GGスイングは、 マシューウルフのコーチでも有名な George Gankas 氏が提唱するゴルフスイング理論です。
特徴としては、以下のようなものがあります。
- ダウンスイングでクラブシャフトをシャローに下ろしてくる
- 左膝を開きながら、ダウンスイングで左腰を下方向に下ろしてくる
- 積極的にその場で回転する
このゴルフスイング、1年間取り組んで見た結果、スイングが完全に崩壊しました。。
このスイングに取り組んだ結果起こったことはこれです。
- プルフック(チーピン)の連発
基本のゴルフのセオリーを理解すれば、当たり前と言えば当たり前なのですが、GGスイングのそれぞれの特徴は以下のような作用をもたらします。
ダウンスイングでクラブシャフトをシャローに下ろしてくる
シャローに下ろしてくる、ということは、クラブを寝かせるということになります。
クラブを寝かせれば寝かせるほど、クラブヘッドが下方向に落ちてインサイドアウトの傾向が強くなります。
左膝を開きながら、ダウンスイングで左腰を下方向に下ろしてくる
ダウンスイングで、左腰を下方向に下ろしてくること自体は問題ないのですが、左膝を開きながら左腰を下方向に下そうとすると、右膝が前に出てきます。
右膝が前に出ると体の方向は、アウトサイドイン方向に傾いていきます。
積極的にその場で回転する
積極的にその場で回転すれば、同じく、体の方向がアウトサイドイン方向に傾きます。
その結果、クラブスイングの軌道はインサイドアウト方向、体の方向がアウトサイドインになってクラブフェースが閉じる可能性が高くなります。
スイング軌道がインサイドアウト、クラブフェースがクローズ方向になれば、当然プルプッシュ(チーピン)となります。
たまたま、クラブフェースが開いたときだけが、グッドショットが打てるのですが、それ以外のフェースの状況でインパクトすると全部チーピンです。
インテンショナルにフェードを打とうとすると、全部プルフックになるでしょう。
インテンショナルドローを打とうとしても、フェースが閉じやすいので、これもプルフック。
どうしようもなくなります。
このあと、どうしようもなくなって、GOLFTEC に通って修正できるようになったのですが、かなり遠回りしました。
その記事はまた。
ディスタンスウェッジでの弾道を操る事ができるようになると、ラウンドでの微妙な距離の調整ができたり、障害物を避けてピンを狙えたりできるようになります。
習得すべき弾道はこの9つです。
- ストレート
- ハイストレート
- ローストレート
- ドロー
- ハイドロー
- ロードロー(スティンガー)
- ハイフェード
- ローフェード
この中でも、ハイドローとローフェードの習得が難しいのですが、練習を続ければできるようになります。
しかし、練習しないと当然ですが習得はできません。
この9弾道を一回ずつショットしていく、”9弾道プラクティス”を練習に取り入れると良いです。
手順はシンプルです。
手順1
適当なクラブを用意して、9弾道を適当な順番でショットしていきます。
ロフトが立っているクラブの方がサイドスピンが入りやすいので、
ピッチングウエッジかギャップウエッジあたりが良いと思います。
ショットするごとに、1から5のショットスコアを記録します。
以下の基準でショットを評価しましょう。
1 | 明らかなミスショット、大きなダフリ、シャンク、チーピンなど OBやレッドペナルティエリア、ほとんど距離が稼げないなどのショット。 |
2 | ミスショット。 クラブヘッドには当たったが、距離、方向性、弾道のいづれか2つが大きくずれた。 グリーンエッジから20y付近に近づけることができなかった。 |
3 | まあOKショット。 距離、方向性、弾道のいづれか2つがずれていた。 前には飛んだが、グリーンに乗らずグリーンエッジから20y付近に落ちた。 |
4 | まずまずのショット。 意図した通りの、距離、方向性、弾道のいづれか1つがずれていた。 グリーンに乗ったが、ホールまで距離のあるパットが残った。 |
5 | Good shot. 距離、方向性、軌道ともイメージ通り。 ワンピン以内についている。 |
手順2
記録したスコアを前回や前々回と比べて、向上しているか確認しましょう。
ラウンドで使えるレベルは、平均で3.5以上です。
スコアをつけて分析することで、得意な弾道を不得意な弾道が明確になると思います。
数字を把握することで、ラウンドでは得意な弾道を多く使う、不得意な弾道を重点的に練習するなど、具体的なアクションを取ることができます。
120ヤード以内のコントロールショット、ディスタンスウェッジでフェードボールを操る事ができれば、メリットが大きいです。
- 右からの風が吹くショットでフェードを打つことで、ピンをストレートに狙える
- 木が邪魔になるスタイミーの状況でのショットでピンを狙える
- 微妙な距離のコントロールができる
- ダフリのミスを避ける事ができる
普段ドロー系のボールでピンを狙うゴルファーでも、フェードボールでのディスタンスウェッジを習得すれば、18ホールで1、2打は減らすことができるはずです。
タイガーウッズはこのディスタンスウェッジで基本的にこのフェードボールでピンを狙ってきます。
私はドローボールヒッターですが、フェードボールでのディスタンスウェッジはとてもよく使うテクニックです。
何より、弾道を操れるようになると楽しいです。
ドローボールヒッターのディスタンスウエッジフェードの打ち方はこちらです。
まず、フェードのメカニズムから。
大事なのは、フェードを打つには、以下の条件が整わなければなりません。
- インパクトでフェース面はターゲットから少し左
- スイング軌道はフェース面の角度より少しだけターゲットから左
フェース面がスイング軌道より左を向いてしまうと、プルフックになってしまいますので、これは絶対避けたいです。
フェース面は、スイング軌道より内側から悪くてもストレートの間に抑えなければなりません。
これを踏まえて、セットアップをしてスイングをします。
セットアップ
スクエアより少しだけフェースを閉じてセットアップします。
角度としては3-5度くらい。
3-5度だと、100ヤード先で5-10ヤード左を向く感じです。
フェース面については閉じるのは気持ち悪ければ、スクエアでも良いと思います。
フェードだからといって、フェースを開くのは厳禁です。
フェースが開くと、プッシュスライスが出てしまいます。
そして、フェース面より少しだけ角度をつけてスタンスします。
フェース面に対して、2,3度ほど角度をつけます。
ボールの位置はいつもと同じです。
スイング
基本的に、スタンンスどおり通常のスイングと同じようにスイングすれば、フェースは若干クローズ、スイング軌道はフェース面よりクローズになるはずです。
ただ、やってはいけないのは、手首を返してしまってフェース面がスイング軌道よりクローズになってしまうこと。
こうなると、プルフックになってしまい、大きくターゲットから外れてしまいます。
手首を返さないようにするには、フォローでの意識が大事です。
フォローでクラブのシャフトを立てていきます。
このイメージでスイングすれば、手首でフェースを閉じすぎることはないです。
イメージはこちらです。
もし、うまくフェードが出ないようであれば、セットアップでのフェースの位置をストレート側やよりクローズ側に持ってくることで調整してください。
また、この法則はドライバーショットやアイアンショットでも同じです。
ディスタンスショットでのフェードボールを習得すれば、他のクラブでもフェードを操ることができるでしょう。
ボールの打ち出し角度はフェース面の角度で決まります(スイング軌道は打ち出し角度には関係ないのは気をつけてください)。
では、何度ターゲットラインからズレていると、サイドの距離のズレが生じるのでしょうか?
これが距離別のサイドにどれくらいずれるのかの一覧です。
100ヤードの距離で、10度フェース面がターゲット方向からズレると、スイング軌道のズレによるサイドスピンは無視してピンから横方向に13ヤードのズレが生じます。
250ヤードの距離だと、10度のフェース面のズレでターゲットから横方向に43.4ヤードズレてしまいます。
当然ですが、打ち出し角度のズレは距離が長くなれば長くなるほど大きくなるので注意が必要です。
例えば、100ヤードの距離で、10度のフェース面のズレで13ヤードのずれたとしても大きな問題ではないですが、ティーショットでの43.4ヤードのズレはOBの危険性が高く致命傷になります。
また、横方向の距離の誤差を測ることで、フェース面が何度くらい開いているか、もしくは閉じているかがわかるようになります。
そうすれば、次のショットでどれくらいフェース面を閉じれば、もしくは開けば良いか目安ができるはずです。
ちなみに、この誤差は三角関数を使えば比較的容易に求められます。
実際のビジネスでも偉大な先人が発明した数学を使えば、簡単に答えが求められる事がよくあるのですが、数学を使おうとしない、もしくは、使えないビジネスマンが多く存在するのはただの社会的な損害だと感じます。
サイドの誤差の計算方法はこちら。読み飛ばしも問題ないです。
このような三角形を考えます。
例えば、Xというゴルファーが100ヤード真っ直ぐ飛ばせるとします。
この三角形なら、Aの辺が100ヤードとします。
で、Cの辺の長さを求めれば良いと一瞬思うかもしれませんが、それでは正確ではありません。
Xの飛距離は250ヤードなので、C方向に打ち出されたボールの飛距離も100ヤードであるべきです(打ち出し方向によって飛距離が変わると言うゴルファーもいると思いますが、この場合は無視します。ちなみに、右に打ち出そうが、左に打ち出そうが、多くのゴルファーは実際のところ、そんなに飛距離は変わらないと思います)。
また、シンプルにするためサイドスピンも考慮しません。
実際のCの辺の長さはAよりも長いので、Bのサイドの誤差は実際よりも大きくなってしまいます。
なので、XがC方向に100ヤード飛ばした時の三角形の高さを求めなればなりません。
それは、まず、XがC方向に打ち出した時の、直線距離aを求めて、その後、直線距離aからの三角形の高さbを求めます。
式で表すと、この公式で求める事ができます。
簡単にエクセルでも計算できます。
ゴルフスコア記録アプリでスコア管理をされているゴルファーは多いと思います。
ただ、このスコア記録アプリ、多くの点で問題があります。
スコア記録アプリで表示される数字の多くはスコアアップにつながる数値ではないからです。
- フェアウェイキープ率
- OB数
- パーオン率
- パット数
これらはスコアアップには多少つながるものの、その関連性が薄い、もしくはもっと良い数値がある数値たちです。
蓋然性が低いとも言います。
パーオン率の蓋然性については、こちらで述べました。
フェアウェイキープ率とOB数の代わりに、「ティーショットでOBもしくはチョロをした数」を記録することをお勧めします。
80を切るためには、この「ティーショットでOBもしくはチョロをした数」を18ホールで2回以下に抑えなければなりません。
また、フェアウェイキープ率や、OB数、パーオン率についてですが、各数値の適正数値を把握している方も少ないと思います。
ビジネスでも、蓋然性が低い数値を目標として、さらにその目標数値に適正感がない、と言うケースは非常に多いと思います。
そのような数値を目標にされてしまった社員の行先は、「デスマーチ」です。
昨今、目標数値のプレッシャーから不正をしてしまうケースが散見されますが、それは目標が高すぎるのではなく、多くはこの蓋然性の低く、さらに適正感がない、と言うのが根本的な問題であると考えます。
話がそれました。戻しましょう。
特に、ゴルフスコアにおいての、「パット数」はスコアアップに対して蓋然性が間違いなく低いので、記録方法を見直すべきです。
まず、パットですが、60cmのパットでも、15mのパットでも同じ一打ですが、大きく難易度が違います。
これがPGAツアープロの距離別のパット数です。(Marke Broadie 「Every Shot Counts」より)
60cmのパットは、プロだと99%外すことはないですが、15mのパットとなるとプロでも3%しか入りません。
つまりは、グリーンが大きくで長いパットが残るコースだったり、セカンドショットの精度が良くてパーオンする確率が高いと、長いパットが残るのでパット数は増えます。
逆に、セカンドショットではグリーンオンできなかったが、サードショットでグリーン周りからピン近くに寄せるケースが増えればパット数は減ります。
グリーンが小さいコースでも距離が短くなるのでパット数は減るでしょう。
つまりは、コースと直前のショットによってパット数は大きく影響するため、今日のパット数が30でも40でも一喜一憂すべきではないです。
ラウンドでのパットについては、コースや直前のショットの影響を排除して分析すべき。
まず、シンプルなのは、「9m以内のパットで3パットした数」です。
PGAツアープロは9m以内での3パットの確率は5%。20回に一回しかありません。
80を切るのが目標であれば、この「9m以内のパットで3パットした数」をラウンドで1回以内に収めなればなりません。
ただ、「9m以内のパットで3パットした数」だけでなく、できればラウンドでのパットの距離をすべて記録して、PGAツアープロの数字と見比べてみることをおすすめします。
そうすると、特定の距離のパッティングに弱点があることがわかるのではないでしょうか。
弱点がわかれば、そこを練習で強化すれば良いだけ。
そのようにパッティングを強化する方が、単純なラウンドのパット数を記録するよりはるかに効果的です。
フィネスウェッジで短い距離でもPGAツアープロのように、フワッとあげるショットが打てると、グリーン周りの選択肢が増えます。
- グリーンエッジからピンが近い
- グリーンエッジまでに窪みがあり、チッピングでは距離感が掴みづらい
- グリーンが速い
- 奥からのアプローチ
このような状況で、フワッとあげる事ができればランがあまり出ずにピンに寄せる確率が上がるでしょう。
フワッとあげるには、ウエッジのソールから芝に着地してロフトを使ってボールを捉える必要があります。
普段、ソールから着地させていないとイメージが出しづらいかもしれません。
ソールから着地させるスイングを身につけるには、「グローブドリル」が良いです。
シンプルですが、強力なドリルです。
手順はこちら。
STEP1
ゴルフのグローブを用意します
STEP2
グローブを右肘と胴体(右脇下あたり)で挟んで、フィネスウエッジのセットアップをします
STEP3
グローブを右肘と胴体で挟んだままスイングします
このように、右肘を胴体につけたままのイメージでスイングすると、ハンドファーストで当てることができず、自然とソールから着地できるようになると思います。
ショートゲームでスコアを縮めるためには、やはりウェッジはPW、GW、SW、LWの4本の方が有利です。
理由は単純です。
3本のウエッジより4本のウェッジの方がショットのバリエーションが増えて、ピンに寄せる確率が高くなるからです。
例えば、ディスタンスウェッジ。
8-4時、9-3時、10-2時の3種類のショットができるとして、3本ウエッジなら9種類の距離しかカバーできないのに対して、4本だと12種類の距離がカバーできます。
カバーできる距離が多ければ、寄せる確率は高まります。
ちなみに距離を調整する方法としては、以下の7種類があります。
- クラブを変える
- グリップを短く握る
- 振り幅を変える
- フェースを開く
- 上下に弾道を変える
- 左右に弾道を変える
- スイングスピードを変える
1から7になるにつれて、多くのアマチュアにとっては難しくなるはずです。
距離を調整するには、クラブを変えるのが最も簡単で、効果が高いはず。
これを放棄する選択肢はアマチュアにはないと思います。
プロはクラブを変える以外に様々な選択肢を持っているため、ショートゲームで3本ウェッジでも対応できますが、アマチュアは4本ウェッジの方が距離をうまく調整できます。
PWが46度なら、50度、54度、58度のウェッジが基本だと思います。
ピッチングウェッジ、ギャップウェッジ、サンドウェッジ、ロブウェッジの8-4時、9-3時、10-2時のディスタンスウェッジショット、それぞれの12通りのキャリーとランの距離感はしっかり把握しておくことは重要です。
そして、その12通りの距離をディスタンスウェッジマトリクスとして、記録しておきましょう。
ランについては、グリーンの硬さやその日のスピードによって変わりますので、参考程度に記載しておきます。
特に覚えておかないといけないのは、ロブウェッジでの最も大きいスイング(10-12時)が最もスピンが多くて、ピッチングウェッジの最も小さいスイング(8-4時)が最もスピンが少なくなることです。
コースや状況によって、12通りの距離とスピンを使い分けられるようになりたいところです。
8-4時のスイングといっても、9-5時くらいまで腕が上がってしまっているなど、スイング幅が正くできていないこともあります。
スマホなどで撮影して、自分が感じているスイング幅と実際のスイング幅の感覚を合わせておきます。
また、同じスイング幅でも距離がバラつく場合は、スイングテンポが毎回ずれている可能性があります、スイングテンポを一定にする練習をしましょう。
スイングテンポを一定にする方法としては、One-And-Two(イチ・ニノ・サン でもOK) のテンポをプレショットルーティーンでイメージして、本番のショットも同じテンポで打つようにすると、距離のバラつきが少なくなると思います。
参考になるディスタンスウェッジマトリクスです。
Excel のテンプレートはこちらからダウンロードできます。
クラウドでExcelオンラインやGoogle スプレッドシートなどで保存していると便利です。
また、トレーニングによって、ディスタンスウェッジの距離が変わることもあります。
ディスタンスウェッジマトリクスは、1ヶ月ごともしくは3ヶ月ごとに、測定しておくと良いと思います。
- ディスタンスウェッジで引っ掛けが多い方
ティーショットが会心の当たりで、残り100ヤードくらいの距離からパーオンを狙うコントロールショットで、引っ掛けてサイドバンカーに捕まり、バンカーからも1打で出ずに4オン2パットのダブルボギーのようなシチュエーションってよくあると思います。
100ヤード前後のディスタンスウェッジの距離の引っ掛けのショットは大きくスコアを崩す要因になるので、修正しなければなりません。
大きな引っ掛けのメカニズムは、
- クラブヘッド軌道がインサイドから入りすぎ
- インパクトでフェースがクローズ
の2つの要因で起こります。
この2つが起こっている要因は、人によって様々なのですが、まず、スイングプレーンと手の位置を後方からスマホなどで撮影して確認してください。
そして、スマホアプリなどで、このように線を引いてください。
Kizuki というアプリがシンプルで無料なのでおすすめです。
Kizukiを使って、シャフトのラインと、シャフトのネック部分と腕の肘を結んだラインを引きます。
まず、チェックすべきはテイクバックで
- クラブシャフトが地面と平行になった位置(P2の位置)
です。
まずは、PGAツアープロのP2の位置はこんな感じです。
手の位置がシャフトのプレーン上(黄色のライン)をなぞるように上がっていきます。
ここの手の位置が重要なのですが、引っ掛けの多いアマチュアは、手の位置がプレーンから外れて上の緑のライン上あたりまで上がってしまう方が多いです。
P2で手の位置が緑のラインまで上がってしまうPGAのツアープロはほぼいません。
上のラインまで手が上がってしまうと、重力でクラブヘッドが落ちて、クラブヘッドがスイープすぎる軌道となって、インサイドから入りやすくなります。
この癖がある場合は、直さないとディスタンスウェッジは絶対に安定しません。
修正方法としては、いい動画が上がっていないんですが、
- 適当な大きさのボールを用意します(サッカーのリフティング用ボールとかが大きさ的に最適です)。クラブはあってもなくても良いです。
- よくボールを使ったレッスン動画みる腕にボールを挟むのではなく、ボールを肘と鳩尾のあたりでがっつり挟んで落ちないようにします
- そのままボールを肘で鳩尾に押し付けるようにして、P2(シャフトが地面と平行)のポジションまで手をできるだけ体の近くを通るようにテイクバックします
このような練習を、自宅で毎日30回くらい繰り返して、練習場でも再現できるようにしましょう。
初めはすごく違和感があると思いますし、ボールに当たるイメージが全く出ないと思います。
また、手を体から離さないようにすると、クラブをインサイドに引きすぎてしまう、ということもあると思います。
ただ、初めはクラブをインサイドに引きすぎても気にしなくて良いです。
まずは、P2の手の位置を治す、ことに注力しましょう。
P2の手の位置が直れば、トップでの手の位置も自然とプレーンに近くなり、ダウンスイングでも手が前に出なくなるので、ミスが減るはずです。
P2の手の位置が直ったら、クラブの位置を修正して行きます。
クラブヘッドをインサイドに引きすぎていたら、手は体の近く、クラブはボールと平行にあげるというイメージの練習をしてみましょう。
そうすれば、手もクラブもプレーンに乗ってきて、ショットの正確性が上がるはずです。
まずは、手の位置を修正して、その次にクラブヘッドと順序で修正しましょう。
3ヶ月ほどボール挟みの練習を続ければ、逆に手元がうくスイングができなくなるはずです。
バンカーショット以外でもウエッジのフェースを開いて打つスキルを身につけることができれば、いくつかのメリットがあります。
- ディスタンスウェッジでの微妙な距離の調整ができる
- フィネスウェッジで高い球を打つことできる
- 左足下りの難しいライでもうまく脱出することができる
フェースを開いたウェッジショットをうまく活用できれば、ラウンドで2,3打減らすことができると思いますが、苦手にしている人も多いと思います。
ウェッジを開いて打てないという方は、ボールの当て場所のイメージが間違っている可能性があります。
正しいボールを当てるイメージは、クラブフェースのヒール側から入れるイメージです。
このイメージ。
ここを通せば、フェースの溝の部分を最大限使う事ができます。
ボールが斜めにフェースを横切っていくので、スクエアにフェースを使うときよりも、溝の部分が多く使えて、スピンも入りやすくなります。
少しシャンクが怖いかもしれないですが、ボールからちゃんと距離を取って正しくセットアップしてこのイメージで打てば、シャンクは出ません。
シャンクは気にせず振り抜いて行きましょう!
フェースを開いてうまく当てる事ができないという方は、このイメージでスイングしている可能性が高いです。
ボールの入れどころがフェースの真ん中だと、ボールがフェースのトゥ側の溝のないところを通っていってしまいます。
これだと、弱いショットになって距離をロスしたり、トゥ側に当たってトップしたり、うまく当たっても手に残る感触が悪かったりと、なかなかいい感触でショットする事ができません。
うまく当てられると、ショットマーカーでこのような打痕が残るはずです。
ショットマーカーを使って練習するとイメージがつきやすいと思いますので、やってみてください!