ラウンド中にスライスし始めて、修正しようとすればするほどスライスがひどくなった経験はないでしょうか?
その場合、あなたのフェース角とスイング軌道の知識が不足しているかもしれません。
物理法則の鉄則は以下です。
- ボールの打ち出し方向を決めるのはフェース角
- ボールの曲がる方向を決めるのはスイング軌道とフェース角の関係
これを逆に覚えている方が少なくありません。
ボールの打ち出し方向はスイング軌道が決める、ボールを曲げるにはフェースを返すと思っていないでしょうか。
例えば、インサイドアウトにスイングすれば、ボールは右側に打ち出されると認識されていないでしょうか。
フェース面を閉じれば、フックが打てると認識されていないでしょうか。
完全に物理の法則を間違ってます。
1.ボールの打ち出し方向を決めるのはフェース角
このようにボールは、フェースに対して90度の垂直に打ち出されます。
2. ボールの曲がり後方を決めるのはスイング軌道とフェース面の関係
このように、フェースがスクエアでインサイドアウトのスイング軌道の場合、
ストレートにボールが飛び出して、左へ曲がる、ドローボールとなります。
打ち出しに対して、軌道がズレることでサイドに曲がるボールが出ることになります。
フェースが開いて、フェース角よりスイング軌道がアウトサイドから入る場合場合、プッシュアウトのスライスになります。
以下の例は、フェースが開いて当たるが、スイング軌道がストレートの場合(結果はプッシュスライスになります)。
この時に、「打ち出しはスイング軌道で決まる」と覚えていたら、修正は永遠に不可能です。
打ち出しがスイング軌道で決まるのであれば、もっとアウトサイドインにスイングすれば修正できることになりますが、物理法則として、打ち出し角を決めているのはフェース角なのでプッシュアウトスライスが出ている時にアウトサイドインにスイングすれば、さらに右に曲がるプッシュスライスを誘発します。
こんな感じ。
こうなると、永遠にプッシュスライスが治ることはありません(たまたまフェースが閉じて当たってプルストレート気味の球は打てることはあると思います)。
この法則を知っていれば、ミスの修正方法が明確になり、本質的な修正が可能となります。
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