ゴルフの競技でも使えるようになったレーザー距離計。
最近、レーザー距離計を持っているゴルファーは多いですね。
では、実際レーザー距離計でスコアは良くなるのでしょうか?
レーザー距離計でスコアは良くなるか?
レーザー距離計を使ったからといってスコアが良くなることはないです。
ピンまでの距離が正確に把握できる反面、ショットに集中できなかったり、風などの他の要素を考慮できなかったり。
ショットを打つ際に考慮しないといけない情報は距離だけではありません。以下を総合して判断し、ショットしなければなりません。
1 | 残り距離 |
2 | 高低差 |
3 | 風の向きと風速 |
4 | ライ |
5 | ショットの場所のスロープ(傾斜) |
6 | ピンの位置 |
7 | イメージの弾道 |
レーザー距離計で把握できるのは、「1.残り距離」と機種によってですが、「2.高低差」の2つ。
距離はたくさんある中の要素の一つに過ぎないので、これだけ正確に測定できてもスコアに影響することはありません。
コースの杭でも残り距離はある程度正確に把握できますし、レーザー距離計で集中力が削がれてしまうようなら、なくても良いでしょう。
実際、私は距離計を使わなくなってから、スコアは良くなりました。
レーザー距離計を使うシーンは?
まず、レーザー距離計を使うシーンをイメージしましょう。
使う場面はざっくり80-200yの残り距離、アイアンでグリーンを狙うシーンです。
ティーショットやアプローチでは使うのは控えましょう。
特に、アプローチでわざわざレーザー距離計で測定するゴルファーをたまに見ますが、はっきり言ってスロープレーに繋がるので同伴競技者に迷惑となります。
ティーショットで距離計を使う必要もないです。
ハザードまでの距離を測ると言う使用方法はありますが、そんなことをしているとティーグランドから測る場所が多すぎ。
これもスロープレーに繋がるのでティーショットでの測定は控えましょう。
原則、「レーザー距離計を使うのは最小限に止める」というのを肝に命じておきましょう。
レーザー距離計を買うなら、基準は?
さまざまな機能がついたレーザー距離計が販売されていますが、価格だけで選んでしまうと絶対失敗します。
必ずしも必要ではないレーザー距離計ですが、セカンドショットで距離が合わないという方は一度しっかり距離を測定してからショットした方がいいです。
その場合は、レーザー距離計を買ってみて、自分が測定した距離と実際の距離を比べてみましょう。意外と、かなりズレていることがよくあります。
ありがちなのは、自分の感覚より距離が遠いことです。
選ぶ基準をしっかり把握して、購入しましょう!
測距スピード
距離計によっては、測定を始めてもなかなかフォーカスが合わず、測定までに時間がかかってしまうものがあります。
測定が遅いとスロープレーにつながりますし、同伴競技者もイライラしてしまいます。
カートに距離測定の機能がついていて、ピンまでの距離がわかっているにもかかわらず、距離計で距離を測定しようとするゴルファーをよく見かけますが、同伴競技者からすると時間のロス。
そんな時に、距離測定に10秒もかかっていると同伴競技者はストレスですよね。
たとえ、一回の測定が10秒程度でも、1ラウンドで50回ほどショットするとなると、500秒。8分以上となります。
距離の測定は一回一回は時間が短くても、ラウンドを通すと数十回は行いますので、とにかく測定に時間がかかる距離計は迷惑でしかないです。
ゴルフのレーザー距離計を選ぶ際は、とにかくスピーディに距離が測定できること。これを重視して選びましょう。
マグネット機能
ラウンド中はやることが多いので、ついうっかり距離計をホールに忘れてしまうことがあります。
ゴルフ場によりますが、距離計は置いていってしまうと、戻ってくる確率は低いです。
それなりに効果なものなので、無くしてしまうとショックは大きいでしょう。
そういうことの内容、距離計にマグネットが付いていて、クラブシャフトにくっつけることができるモデルがあります。
できればマグネット付きのモデルを買って、紛失を防ぎましょう。
いらない機能
逆にいらない機能は、300ヤード以上の長距離の測定と高低差の測定です。
300ヤード以上の距離を測るケースがあるでしょうか。
そもそも、300y以上だと、途中で障害物があって測定できないことの方が多いのですし、ティーショット時に使っているとスロープレーに繋がるので、長い距離を測定する機能は必要ないです。
おすすめレーザー距離計
おすすめレーザー距離計 No.1 Nikon COOLSHOT 50i
レーザー距離計のメーカーはたくさんありますが、信頼性と品質の高さはやはりNikonが一番です。
Cool Shot 50iはNikon唯一のマグネット機能付き。
アイアンのシャフトにくっつけて紛失を防ぐことができます。
コースで必要な機能がほぼ全てついている質実剛健なモデル。軽くて壊れにくい。
おすすめレーザー距離計 No.2 Nikon COOLSHOT PROII STABILIZED
予算に余裕があるなら是非手に入れたいのが、COOLSHO PRO II。
測定スピードが0.3秒で、手ぶれ補正機能もついているので、素早く正確に距離が測定できます。
機能はついていますが、180gとかなり軽いのも特徴。
この機種なら、同伴競技者をイライラさせることはない!
おすすめレーザー距離計 No.3 ブッシュネル ピンシーカーツアーV6 シフトスリムジョルト
競技では、高低差の距離測定は許可されていないので、高低差測定の機能があるレーザー距離計は、その機能を無効にしなければなりません。
ピンシーカーは機能を無効にすると、ロゴの部分がわかりやすく目視できます。
競技志向のプレーヤーにはこのモデルがおすすめ。
マグネットもついてて、紛失しづらいです。
おすすめレーザー距離計 No.4 TecTecTec! Mini+m
とにかく軽量148gで、必要十分な機能を備えたコスパが良いモデル。
Nikonの製品より信頼性には劣りますが、必要な機能をまずは網羅したモデルが欲しいなら最高の製品です。
おすすめレーザー距離計 No.5 TecTecTec! Mini+R・Mini
とにかく、安くて最低限のものが欲しい場合はこちら。
おすすめモデル比較
COOLSHOT 50 | COOLSHOT PRO II | ピンシーカーツアーV6 シフトスリム | Mini+m | Mini+R・Mini | |
測距スピード | ー | 0.3秒 | ー | 0.5秒 | 0.5秒 |
重量 | 175g | 180g | 208g | 148g | 118g |
ピン測定距離 | 400y | 500y | 400y | ||
高低差 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
マグネット | ○ | ー | ○ | ○ | ー |
測定お知らせ | 振動 | 音 | 振動 | 振動 | |
手ぶれ補正 | ー | ○ | ー | ー | ー |
防水 | 生活防水 | 防塵・防水 | 生活防水 | 生活防水 | 生活防水 |
番外編 アイリスオーヤマ PLM-600-R
おすすめというか、このモデルは買ってはいけないです。
コストは安いのですが、とにかくフォーカスが当たりづらくフォーカスまでの時間がかかり、測定時間が長くなりがち。 安かろう悪かろうモデル。
同伴競技者やゴルフ場に迷惑がかかるので、買うのはやめましょう。
Comments