サンタクルーズ・Steamer Lane サーフポイント徹底解説|駐車場・最適サーフボードなど

サーフポイント解説

サンタクルーズ・Steamer Lane概要

あまり日本では知られていないのであまり行く人がいないのですが、北カリフォルニアのサンタクルーズエリアには数々のサーフポイントが点在しています。確かに海水は冷たいのですが、7~10月上旬ならブーツ、グローブなしでサーフィンできます。なんといっても、エリアが広大なので、混雑しづらく、また南カリフォルニアに比べておっとりとしたサーフィン文化。海に入って現地の米国サーファーに気軽に喋りかければすごくフレンドリーに対応してくれるのがこの地域の特徴です。

混雑とは無縁で、成熟した米国のサーフィン文化を楽しみながら、快適にサーフィンできるというのが北カリフォルニアサーフィンの魅力。その北カリフォルニアのシグニチャー的なサーフポイントがサンタクルーズエリアのSteamer Laneです。

オヤジサーファーは楽しめるか?

ロサンゼルス周辺の南カリフォルニアエリアとは少し違って、サンタクルーズ周辺のサーファーはフレンドリーで、素朴です。たまにプロ級のサーファーはいますが、全体的なサーフィンレベルは必ずしも高くない。若いサーファーというよりも、30~40代の男性サーファーが多い印象。英語が喋れるなら、波まちで喋りかければフレンドリーに友達になれます。ガールズサーファーは少なく、いても30〜40台くらいの女性サーファーが多いです。中級者以下のガールズサーファーには敷居が高いポイントだと思います。

入っていると太い海藻が巻きついてきて、海外にきた雰囲気が堪能できます。運が良ければ、というか毎回見ていたのですが、ラッコが外洋を泳いでいます。とにかく景色が美しいので、一生で一度は訪れて損はないポイントです。

アクセス・駐車場

車でアクセスします。Uberとかだと荷物をどこに置いておくのか問題がおきますので、サンフランシスコ国際空港でレンタカーを借りて向かいましょう。大きくないですが、無料の駐車場が周辺に近くに点在しているので、そこに車を停めます。シャワーはないので、日本から空のペットボトルなどを持っていって、ホテルで水を汲んでからポイントに向かうことをおすすめします。

どんな波か?

エントリーは崖の先から

エントリーはかなり特殊で、崖の先からのエントリーします。崖の先に行くと、ちょうど海に降りることができる台座みたいなところがあるので、そこまで崖を歩いて行きます。崖の先は海鳥の白い糞で覆われていて、ちょっと衛生的に抵抗があると思いますが。また、鳥の糞で滑りますので、気をつけて降りていきましょう(マジで滑ります)。

手前の岩場から上がる

帰りは、手前の岩場から上がります。岩場の方はそこまでそそり立ってないですし、途中から階段があるので、そこまでハードではないです。崖の先からエントリーするのが怖い場合は、この手前の岩場からエントリーしても良いです(少し長めにパドルしないとですが)。リーフのポイントなので、波が極端に大きくなればゲッティングアウトは楽です。

カレントが強いということもないので、中級者でも楽しめる波です。崖の近くのセットを狙っても良いですが、奥で待っている現地のサーファーに先に乗られてしまうことが大半です。

波の質

ライトオンリーのリーフブレイクです。崖の先あたりから綺麗にライト方向に割れて行きます。極端ではないですが、ヌッとウネリが現れて、後ろから押されるように速くブレイクする波です。数回テイクオフするのになれてしまえば、そこまでテイクオフが難しい波ではないです。ハワイのようなフェイスが硬いわけもなく、日本の太平洋側の波質に似ています。

テイクオフ直後は速い波ですが、リーフなのでショルダーが張ってきて波の斜面が緩くなります。メローというほどではなく、グリングリンのチューブになるような波ではないです。セットの波はインサイドまで繋げられます。ただ、ロングライドすると、インサイドに岩場が見えてくるので、そうすると早めにプルアウトしないとです。ちょっと怖いかもしれません。

比較的コンスタントに波はあり、頭オーバーでもサーフィンは可能。私がいったときは、セットで頭、常時胸くらいの波が割れていました。崖の先近くのピークにいて波を待ってても良いですが、手前にいた方が波は多く取れると思います。まあ、そこは他のサーファーのレベルなどを見極めて判断するしかありません。

波の特徴ライトに割れる程よい斜面の波
カービング★★★★★
リッピング★★★★☆
チューブ★★☆☆☆
エアー★★☆☆☆
ロングライド★★★★☆

最適気象条件

タイド、カレントなど

インサイドは結構浅くて、岩が露出しますので、ミドル〜ハイタイド時に入る方が良いです。カレントは強くないので、ポジションキープには苦労しないはずです。

7~10月中旬がおすすめ

北カリフォルニアは海水が冷たいというイメージがあると思います。確かに冬は海は極寒で曇っていることが多くテンションが上がらないのですが、夏から初秋の時期、7月から10月中旬までは気温も暖かく、海水もそれほど冷たくないです。

5mmフルスーツでブーツなしで入れますので、この7~10月中旬がおすすめ。8月から9月中旬くらいまでなら、3mmフルスーツでも寒くないくらいです。ちなみに、このサンタクルーズのエリアは日本でも有名なウェットスーツメーカー、O’neillの発祥の地です。やはり冷たい海水でもサーフィンを快適に楽しもうというスピリットがO’neillを生んだと言えます。確かに海に入っていると、O’neillのウェットスーツを着ている人は多いです。

波とウェットスーツ

WaveWetsuit
1月★★★フル装備
2月★★★フル装備
3月★★★★フル装備
4月★★★★★セミドライ + ブーツ&グローブ
5月★★★★★セミドライ + ブーツ&グローブ
6月★★★★★セミドライ + ブーツ
7月★★★★★セミドライ
8月★★★★★3mmフル ~ セミドライ
9月★★★★★3mmフル ~ セミドライ
10月★★★★★セミドライ
11月★★★★セミドライ + ブーツ
12月★★★セミドライ + ブーツ&グローブ

最適サーフボード・フィン

サーフボード

ポイントはショートボードのサーファーが大半です。ボードはハイパフォーマンスのパキッパキのトライフィンのThrusterでも楽しめますが、小波用のThursterやツインフィンのオルタナティブボードでも楽しいです。そこまでホレッホレの速い波ではないので、テイクオフが安定する少しボリュームのあるショートボードもあり。

↓Steamer Laneに最適なThruster↓

↓Steamer Laneに最適な小波用サーフボード↓

フィン

テイクオフは比較的早い急な波で、グリングリンにチューブが巻くと言うほどではないです。それなりに急な斜面の波が続いていきます。速めの波で、カットバックで繋いでいくという波質ではないです。

したがって、カービング系やリッピング系と言うよりかはオールラウンド系のフィンが使いやすいです。FCSだと、Performer系かAcceralator系が良いでしょう。フェイスが硬くフィンが食い込みずらいという波でもないので、サイズは日本で普段使っているサイズで良いです。日本男性の標準的な体格なら、Mサイズのフィンが良いと思います。

↓おすすめFCSフィン↓

おすすめ宿泊施設

Hyatt Place Santa Cruz

駐車代は一日$19。サンタクルーズ周辺地域としては少し高めですが、サンタクルーズエリアではグレードの高いホテル。サンフランシスコ市内比べると圧倒的に安いです。直前の予約で結構安くなることがあるのでこまめに価格をチェックしましょう。サンタクルーズ周辺のサーフポイントへのアクセスが良く、ビジネスでの出張以外なら間違いなくおすすめしたいホテルです。

耳より情報

2024年8月現在、サンフランシスコ中心部は治安があまり良くないです。車に財布などの金目のものをおいているとほぼ100%の確率で窃盗されます。刑務所のキャパシティがいっぱいで、1,000ドル以下の窃盗は逮捕にならない州法を作るほど酷いです。サンタクルーズエリアはサンフランシスコ市内より治安は良いですが、貴重品の盗難には気をつけましょう♡

注意事項

サンフランシスコ国際空港でレンタカーを借りて向かうことになりますが、Uberの余波でレンタカー会社はかなり経営が荒んでます。空港でのレンタカー受付黒人のお兄さんはぶっきらぼうでちょっと怖かったです。Hertzレンタカーが比較的親切で、場所がわかりやすいので、おすすめです!

物価が高い高いと言いますが、米国の場合、食べ物のポーション(単位)が大きいので、基本的には1Beer、1Dishでお腹いっぱいになるので、そこまで割高感は感じません!。1Beer 1Dishで高いお店じゃなければ、$40~$50です。

米国渡航時はESTA登録を忘れずに以前は、ESTA登録を忘れても日本の空港で登録すればギリギリ間に合いましたが、現在は当日では間に合いません。渡航の1週間前くらいまでには登録を済ませておきましょう。

サンタクルーズ・Steamer Lane サーフポイントまとめ

オヤジサーファーおすすめ度★★★★☆
サーファーレベル中級〜プロ
Breakライトオンリー
Bottomリーフ
ショート、ロング割合ショート90%ミッドレングス10%
ガールズサーファー少しだけいる
ローカル度★★★☆☆トラブルになることは少ないが、あくまでその場の雰囲気を壊さないように
混雑度★★★☆☆リーフブレイクなので、ピークから乗ろうとすると競合が多い
駐車場無償の駐車場そこまで広くない
トイレなし
シャワーなし
住所700 W Cliff Dr, Santa Cruz, CA 95060 アメリカ合衆国

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