データで見るパーオン率よりボギーオン率を目標とすべき理由

データ

自分のスコアはつけていて、ラウンドごとのパーオン率とボギーオン率をチェックしているゴルファーは多いと思いますが、では、5打縮めるためにどれくらいのパーオン率、ボギーオン率を目指せば良いのかを知っているゴルファーは少ないのではないでしょうか。 

Marke Broadie 『Every Shot Counts』からの出典ですが、スコア別のパーオン率とボギーオン率の目安のデータです。 

パーオン率とボギーオン率、どちらを90台、100台ゴルファーはトラックすべきでしょうか。 

では、このデータをグラフにしてみます。 

スコアが良くなるほど、ボギーオン率は直線的に(一次関数的に)上昇しているのに比べて、パーオン率はスコアが良くなるほど、劇的に上がる指数関数的な曲線となっています。 

パーオン率はスコア80あたりで急激に上がってきますが、それまでの上昇率は緩やかです。 

対して、ボギーオン率は70台ゴルファーを除いて、ほぼスコアと比例して上がっていきます。 

となると、パーオン率を目標にしてしまうと、「なかなかレベルアップが実感できない」となってしまいます。 

やはり、成功体験を実感することは、上達する上で非常に大事。 

90、100程度のゴルファーに対しては、パーオン率を上げるのはボギーオン率を上げるより難しいと言えます。 

つまりは、ボギーオン率に注目して、目標設定をすべきです。 

90を切るなら、77%でのボギーオン。 

18ホールで14回程度。9ホールで7回程度。 

100を切るなら、60%でのボギーオン。 

18ホールで10回程度、9ホールで5回程度。 

を目標にしてすべきと思います。 

パーオン率を追いかけていたアマチュアゴルファーは多い気がするのですが、データを分析して、ビジュアライズすれば、自ずとボギーオン率を目標した方がベターなののは、明確にわかります。 

日々のビジネスにおいても、比較的簡単なデータ分析とビジュアライズで、劇的にビジネスを改善できることもあります。 

参考にした、 Marke Broadie 『Every Short Counts』は以下の通り、日本語版も出ています。 

Comments

タイトルとURLをコピーしました