているフィンを使って波をできるだけ捕まえやすくしましょう。
31度以上の角度のものを選びましょう。
フィンの素材は硬いもの
フィンの素材は、できるだけ硬いものがおすすめです。リアフィンが柔らかいとボトムターンでグッと重心を加えた時に、フィンがしなってしまいクイックにターンでできなくなってしまいます。
Performance Coreか、PC Carbonの硬いリアフィンを選びましょう。
FCSクアッドフィンのおすすめトップ5
FCSクアッドおすすめNo.1 MATT BIOLOS TRI-QUAD FIN SET
サイズ | ワンサイズ |
BASE | 104mm |
DEPTH(高さ) | 108mm |
AREA(面積) | 8150mm2 |
SWEEP角度 | 32.4° |
FOIL | 80/20フォイル |
素材 | PC Carbon (かなり硬い) |
FCSクアッドフィンについては、トライフィンとクアッドのリアフィンの5本がセットになったモデルと、クアッドのリアフィンのみのセットがありますが、これは5本入っているトライとクアッドフィンがセットになったモデル。
クアッドのリアフィンのAREAが8150mm、SWEEPが32.4度というのはクアッドのオールラウンドモデル。
程よい大きさで、速い波でも抜けられる横への速いスピード、テールの抜けが良く、角度も寝ているので波のホールド感も良い。
迷ったらこのスペックのフィンを選んでおけば間違い無いです。
素材にPC Carbonを使っているので、クイックに縦にターンできるという特徴もあります。
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FCSクアッドおすすめNo.2 AL MERRICK TRI-QUAD FIN SET
QUAD-REAR | |
サイズ | M |
BASE | 97mm |
DEPTH(高さ) | 101mm |
AREA(面積) | 7150mm2 |
SWEEP角度 | 32.4° |
FOIL | 80/20フォイル |
素材 | Performance Core (硬い) |
AL MERRICKのTRIフィンは7150mm2とかなり小ぶり。
リアのフィンを小ぶりにすることで、テールをスライドさせやすくリバースなどの技をかけやすいモデル。スピードよりターンを重視したモデルです。
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FCSクアッドおすすめNo.3 H4 QUAD REAR FIN SET
QUAD-REAR | |
サイズ | ワンサイズ |
BASE | 103.7mm |
DEPTH(高さ) | 107.5mm |
AREA(面積) | 8140mm2 |
SWEEP角度 | 31.4° |
FOIL | INSIDE-80/20フォイル |
素材 | PC Carbon (かなり硬い) |
大きな波の時や、速い波の時に最高のパフォーマンスを発揮するH4フィンですが、クアッドセッティングのリアフィンは一般的な大きさ。
このタイプはクアッドリアのみのセットで販売されています。今持っているトライフィンと組み合わせても楽しいモデル。
フィンの角度は少し立ち気味。ターンよりもまずはスピードを出して速い波を抜けるのに適したフィンです。
チューブライディングができそうな波なら最高のフィンセッティングになります。
また、リアのフィンだけ珍しいINSIDEフォイルになっており、滑らかな乗り味が楽しめます。
H4 QUAD REAR FIN SETの最安値はこちら↓
FCSクアッドおすすめNo.4 PERFORMER PC QUAD REAR FIN SET
サイズ | M |
BASE | 97mm |
DEPTH(高さ) | 108mm |
AREA(面積) | 8150mm2 |
SWEEP角度 | 32.4° |
FOIL | 80/20フォイル |
素材 | Performance Core (硬い) |
スペックは MATT BIOLOS TRI-QUADとほぼ同じで、スピードとターンにバランスが良い、スタンダードな形です。
クアッドリアフィンのみの販売なので、現状のどんなトライフィンと組み合わせても有効なフィンセット。
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FCSクアッドおすすめNo.5 FIREWIRE TRI-QUAD FINS
サイズ | M |
BASE | 103.5mm |
DEPTH(高さ) | 106.1mm |
AREA(面積) | 9755mm2 |
SWEEP角度 | 31.5° |
FOIL | 80/20フォイル |
素材 | Performance Core (硬い) |
他のクアッドリアフィンに比べてかなり大きなサイズが、このFIREWIREのリアフィン。
テールの幅の広い、ボリューム大きめのボードの場合は、このフィンが良いでしょう。最近は、ボリューム大きめのボードに乗っているサーファーは多いですよね。
ボリュームが大きくなると、ターンがしづらくなるのですが、このフィンを使うことで舵がより効くようになります。
FIREWIRE TRI-QUAD FINSの最安値はこちら↓
アプローチというと短い距離はチッピング、30ヤード以上ならピッチ&ラン、高くあげたいならピッチショットと教わってきた人は多いのではないでしょうか。
チッピングはボールを右側に置いてとか、リラックスしてボールの赤道を打つとか、そんな感じでアプローチを考えている方は多いのではないでしょうか。
確かにこのメソッドでも良いのですが、どうしてもザックリ、トップというミスが出やすいのがデメリット。
ボールをクリーンに捉えることが前提なので、テクニックが必要。確かに練習量の多いプロならクリーンにボールを捕らえられると思いますが、アマチュアにとってはミスが怖くなってしまいます。
もっとアバウトにアプローチが成功する方法が実はあります。
それがフィネスウェッジ。特徴は、意図してダフらせることです。
ソールから芝にクラブを入れて、滑らせ、ダフらせてアバウトにボールを捕らえてミスの確率が減るショットです。
ソールを使うショットには、ソールのバリエーションが多いVokeyウェッジがおすすめです。こちら↓
日本ではアプローチのメソッドがオールドスタイルで、未だにボールを右足側に置いてボールをクリーンに捉えるチッピングを教えているたくさんのYoutuberプロがいますし、もはや精神論と言えなくも無いような「リラックスして打て!」ようなアプローチに特化したレッスン本も発売されています。
実は、松山英樹もジョーダン・スピースも日本のオールドスタイルでアプローチはしておらず、フィネスウェッジでアプローチしています。
ぜひ世界最新のアプローチメソッドを身につけてスコアを縮めましょう!
フィネスウエッジでどれだけスコアが縮まるか?
アプローチを制するものがゴルフを制するというほどではないですが、グリーン周り20ヤード以内のアプローチはゴルフスコアに15%ほど影響します。
その日の状況にもよるでしょうが、90台で回るアマチュアゴルファーの場合、1ラウンドで8回から10回位はグリーン周りのアプローチの機会があるのではないでしょうか。
80台のスコアを目指すなら、1/3の確率で寄せワンを取る必要があります。
90台ゴルファーの場合、寄せワンの確率は大体15〜20%位。
90台のゴルファーがラウンドで10回アプローチの機会があるなら、寄せワンは1〜2回。
1/3の確率になれば、寄せワンが3~4回となり、スコアとしてはラウンドで2〜4縮まります。フィネスウェッジを身につければ、1/3の確率で寄せワンを取るのは十分可能。
さらに、フィネスウェッジの場合はダフりやトップなど大きなミスが格段に減りますので、そう考えるとラウンドで3〜5打ほど縮めることが期待できます。
ちなみに、PGAツアートップのアプローチ巧者スコッティ・シェフラーの寄せワン確率は2/3程度です。
PGAツアーを見ているとほぼ100%くらいの確率で寄せワンを取っているように見えますが、実際は三回に一回はトッププロでもグリーンエッジから20ヤード以内のアプローチでも2パット以上しています。
フィネスウェッジのバイブル
さすがスポーツ大国アメリカと言いたくなるのですが、実は米国ではショートゲーム専門のツアープロコーチがいます。
日本だとあまり知っている方が少ないかもしれませんが、 James Sieckmann(ジェームス・シークマン)もその一人。カート・キタヤマやスチュワート・シンクのショートゲームコーチですね。
Vokeyウェッジのメーカー、タイトリストのアンバサダーを務めており、レッスン動画もいつくか上がっています。
フィネスウェッジのアドレス
フィネスウェッジの基本を解説していきましょう。
10センチくらい左足を引いてオープンスタンスにします。
左足一本で立てるくらい左足体重にします。
そして、ボールは左足の親指の前くらい。かなり左足寄りに置きます。
ボールと体はできるだけ近づけましょう。ボールと右足つま先の間は大体シューズ一足分ちょっとくらい。
この時気を付けないといけないことは、ウェッジのシャフトが地面に対して垂直に近くなること。
シャフトを垂直にすることで、ヘッドのソールから地面に着地できるようになります。
フィネスウェッジのスイング
左足体重のままスイング
フィネスウェッジのセットアップが完成したら、あとは左足体重を変えずスイングします。
体重移動してしまうと同じところにクラブヘッドを落とすことが難しくなるため、安定してダフらせるため左足体重キープです。
左足体重スイングには、右足を引いた状態でのフィネスウェッジをショットする練習が効果的です。
↓James Sieckmann 先生が30秒くらいのところから実演してくれています。
スイングスピードを遅く
結構勘違いしている人が多いのですが、スイングスピードを遅くすればするほど正確性が上がります。
速さと正確性はトレードオフの関係にあります。
野球のピッチャーも同じで、速い球を投げる投手ほど四球が多いですよね。投手の時の大谷翔平も四球多めです。大体2.5回に1回は四球を出します。
ただ、ゴルフ場でよく見るのが、フルショットと同じくらいの力加減の速いスイングスピードでアプローチしているゴルファー。 「アプローチでは緩んではダメ」という都市伝説のような嘘のゴルフ理論を信奉しているゴルファーが意外と多いです。
アプローチは飛ばす必要は全くなく、コントロールが全てですので、自分ができる極限までスイングスピードを落としてスイングしましょう。 確実にミスが減ります。
スイングスピードを遅くすることで、クラブヘッドのソールから地面に着地してもクラブが地面に刺さらず滑ってくれます。
スイングスピードが速いと、勢いがあるのでボールの手前にヘッドが着地するとそのまま刺さってダフってしまいます。
また、そもそもスイングスピードが遅いので、短い距離を打つのが簡単になります。 ”アプローチは蚊がとまるくらい、めちゃめちゃスイングを遅くする”が基本です。
ボールの手前をダフらせる
ボール手前ボール半個分くらいのところをダフらせます。
セットアップでシャフトが垂直に近くなっているので、自然とソールから着地して芝を滑ってくれます。スイングスピードを落としているので、勢いがないためウェッジの刃が刺さってしまうこともありません。
クラブが地面に刺さらないためにも、スイングスピードを遅くすることは必須です。
イメージとしては、ボールを捉えた後にゆっくりとした軌道でボールがフワッとスローモーションで飛んでいく感じ。
フィネスウェッジ習得のためのウェッジは?
フィネスウェッジに最適なウェッジベスト3はこちら↓
日本ではフィネスウェッジというメソッドが浸透しておらず、いまだに右足よりにボールを置いてランニングアプローチみたいな教え方が多いですよね。
この打ち方だと、ソールは使わないので、ソールの形状はなんでも良いんですよね。
という訳で、日本のメーカーは総じてソールについては無頓着。せいぜい、ハイバウンスかローバウンスか程度です。
海外のメーカーの方がフィネスウェッジに適したソールにこだわったウェッジを製造しています。 本当は精度の高い日本のメーカーを推したいところではあるのですが。。
やはりおすすめはVokeyのSMシリーズです。
ソールの形状にこだわっていて、ソールのバリエーションが格段に多い。ロフトの選択肢も多い。
ちょうど良いウェッジが見つかりやすいです。
Vokey SM9のDynamic Goldシャフト最安値はこちら↓
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SM9のカスタムオーダーの解説↓
フィネスウェッジの距離の合わせ方
フィネスウェッジの距離の合わせ方はこちら↓
PGA、LIVツアーでも人気の高いVokey Design SM9。
2023年6月最新 のVokeyウェッジを使用するトッププロ等のセッティングについて紹介します。
VokeyにはSMシリーズと日本限定のVokey Forgedの2種類ありますが、海外のプロのほとんどはSM9を使用してますね。
PGA、LIVツアーで使用率No.1のVokey SM9の最安値はこちらから↓
ウェッジのセッティングに悩むアマチュアゴルファー、ウェッジの選び方についてはこちらでも解説していますが、プロのセッティングから決めるというのも一つの決め方です。
Scottie Sheffler(スコッティ・シェフラー)
PW | GW | SW | LW |
TaylorMade P7TW | Vokey SM8 | Vokey SM8 | Vokey Proto |
50-12F | 56-14F | 60-6K | |
DG X100 | DG S400 | DG S400 | DG S400 |
2023年6月現在、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーですが、ウェッジのセッティングはアマチュアゴルファーでも参考になる易しめのセッティング。
あまり知られていないですが、スコッティ・シェフラーの最も大きな強みはグリーン周りのショートゲームです。
トッププロのグリーンエッジから20ヤード以内からの寄せワン率は60%くらいですが、シェフラーの寄せワン率は66%。実に、2/3の確率で寄せワンを奪っています。
ピッチングウェッジはアイアンセットのモデルを使用。ギャップウェッジ、サンドウェッジともハイバウンスのFグラインド。最新のSM9ではなく、SM8を使用しています。
ロブウェッジも同じく優しめで、Kグラインド。
ツアー屈指のショートゲーム巧者がバウンス多めの易しいセッティングを選択しているのは注目ですね。
Jordan Spieth(ジョーダン・スピース)
PW | GW | SW | LW |
Vokey SM9 | Vokey SM9 | Vokey SM9 | Vokey Proto |
46-10F | 52-8F | 56-10S | 60-T |
Project X 125 6.5 | Project X 120 6.0 | Project X 120 6.0 | Project X 120 6.0 |
ショートゲームの名手として名高い、ジョーダン・スピースはピンチングウェッジからSM9のセッティング。
全体的にローバウンス設定。
ボールに対して、毎回正確にヘッドを入れることができる自信を感じます。
Justin Thomas(ジャスティン・トーマス)
PW | GW | SW | LW |
Vokey SM9 | Vokey SM9 | Vokey SM9 | Vokey Proto |
46-10F | 52-12F | 56-14F | 60-T |
DG X100 | DG S400 | DG S400 | DG S400 |
ジャスティン・トーマスもアマチュアが真似できそうなハイバウンス設定。
ジョーダン・スピースも同じですが、ピッチングウェッジからVokey Design SM9を入れています。
Max Homa(マックス・ホマ)
PW | GW | SW | LW |
Vokey SM9 | Vokey SM9 | Vokey SM9 | Vokey SM9 |
46-10F | 50-12F | 56-14F | 60-04T |
KBS TOUR $-Taper 130 X | KBS Hi Rev 2.0 125 S | KBS Hi Rev 2.0 125 S | KBS Hi Rev 2.0 125 S |
メジャー大会ではなかなか上位に来ないですが、ツアーでは堅実な成績を続けているMax Homa。
ログウェッジ以外は、VokeyのFグライドでハイバウンス設定です。
ウェッジのシャフトを少し軽く、柔らかくしているのが特徴的。
Patrick Cantlay(パトリック・キャントレー)
PW | GW | SW | LW |
Vokey SM7 | Vokey SM7 | Vokey SM9 | Vokey SM8 |
46-10F | 52-8F | 56-8M | 61- |
DG S300 | DG S300 | DG S300 | DG S300 |
パトリック・キャントレーはクラブをなかなか変えないのですが、ウェッジも同じくいまだに2世代前のVokey SM7を使っています。
サンドウェッジからMグラインドを使ってるローバウンス設定。
Adam Scott(アダム・スコット)
PW | GW | SW | LW |
Vokey SM8 | Vokey SM8 | Vokey SM8 | Vokey SM8 |
48-10F | 52-12F | 56-10S | 60-8M |
DG X100 | DG X100 | DG X100 | DG S400 |
1世代前のSM8を愛用するアダム・スコット。
基本的にはウェッジもアイアンと同じシャフトのDynamic Gold X100を使っていますが、ロブウェッジだけはDynamic Gold S400を使っています。
Cameron Smith(キャメロン・スミス)
PW | GW | SW | LW |
Vokey SM9 | Vokey SM9 | Vokey SM9 | Vokey Proto |
46-10F | 52-8F | 56-8M | 60-T |
KBS Tour 130X | KBS Tour 130X | KBS Tour 130X | KBS Tour 130X |
全体的にローバウンス設定のキャメロン・スミスですが、ウェッジのシャフトはアイアンと同じKBS Tour 130Xを使用しています。
ダイナミックゴールド使用のプロはウェッジのシャフトを柔らかく、重くする傾向にありますが、ProjectXやKBSのシャフトを使うプロはアイアンシャフトと同じか、むしろ軽くすることもあります。
まとめ
PGAツアー、LIVツアーゴルフのトッププロが使っているウェッジセッティングの特徴をまとめてみると、、
56度までのサンドウェッジのグラインドはF、S、Mで決まり
トッププロはローバウンスのウェッジを使っているイメージがありますが、実は56度のサンドウェッジまでは,
FやSバウンスのハイバウンス設定を選んでいるプロが多いです。
最もローバウンスの設定のMバウンスでも、パトリック・キャントレーとキャメロン・スミスくらいで、少数派。
アマチュアの場合は、FかSが良いでしょう。
56度のサンドウェッジは必須アイテム
さまざまなセッティングがありますが、Vokeyの56度のサンドウェッジは必需品。
56度を選んでいないプロはほぼいないと言っても良いです。
ピッチングウェッジからVokeyを入れている
なんでも大きな流れというのはあるのですが、ゴルフクラブセットの大きな流れは「アイアンの減少」です。
アイアンの本数がどんどん減っています、少し前までは14本のうち、3番アイアンからピッチングまで8本をアイアンが占めていましたが、アイアンは5番から9番までの5本くらいが本流になってきています。
ピッチングウェッジもアイアンセットのものを使うのではなく、VokeyのSM9を使う選手が増えてきました。
ウェッジのシャフトはアイアンとは違うものを
アイアンセットのシャフトはXシャフトを選ぶ選手が多いのですが、ウェッジのシャフトはDynamic GoldのS400がよく選ばれています。
ウェッジのシャフトは重め、柔らかめが良いというゴルフ批評家がいますが、実際のところは、重めで柔めというより、Dynamic Gold S400がウェッジには単純に人気と言ったほうが正しいです。
ジョーダン・スピースやマックス・ホマなどのProject Xをアイアンに採用しているグループは、逆にウェッジは軽め、柔らかめのシャフトを採用しています。
PGA、LIVツアープロに人気の高いのVokey SM9 Dynamic Gold シャフトモデルはこちら↓
2022年6月にKai Lenny、JOBが日本リリースしてから新しいモデルがリリースされていないCARVERですが、2023年にもおそらく新作がリリースされます。
いち早く、2023年にリリースされる見込みの新作4モデルを紹介します。
2023年注目モデル1:…LOST X CARVER 32.5″ ROCKET REDUX BROPHY
Length | 32.5 inch |
Width | 10 ½ inch |
Wheelbase | 18 inch |
Nose | 3 3/8 inch |
Tail | 6 7/8 inch |
Wheels | 70MM Eco Mag 81A |
2023年最も注目のモデルがこの…LOST Xです。
既存でCARVERのROCKET REDUXがあるのですが、この後継モデル。
ROCKET REDUXよりデッキの長さとウィールベースが長くなっています。
ウィールベースが18inchあって、最も使いやすいサイズです。
CARVERの長さ、ウィールベースの選び方、CARVERおすすめモデルトップ5はこちら↓
この…LOST Xの特徴は、”Progressive Rocker”です。デッキに渡って真ん中が窪んでいるコンケーブが施されていて、ターンの時にボードを傾けやすくなっています。
ウィールはCARVER標準ウィールより硬い70MM Eco Mag 81Aを装備していて、ウィールをスライドさせやすくなっています。
デッキのコンケーブ、長さ、ウィールベースなど、現在手に入りづらいBlack Tipに近いスペックになっていて、日本発売されれば間違いなく第一選択肢になるモデルです。
かなりおすすめのモデル。
USモデルはすでに日本でも販売されています!↓
2023年注目モデル2: CARVER X BING 37″ CONTINENTAL SURFSKATE
Length | 37 inch |
Width | 10.875 inch |
Wheelbase | 21.25 inch |
Nose | – |
Tail | – |
Wheels | 70MM Concave Smoke 78A |
BING SURFBOARDとコラボしたCARVERの中で最長のモデル。
これくらい長さがあれば、ボード上でクロスステップやノーズライディングも可能です。ロングボードほどの長さはないので、何歩もウォーキングできるほどではないですが、ミッドレングスやロングボードの陸トレのCARVERならこのモデル。
ライディングイメージはこちら↓
2023年注目モデル3: CARVER X BING 27.5″ PUCK SURFSKATE
Length | 27.5 inch |
Width | 10 inch |
Wheelbase | 15.25 inch |
Nose | – |
Tail | – |
Wheels | 70MM Concave Smoke 78A |
これもBING SURFBOARDとコラボしたモデル。
CARVERの中で最も短く、最もデッキの幅が広い モデルです。
ツインフィッシュのような短く厚みと幅のあるボードを持っているサーファーが実際のライディングをイメージしやすいモデル。
ウィールベースも短いので、孤の小さいタイトなターンが可能。
普段、短く幅の広いオルタナティブ系ボードを使っているサーファーに向いているでしょう。
2023年注目モデル4: CARVER 29.5″ CHRYSALIS SURFSKATE
Length | 29.5 inch |
Width | 9 3/4 inch |
Wheelbase | 15.75 inch |
Nose | 3.75 inch |
Tail | 6.5 inch |
Wheels | 69MM Concave Smoke 78A |
CARVERは男性的なデザインのデッキが多いのですが、珍しく女性的なデザインのデッキデデザインのモデルが CHRYSALISです。
スペックも女性向けとなっていて、長さ、ウィールベースとも短め。
デザイン、スペックとも女性むけのCARVERです。
予想に反して、2023年10月にJAPAN限定モデルがリリースされてます!
詳しくはこちら
2023年4月にこのモデル7代目となるVokey Forgedが発売されました。
Vokeyには2022年に発売されたSM9もありますが、結局どちらを買えば良いのでしょうか。
Vokey Forgedとは?
タイトリストが日本専用に発売したモデル。
Vokeyで初めての軟鉄鍛造ウェッジが、Vokey Forgedシリーズです。
2023年4月にリリースされたVokey Forgedが7代目。日本だけの発売ですが、実はかなり息の長いモデルです。
グライドがF、M、K、Bの4つ用意されています。
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Vokey SM9とは?
SMとはSpin Milledの略で、元々はスピンミルドシリーズと言われていました。
ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスなどの世界のトッププロの使用率が高いモデル。
ソール形状の豊富さが特徴で、2023年3月に新しくTグラインドが追加されています。
Tグラインドは、パトリック・キャントレーやジャスティン・トーマスが使用するローバウンスソール。
硬いライからのショットで使える上級者向けのグラインドです。
新しく追加されたTグラインドも含め、F、S、M、K、D、L、Tの7つのグラインドが用意されています。
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SM9とVokey Forgedの共通点
SM9とVokey Forgedの違いを説明する前に、共通点から。
Vokeyの他のクラブメーカーにはない特徴はカスタマイズオプションの豊富さです。
Vokeyだけが、ロフト角、ライ角、長さ全てインターネットでもカスタマイズすることができます。
これはSM9とVokey Forgedも同じ。
どちらを選んでも細かくカスタマイズすることができます。
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SM9とVokey Forgedの違い
Vokeyシリーズの違い1:鍛造と鋳造
まず大きな違いは製造方法です。
SM9は軟鉄鋳造、Vokey Forgedは軟鉄鍛造。
素材は軟鉄で一緒なのでどちらも購入後のライ角、ロフト角調整は可能ですが、鋳造と鍛造では打感が違います。
鋳造とは型に鉄を流して整形する方法、鍛造とは鉄を叩いて(鍛えて)鉄を整形する方法。
鍛造の方が鉄を圧縮しているため強度が高いです。従って、ゴルフクラブ以外だと航空機や自動車部品に使われたりします。
鍛造は鉄が圧縮されていて、柔らかい打感になります。ボールを実際にヒットした後に少し時間があって手に感触が伝わる感じ。
「柔らかい打感」をウリにしているアイアンはほぼ全て軟鉄鍛造で製造されています。
対して、鋳造の方が製造誤差が小さく、鉄を叩く工程を削減できるのでコストが安くなります。また、キャビティアイアンのように複雑な形状を整形することも可能です。
軟鉄鍛造のVokey Forgedの方が打感は柔らかい反面、コストが高くなります。
実際、鋳造のSMシリーズの打感はかなりソリッドです。
Vokeyシリーズの違い2:グラインド
Vokey Forgedが F、M、K、Bの4つSM9が F、S、M、K、D、L、Tの7つのグラインドを用意していて、SM9の方が豊富です。
同じFやMでもバウンス角に違いがあるのがポイントです。
グラインド | Vokey Forged | SM9 |
F | 10° | 8°、10°、12°、14° |
S | – | 10° |
M | 10° | 8° |
K | 13° | 14° |
D | – | 12° |
L | – | 4° |
T | – | 4° |
B | 6° | 6° |
Vokeyシリーズの基準になるグラインドは従来からあるF、S、Mなのですが、特にMグラインドでVokey Forgedの方がバウンスが10°となっているのが注目です。
Mグラインドは現在でもPGA、LIVツアープロの使用率が高いグラインド。ただ、SM9の場合Mのバウンス角が8°と小さくなっていて、アマチュアには少々ハードルが高いです。
Vokey ForgedのMグラインドのバウンス角10°は、しっかりフィネスウェッジを習得していればザックリ、トップを怖がらずアプローチできる安心感があります。
フィネスウェッジでは左足側にボールを置いて意図的にダフらせます。このアプローチの場合は、グラインドは10~14度はあった方がいいです。
その意味で、Vokey Forgedの方が少しだけ易しい設計となっています。
ザックリ、トップが激減する!フィネスウェッジの完全解説はこちら↓
Vokeyシリーズの違い3:フェース
フェースは若干ですが、Vokey Forgedの方がグース気味です。
SM9は伝統的にリーディングエッジが前に出るような形状なので、この点はVokey Forgedの大きな特徴。
若干グースになっていることで、ボールを拾いやすい感覚が得られます。
Vokey ForgedとSM9の違いまとめ
Vokey Forged | SM9 | |
製造方法 | 軟鉄鍛造 | 軟鉄鋳造 |
打感 | 柔らかい | 少し硬め |
グラインド | 4種類 バウンスが大きめで易しい | 7種類 バリエーションが多く初級者からプロまで対応 |
フェース | ほとんどストレートだが、若干のグースネック | ストレートネック |
価格 | ¥36,300(税込) ※Dynamic Goldの場合 | ¥27,500(税込) ※Dynamic Goldの場合 |
全体的にVokey Forgedの方がバウンスが大きく易しい設計となっています。打感もVokey Forgedの方が優れていると感じる方が多いでしょう。
Vokeyの一番の特徴であるカスタマイズの豊富さはVokey ForgedもSM9も同じなので、価格差以外で悩むからVokey Forgedを選んだ方がスコアを縮めることができます。
個人的には、56°までならVokey ForgedもSM9も易しさは変わらないので、迷わずコストが安いSM9。
58°以上になると、バウンスが小さいと距離感を合わせるのが難しくなるのと、やはりVokeyのメインのグラインドであるMグライドを使いたいためVokey Forged。
56°までのサンドウェッジならSM9、58°以上のロブウェッジならVokey Forged。これがおすすめです。
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