【HS46m/s以上のハードヒッター向け】PING G430 MAX 10K とマッチするシャフトは?

ギア

実は10Kではない?

10Kと言う、慣性モーメント10,000g・cm2を触れ込みで注目を集めたPING G430 MAX 10Kですが実測では、10,000g・cm2もないです。実際は、5,799g・cm2の慣性モーメントとなっています。

実測の慣性モーメント(g・cm2)
PING G430 MAX 10K5,799

ちょっとがっかりの慣性モーメント10Kドライバーなのですが、今までのドライバーの慣性モーメントのMAX値は、50,000g・cm2程度だったので、5,799g・cm2程度という数字はかなり大きなインパクトです。今までより15%程度慣性モーメントが上がっています

慣性モーメントが大きいというと、ヘッドスピードが低めのアベレージヒッター向けのドライバーヘッドかと思いきや、実際このPING の 10kの慣性モーメントの恩恵は、ヘッドスピード46m/s以上のハードヒッターでも十分に受けることができます

PING G430 MAX 10Kの特徴

スペック


PING G430 MAX10K
表示ロフト/実測ロフト (°)  9.0/8.6
ライ角  60.0
実測ヘッド体積 (cc)   462.2
ヘッド実測重量 (g)    201.9
重心距離 (mm)    41.8
重心角 (°)   31.7
フェース角(°)  1.6°オープン
慣性モーメント (g/cm3)  5,799

試打評価

非常に構えやすい形状

Toptracerのある練習場で試打をしてみました。挿したシャフトは、TENSEI PRO RED IK 60 X。普段の私のHSは47m/s、ドローヒッターで、コースではラン含め270yardくらい距離が出るゴルファーです。

初速が68m/s出ているので、もっと飛んでいるはずですが。。

とにかく、曲がらないです。本当に曲がらない。20球位練習場で打ちましたが、チーピン、プッシュスライスは皆無となりました。引っ掛けたと思っても、なんとなく真っ直ぐ飛んでいき、大きく左に曲がることはない。インパクトでフェイスが開いて当たって、プッシュスライス気味になったとしても、飛び出しは確かに右にでますが、そこからスライスせずそのまま真っ直ぐ飛んでいきます。

フェイスが閉じる、開くで、飛び出しがずれることはありますが、そこから大きく曲がることはない、なんか狐に摘まれたような感じのするドライバーです。

個人的には打感はかなり重視するのですが、打感は悪くなく、少し甲高い音が出るものの、しっかりした手応えがあり、フェイスにボールが乗る感じで飛んでいってくれます。ヘッドがかなり軽く感じられ、スムーズにスイングがしやすい。

球のつかまりは良いドライバーで、普通にスイングすると軽いドローで飛んでいきます。ドローで飛んでいくので、飛距離性能は高く普段使っているタイトリストTSR3ドライバーと遜色ない飛距離が実現できています。普段使っているコースで試していないので、なんとも言えないところですが、最大飛距離はTSR3ドライバーよりG430 MAX 10Kの方が出ていました。曲がらないという安心感があるので、振っていけます。

このG430 MAX 10Kを使うことで、OBを減らせると思いますので、スコアメイクには確実に貢献できるドライバーです。

PINGとタイトリストのドライバー相関図

HS46m/s以上で、PING G430 MAX 10Kに合うシャフトは?

試打時に使ったシャフトは、TENSEI PRO RED IK 60 Xだったのですが、このシャフトは本当に良い!軽いG430 MAX 10Kにすごく相性が良いです。スムーズに振り抜けます。

1位: TENSEI PRO RED IK 60

フレックス表示X
重量(g)64.4
フレックス値13.9
トルク(度)3.7
調子係数19.3先中調子

中〜先中調子ということで、基本的に多くのプロと同じように元調子のシャフトを使ってきた私からすると、「どうかな〜」と思っていたのですが、このシャフトはめちゃくちゃ良いです!とにかく、軽く感じられ、スムーズに振り抜けます。

また、多少のズレでもインパクトで戻ってきてくれます。なので、圧倒的にミスを減らせます。高い慣性モーメントで曲がらないG430 MAX 10Kと、ミスの少ないシャフトのTENSEI REDは最強の組み合わせです。アマチュアのハードヒッターにはぜひおすすめしたい組み合わせです。このシャフトとの組み合わせで確実にOBを減らせます。

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2位: PING Tour 2.0 Black 

フレックス表示X
重量(g)65
フレックス値
トルク(度)3.5
調子係数手元調子

コスパで選ぶなら、PINGの純正シャフト、PING Tour 2.0 Black です。純正シャフトというと、アベレージゴルファー向けと思いがちですが、PINGの場合、純正シャフトをかなりしっかりハードヒッター向けにも作っています。このTour 2.0 Blackは振り抜きが良く、普通に46m/s以上のハードヒッター向けでも使えます。インプレッションとしては、1位のTENSEI Orange 1Kに近いです。手元調子。フェースが少しだけ開きやすく、TENSEI PRO REDに比べるとスライスが出やすいです。

コスパがかなり良いので、PINGの場合迷ったらこれを選んでおいてまちがいないです。純正でないカスタムシャフトと比べると、¥15,000くらい安いはず。フェアウェイウッドとかもこのシャフトにすればかなりのコストセーブになりますね。

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3位: TENSEI PRO BLUE 1K 60

フレックス表示X
重量(g)62.6
フレックス値14.1
トルク(度)3.8
調子係数22.0中調子

TENSEI PRO REDと同じく、TENSEI PRO ORANGEなどの飛ばし屋のプロ向けのシャフトより軽くしてアマチュアのハードヒッターが使いやすいモデル。アマチュアなんですから、プロのようなシャフトを使わず、これくらいのシャフトがやっぱりいいです。TENSEI PRO REDより少しだけ軽くて、中調子とクセのないシャフト。

個人的には、先中調子のREDの方がオートマチックにヘッドが戻ってくるイメージですが、このシャフトの方が少しだけ軽いので、振り抜きはこちらのシャフトの方が良いです。

麻布のゴルフスタジオ、five elementsのTENSEI PRO BLUEの試打インプレッション動画がありますので、参考にしてみてください。

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