千葉北・志田下サーフポイント徹底解説|駐車場・最適サーフボードなど

サーフポイント解説

志田下ポイント概要

千葉北に点在するサーフポイントの中で、最も有名なのが志田下(釣ヶ崎海外)です。男子で五十嵐カノアが銀メダル、女子で都筑有夢路が銅メダルを獲った2020年の東京オリンピックの会場で、様々な大会やコンテストで使われるビーチです。”サーフィン道場”として有名で、キッズ・ジュニアサーファーの鍛錬の場として有名で、いい波が立つと日本のトップサーファーが集まりセッションとなるサーフスポット。

オヤジサーファーは楽しめるか?

“サーフィン道場”と言われるので、プロサーファーや一部の上級者のみが入れるという印象を受けると思いますが、プロサーファーが集まる場所を避ければ中級者でも楽しめるビーチです。確かにキッズ・ジュニアサーファーは多数入っているのですが、多くても10人いないくらいなので、彼らが集まる場所を避ければそこまでストレスを感じないはず。

競技志向のサーファーが多く、彼らは基本的に礼儀が良いので、海で良くあるオッサンのベテランサーファーに怒鳴られるというシーンは少ないです。また、集まるサーファーのレベルが日本トップで、非常に高いので、ライディングの勉強にもなります。志田下で入った後に、別のポイントに移動すると、プレセボ効果でより多くの波が取れるでしょう。

1人の上級者のオヤジさんサーファーがバンバン乗ってくることがあるよ

気づかず前乗してしまうと文句を言われるケースがあるから気をつけて!

キッズとお父さんが家族で入っているサーファーも多く、40~50代のサーファーも多くいます。基本的にはポイント目の前の駐車場しかなく、上限のキャパシティが決まっているのでそこまで混雑するポイントではないです。駐車場からポイントは目の前で、トイレが完備されているからでしょうか、一宮周辺の他のポイントに比べて若いガールズサーファーは多めの印象です(それでも多くはないですが)。プロの若いガールズサーファーもいるので、サーフィンしていると目の保養にはなります(じーっとみるのは避けてください)。ちなみに、運が良いと小型のクジラ”スナメリ”に遭遇できたりもします。

アクセス

横浜、東京西部からのアクセス

首都圏中央連絡自動車道の市原鶴舞ICから下道で大体30分くらいで着きます。市原鶴舞ICから志田下までの道中では、Daily Yamazakiのコンビニがあり、早朝から手作りのパンが提供されており、おすすめです。

アクアラインがたまに閉鎖されるので、アクアラインの状況は事前にチェックしてから向かいましょう。特に南風が強い時にアクアラインは脆弱です。また、帰りの道中は警察の速度取り締まりをしていますので、速度超過には注意して運転しましょう。

駐車場・設備

東京オリンピックの会場になったことで、ポイント前の徒歩0分のところに駐車場が整備され、無料で利用できます。良い波になると満車になりますが満車になる確率は高くないです。午前7時くらいまでに到着すれば大体駐車できるでしょう。出入りも多いので、満車時だとしても少し待てば空きます。

2020年東京オリンピックで整備された舗装された駐車場

サーフスケートの練習になるコンクリートの斜面がありここではCarverの練習ができます。なかなかこのようなスケートボードの練習ができるコンクリートの斜面はないので、ここぞとばかりCarverの陸トレが可能です。駐車場でのサーフスケートの利用は禁止ですが、この斜面でのサーフスケートでの陸トレはできます。

サーフスケートの練習も可能だが、海でサーフィンした方が練習になる

無料のシャワー(冷水)がついてます。また、ウォシュレット付きの綺麗な洋式トイレも完備されています。トイレは綺麗に使ってこの設備をみんなで維持していきたいです。

どんな波か?

ゲッティングアウトは比較的楽

波が割れる位置が岸に近いので、波が肩を越えるまではどこからのエントリーでもゲッティングアウトに苦労するポイントではないです。どうしてもゲッティングアウトが辛い場合は、右側の堤防の側からエントリーすると比較的楽にアウトに出ることができます。

ビーチブレイクの速い波が特徴

ビーチのポイントで、パワーはほどほどで速い波が特徴です。サイズが上がると、チューブライディングも狙えます。大きな弧を描くカービングターンより、リッピングやエアーの練習に適しています

ライトもレフトも割れますが、どちらかというとライト(レギュラー側)の波の方が良い波になることが多いです。右側もしくは真ん中の位置からライトに走れると最高です。

志田下の左側。プロが少なく中級者でも楽しめる

速い波なので、テイクオフで手間取ってしまう初心者サーファーは苦労すると思いますが、クセのない波なので、中級者以上ならテイクオフで苦労はしないはずです。志田下では波に合わせてパドルして、テイクオフ時にサーフボードのテール側を沈めるのがコツで、そうするとノーズが上がって安定し、ボードが走り、楽にテイクオフすることができます。

志田下の左側。プロはあまりいない。

最適気象条件・ウエットスーツ指標

波とウエットスーツ指標

2024年現在、海に入っていると特にここ3年くらいは海水温の上昇は感じます。千葉北でも徐々にウエットスーツは軽装になっています。5年くらい前だと、トランクス1枚で海に入れるのは、8月の2〜3週間のみでしたが現在だと、8月〜9月上旬くらいまでトランクス1枚でも入れます。

基本的に北東の風に弱いポイントなので、北風が吹きやすい12月から2月くらいまではフェイスが整わないことが多いです。温暖化と言っても水温が冷たいですし、冬場に積極的に訪れるサーフポイントではないです。

WaveWetsuit
1月★★★セミドライ + ブーツ
2月★★★セミドライ + ブーツ&グローブ
3月★★★★セミドライ + ブーツ
4月★★★★★セミドライ
5月★★★★★3mmフル ~ セミドライ
6月★★★★★3mmフル ~ シーガル
7月★★★★★シーガル ~ スプリング
8月★★★★★タッパ ~ トランクス
9月★★★★★スプリング ~ シーガル
10月★★★★★シーガル ~ 3mmフル
11月★★★★3mmフル ~ セミドライ
12月★★★セミドライ ~ セミドライ + ブーツ

東、北東の風以外ならOK

基本的には、東、北東の風に弱いポイントです。東、北東風が5mより強くなるとオンショアが強くなり波が潰されてしまい、乗りシロがない波となってしまいます。それ以外の風なら基本的に良いコンディションでサーフィンができます。南西、西風の時は、5m以上の強い風でも比較的良いコンディションでサーフィンできます。

ただ、南西風が続くと、冷たい海水が沿岸に上がってきて、海水が冷たくなることがあります。南西風の時は、少し暖かめのウェットスーツを持って行った方が安全です。

干潮時はかなり浅い

干潮時はかなり浅くなってしまいますので、ミドルからハイタイドの時間帯の方がどちらかというと楽しめます。干潮時は一宮や隣のシダトラポイントへ移動した方が良い場合が多い。

12月下旬から3月中旬以外は快適

2024年現在、ここ数年は特に温暖化で10年前より冬は快適にサーフィンできるようになっています。ドライスーツを持ってきているサーファーを昔は良く見かけましたが、最近は冬でも5mmのセミドライスーツのサーファーが大半です。ただ、それでも、クリスマスをこえたあたりからは海水がかなり冷たく、また、冬は北風から北東風になることが多いので、12月下旬から3月中旬くらいまでは、気温が低いのと風も合わないということでコンディションが整わないことが多いです。

ローカルのプロサーファーもこの時期はバリやハワイに行ったりしています。ビジターサーファーだと、敢えて冬の時期に志田下でサーフィンするメリットはあまり感じないはずです。千葉へ行くなら海水が暖かい、部原や鴨川のマルキ、和田方面へ移動した方が良いです。

台風時はクローズすることが多い

基本的に頭以上の波になるとクローズしてしまいます。台風が日本列島の太平洋側を通ると大体クローズです。台風が福島から仙台くらいまで北上するとGood Conditionになることがありますが、志田下はかなり速い波なので大きくさらに速い波ということで、プロ以外だと厳しい戦いになることが多いです。

台風通過後は近くのポイントの東浪見やサンライズあたりの方が良い波になることが多く、台風時に良いポイントというわけではありません。

最適サーフボード・フィン

おすすめサーフボード

ショートボードオンリーのポイントなので、ロングボードやミッドレングスでは入れません(たま〜に入っているサーファーがいますが)。

速い波なので、基本的にはトライフィンハイパフォーマンスのThrusterがおすすめです。オルタナティブボードでゆったり乗るというよりは、速い波をキャッチして、テイクオフ時にテールを沈める様にして素早くテイクオフし、波を横に走ってボトムターンから縦にボードを上げて、アクションを決めるというのが基本の志田下のライディングスタイル。横にスピードが出てキビキビと動くボードの方が楽しめます。サーフボードにあまりボリュームがあると速い波を捕まえづらいので、ボリュームは小さめがおすすめです。

小波時は小波用のThursterや、大きい波の時はツインピンで入るのも良い。基本的にはノーズを上げて横に走りやすいロッカーがミドル〜強めのハイパフォーマンスThrusterがおすすめです。

志田下に最適なおすすめサーフボード↓

五十嵐カノアが2020年東京オリンピックで銀メダルを獲った時のThruster。オリンピックの志田下ポイントのために開発されたボード。

おすすめフィン

トライフィンのスピード重視系のフィンがおすすめです。FCSなら、フィンの角度が立っているReacter系かPerformer系。ちなみに、女子プロの中塩佳那選手がよく練習しているのですが、彼女はFCSのMl MerrickのReactor系フィンを使っていました。

あとは波が速いので、クアッドセッティングでも楽しめます。ツインフィンの場合は、キールフィンではなく、フィンが立っているタイプのパワーフィンタイプを使いましょう。

↓志田下に最適なおすすめFCSフィン↓

周辺情報

おすすめホテル

HOTEL R9 九十九里

一宮とサンライズの間あたりにあるコンテナホテル。もともとCOFFというホテルでしたが、運営会社が変わったようでHOTEL R9という名前になっています。小さい子供連れで泊まるにはちょうど良いコンパクトなホテルです。食事はまあまあなので、近くのレストランで食べるのがおすすめです。

おすすめレストラン

キッチンKOBUTA

東浪見エリアで人気の食堂。豚にんにく焼き定食、焼肉ととりの唐揚げ定食がおすすめ。ランチではすぐに満席になってしまいます。11時台に向かえば大体空いてます。

耳より情報

一ノ宮町のふるさと納税で、返礼品として周辺ショップで使える商品券がGETできるよ!

10,000円の寄付に対して3,000円分。かなりお得かも♡

例えば、60,000円寄付すると、18,000円分の商品券がGETできるので、ちょうどフィンが新品で購入できるよね

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志田下はトッププロのサーフィンをみるだけでも結構楽しめるポイント!

中塩かな選手や大原洋人選手がよく練習していて勉強になるよ♡

最寄りのICの市原鶴舞の周りには、ゴルフコースがたくさんあるよ!

サーフィンの前後にゴルフへというSurf&Turfも楽しいかも。

少しコースが難しいけど、アバイディングゴルフクラブソサイエティは志田下からの帰り道から寄りやすい♡

5月〜9月で夜明けスタートの早朝ゴルフもやってるらしいよ。

注意事項

トップサーファーが集まる場所です。トップサーファーはかなり奥から波を抜けてくるので、基本的にプロサーファーが波をキャッチしようとしていたら譲って、次の波を狙った方が良いです。その日のコンディションによりますが、トップサーファーはポイントの右側に集まるので、ビジターは真ん中から左よりでサーフィンした方が良いです。

キッズ・ジュニアサーファーが多くいて、我が物顔でサーフィンしている印象を受けるとおもいますが、話してみると意外と素朴で素直な子達です。機会があったら「うまいね〜」とか「今のいい波キャッチしたね」とか褒めてあげて欲しいです。その言葉が、彼らのレベルアップに繋がる可能性がありますし、彼らが大きくなった時またキッズ・ジュニアに優しい言葉をかけてくれるかもしれません。サーフポイントで大人として好循環が回るように配慮したいポイントです。

駐車場が満車時にたまに、駐車ロットに志田下ポイントに設置しているコーンを置いて場所取りをするサーファーがたまにいます(オヤジサーファーが多い)。場所取りをしたい気持ちはわかるのですが、それで海に入れないサーファーもいることを認識して欲しいです。せっかく無償の良い駐車場なのですから、場所取りはやめて欲しいです。

土日にサーフィンの大会をやっていることが多く、波伝説などをチェックしてから向かいましょう。

志田下サーフポイントまとめ

オヤジサーファーおすすめ度★★★★☆
サーファーレベル中級〜プロ
Breakライト&レフト
ライトの方が良い波であることが多い
Bottom浅いビーチ
ショート、ロング割合ショート100%
ガールズサーファープロのガールズサーファーに会える
一般のガールズサーファーは比較多め
ローカル度★★☆☆☆
トラブルになることは少ない
混雑度★★☆☆☆
混雑することは少ない
駐車場広い舗装の無料駐車場
マナーよく使っていきたいです
サーフスケートの使用は禁止だが、サーフスケート可能な広い斜面がある
トイレウォシュレット付きの洋式トイレ
(男性側だと4台)
シャワーあり(冷水)
住所〒299-4303 千葉県長生郡一宮町東浪見
ナナミ
ナナミ

ナビだと「釣ヶ崎海岸」と入れましょう♡

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