YOWサーフスケートの特徴
サーフィンの陸トレに人気のサーフスケートの2大メーカーがCARVERとYOW(ヤウ)ですが、2023年後半からCARVERの(特にCX4トラックモデル)日本在庫が少なくなっており、希望のサーフスケートが手に入りづらい状況です。 YOWは比較的在庫が豊富で、今のうちであればお目当てのモデルがリーズナブルな価格で手に入ります。
YOW(ヤウ)は米国西海岸のメーカーのようなイメージですが、実はスペインのメーカーです。 CARVERは、米国人サーファー、ジェイミー・オブライエンやテイラー・ノックスのシグニチャーモデルをラインナップしていますが、YOWの場合はスペインのメーカーなので米国人サーファーではなくオーストラリアサーファーのミック・ファニングやブラジリアンのガブリエル・メディーナなど米国人以外のサーファーとのシグニチャーモデルをリリースしています。
YOWサーフスケートのモデル比較表
YOWサーフスケートの主要モデルの比較表です。まずは身長の高さでモデルが選べますので、身長ごとに最適なモデルを探しましょう。次に、サーファーのライディングスタイル。WCTのプロのように、トライフィンのスラスターで、波を縦に上がって大きなスプレーを飛ばしたり、エアリアルを決めたりというハイパフォーマンス系のYOWと、ツインフィンのサーフボードでカットバックでつないで行くようなスタイルを重視したライディングスタイルのYOWとで分けることができます。
可動域の大きいMerakiトラック
YOWの最大の特徴はMerakiトラックです。 前輪のトラックの可動域が大きく、陸上でもサーフィンに近いライディングが可能となっています。 しかし、前輪が不安定なためサーフスケートの基本テクニックであるPUSHの習得が難しいというデメリットもあります。
YOWを買ったものの、乗りこなせず倉庫に眠ったままというサーファーは多いです。 しっかりスケートボードでPUSHをマスターしてからYOWを購入することをおすすめします。
YOWサーフスケートの選び方
Wheel Base(ウィールベース)
サーフスケートの性能に最も影響するのがWheel Base(ウィールベース)です。 第一に、Wheel Baseを確認しましょう。 Wheel Baseの長さが大きければ回転半径が大きくなり、安定性が増します。 基本的にはWheel Baseが長いほど身長が高いサーファーに向いています。
YOWでは、19インチのWheel Baseが基本となっており、ヨーロッパで平均的な175cmの身長でWheel Base19インチのYOWが適しています。 Wheel Baseが短い方が回転しやすいのですが、身長の高い方が短いWheel BaseのYOWを使ってしまうとターンが簡単すぎて練習にならないので、注意しましょう。
Length(長さ)
YOWはCARVERに比べてLengthが長めです。 CARVERは31インチ程度の長さが標準ですが、YOWの場合は3インチ(7.5cm程度)長い34インチ程度のモデルが標準です。 サーフスケートでの陸トレでは、スタンスが狭くなりがちなのですが、YOWの場合はLengthが長めなので狭いスタンスがクセになってしまうことは避けられます。 当然なのですが、身長が高いほどLengthが長いYOWを選びましょう。
幅
幅はあまり気にしなくて良いのですが、YOWの場合は、9.85インチのモデルが多く、9.85インチが標準となっています。 幅が広いモデルの方が安定性があり、サーフスケートのビギナーでもグラグラしづらいです。
YOWのサーフィン陸トレにおすすめランキング
ネットで買える平行輸入品で全く問題なし
YOWの日本での取り扱いは、ムラサキスポーツやサーフショップなどの正規販売店がありますが、価格が高いです。 円安もあり、正規販売店でのYOWの価格はかなり高くなっています。
楽天やYahoo!ショッピング、Amazonで独自にショップが平行輸入したモデルが販売されていて、正規代理店の価格より安価です。 ネットの輸入品でもYOWは正規代理店と同じなので、こだわりがなければ、ネットの輸入品を購入することをおすすめします。
コンプリートモデルがおすすめ
YOWはトラックセットやウィールのみも販売されています。 なので、スケートボードを持っていれば、YOWのトラックセットのみを買って自分のスケートボードに取り付けることが可能です。 ただ、トラックセットの価格を考えると、ネットで買える平行輸入品のコンプリートモデルを買った方がはるかにコスパは良いです。
コスト的にあまりトラックセットを別で購入するメリットは感じません。基本的にデッキとトラック、ウィールがセットになっているコンプリートモデルを購入しましょう。
おすすめYOW No.1 CHRISTENSON LANE SPLITTER
CHRISTENSONのサーフボードというとフィッシュが有名ですが、実はフィッシュだけでなくトライフィンのハイパフォーマンスのスラスターからロングボードまでラインナップしている総合的なサーフボードメーカーです。その中でも、LANE SPLITTERはCHRISTENSONのツインフィンのハイパフォーマンスモデル。 このハイパフォーマンスのツインフィンのサーフスケートモデルがYOWのLANE SPLITTER。
全体のバランスが良く、競技志向のサーファーから、スタイルを重視するサーファーまで幅広く対応できるオールラウンドモデル。 170cm以上の身長の方におすすめ。
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おすすめYOW No.2 CHRISTENSON C-HAWK
CHRISTENSONのC-HALKサーフボードはフィッシュテールのクアッドフィンのモデルです。 ツインフィンよりハイパフォーマンス寄りのモデルで、そのYOWのモデルが、YOW CHRISTENSON C-HAWK。 スタイリッシュサーフィンと競技サーフィンの中間くらいのオールラウンドモデル。 CHRISTENSON LANE SPLITTERよりLengthもWheel Baseも短めで、170cm前後の身長のサーファーに最適。
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おすすめYOW No.3 MUNDAKA
YOWのハイパフォーマンスシリーズの中でおすすめなのが、MUNDAKA。 MUNDAKAはスペインの有名なサーフポイント。スペイン発祥のYOWのシグニチャー的なモデルです。 ロッカーが強め、コンケーブの深めと、ターンの反応がよく、ターン後半もしっかりボードが足に吸い付いてくる。
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おすすめYOW No.4 HUNTINGTON
YOWのPOWER SURINGシリーズは、スタイルを重視するサーファー向けのラインアップです。 その中でも定番のモデルがHUNTINGTONシリーズ。 Lenght、Wheel Baseが短めで、170cm以下のサーファーにちょうど良いモデルです。 ロッカー、コンケーブが弱めでターン後半までゆったりした弧を描けます。
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おすすめYOW No.5 PADANG PADANG
バリのエキスパートポイントのPADANG PADANGのイメージと違って、YOW PADANG PADANGは、スタイル重視向けのサーファー向けのサーフスケート。 Wheel Base、Lengthともに長いので、ミッドレングス使いのサーファーにもおすすめなモデルです。 ミッドレングスのサーファーにもおすすめなモデル。
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YOW購入時には工具も買いましょう
コンプリートセットを買った場合、トラックがゆるすぎる、硬すぎることがありますので、工具は忘れず購入しましょう。特にYOWの場合は、初期ではトラックは硬く締めた方が良いです。YOWの標準の工具も発売されていますが、少々高いです。工具はどこのものも機能は同じです。
ムラサキスポーツのオリジナルブランド Three Weatherの工具がコスパが良くて、しっかりしていておすすめです。
YOWを収納するバッグなら VENICE PAC
YOWは結構重いし、まずまず大きいです。普通のスケートボードと比べてもかなりの重量感。スケートボードだと自転車の前カゴに入れている人を見かけますが、自転車のカゴにYOWを入れて移動するのは難しい。また、小脇に抱えても重量があるので、結構ツライ。YOWが入るバックパックを買っておくと便利です。
スケボーより高さがあるので、一般的なスケボーのケースだと基本入らないのですが、VENICE PAC なら YOWを収納可能です。最も小さい Short PAC のサイズで問題ないです。
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