日本の地クラブメーカーマスダゴルフの Studio-2 のレビューです。
評価
ターゲットへの合わせやすさ | 5/5点 |
タッチ、距離感の合わせやすさ | 5/5点 |
打感 | 4/5点 |
日本の製造業、ものづくりの品質は世界的にも優れているとよく言われますが、これは本当にそう思います。
海外に行くと特にそう感じますよね。
日本の製品は特に細部にこだわっていて、見えないところの努力がすごい。それが良い品質につながっている、そう思います。
ただ、見えないところのこだわりはすごいが、見えるところ(マーケティング、デザイン)の見せ方がイマイチうまくなくて、グローバルで負けてしまっている製品はたくさんあると思います。
ゴルフクラブにおいても日本製品の品質は世界でももっと認められるべきだと思います。
マスダゴルフは地クラブメーカーの中でも比較的有名で品質にかなりこだわって作っているメーカーです。
Studio-2 スペック
重量(実測) | 563g |
長さ | 33インチ |
フェースタイプ | トゥバランスに近い |
打感 | やや硬い |
ロフト | 4° |
ライ角 | 72° |
所感
形はスタンダードなピン型パターですが、重量をほどほどに感じます。
全体的に、大手メーカーのパターにはな、職人が削った鉄の雰囲気。
写真では伝わりづらいですが。
フェースは、フェースバランスからトゥ側に寄ったスタンダートなピン型パターのバランスです。
ターゲットへの合わせやすさ
形はスタンダードなピン型パターですが、パター全体から”スクエア感”が伝わります。
そのため、ヘッドに難しさは感じず、スクエアに構えやすいです。
タッチ、距離感
重量があるからか、ヘッドがブレず、振り子のストロークがしやすい。
打感は、Scotty Cameron と似てますが、Studio-2の方が、しっかり感を感じます。
普段は、Scotty Cameron Flowback 5 と、この Studio-2 をその日の気分で使い分けているのですが、Flowback 5 と比べてもタッチ、距離感は同じ感覚で合わせることができます。
その他
ピン型ですが、非常に安定してストロークできるパターです。
重量が563gということで、重量があることがこの安定感を産んでいると思います。
最近の大手メーカーのパターは、530g前後のものが多いのですが、正直なぜこんなに軽くしてしまうのか疑問に感じます。
ある程度重い方が、絶対安定します。
パターストロークは、振り子運動で、最下点でボールをヒットするのですが、物理法則的に重い方が安定するはずです。
このくらい重さのあるパターを使うべき。
そのあたり、トレンドに流されず、重量を重くするところが、マスダゴルフのこだわりではないでしょうか。
また、地クラブメーカーということで、クラブの微調整やカスタマイズは購入後でもマスダゴルフに問い合わせすれば、可能とのことです。
この辺りの融通がきくところが、地クラブメーカーの大きなメリットだと思います。
普通に買うと少々お高いクラブですが、ふるさと納税からでも手に入れることができます。
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