まずPGAツアーでのパッティングの距離とカップインの確率を見てみましょう。
距離(m) | 1パットでのカップインの確率 |
0.6 | 99% |
0.9 | 97% |
1.2 | 88% |
1.5 | 77% |
1.8 | 66% |
2.1 | 58% |
2.4 | 50% |
2.7 | 45% |
3 | 40% |
4.5 | 23% |
6 | 15% |
9 | 7% |
12 | 4% |
15 | 3% |
ゴルフのトッププロが集うPGA、LIVツアーでもパッティングの確率はこんなものです。
PGAツアープロでも3mの距離を決める確率は40%しかありません。
タイガー・ウッズが愛用するNewport2の最安値はこちら↓
パッティングの考え方
2m以上は寄せる
PGA、LIVツアーのプロはショートパットは悉く成功させているイメージですが、実は彼らの2mの距離のパッティングの成功率は50%ほどです。
ツアープロでも2mの距離のパッティングは難しいのです。
まず、2m以上のパッティングは入れるよりも、寄せることを基本としましょう。
距離に対して、1/10のところに寄せることが目標です。
2mなら20cm以内、10mなら1m以内に寄せる。ここでは方向性よりも距離感が大事になってきます。
1.5m以内を確実に決める
1.5m以内は確実に決めなければなりません。
PGA、LIVツアープロの場合は、この距離だと大体90%の確率でカップインさせます。
1.5m以内であれば、距離感よりも方向性です。1.5m以内なら、ほとんどのケースでカップを外してセットアップすることはありません。
とにかく、カップに対してまっすぐ打てればほとんどのケースで決まります。
この距離では、距離感よりも方向性が重要です。
スコッティキャメロンパターの特性
スコッティキャメロンのパターのモデルは大きく分けて、SELECTシリーズとPHAMTOMシリーズがあります。
SELECTシリーズ
ピン型やL字型、マレット型のクラシックな形のパターをラインナップしているのが 2023年3月に発表されたSUPER SELECTシリーズです。
知る人ぞ知るタイガー・ウッズの愛用するNewport2がフラッグシップとしてラインナップされています。
以前は、GOLOシリーズというラインナップもあったのですが、2023年発売のSUPER SELECTシリーズからGOLOシリーズもSELECTシリーズに組み込まれています。
PHANTOMシリーズ
スコッティキャメロンのモデルの中で、ネオマレットと言われるモデルをラインナップしています。2022年発売の最新シリーズにはテーラーメイドのスパイダーシリーズと似た形状のモデルもあります。
特徴は、全てのモデルが上下対称のデザインとなっていることです。
またシャフトがセンター近くに刺さっており、フェースが上を向くフェースバランス系のパターとなっています。
ジャスティン・トーマスが愛用する、PHANTOM X 5.5というツノ型のモデルが旗艦モデルとなっています。
実は、スコッティキャメロンの中では、このPHAMTOM X5系のパターを使っているPGA、LIVツアーのプロが最も多いです(2番目が SELECTシリーズのNewport2系です)。
PGA、LIVツアープロが選ぶスコッティキャメロンのまとめはこちら↓
距離感と方向性、どちらを優先するか?
まず、Newport2などのピン型パターで1.5m以内のパットが確実に90%以上決まる自信があるのならば、Newport系のパターを選択して問題ありません。
Newport系はヘッドの厚さが薄いため、距離感が把握しやすいです。
10m以上のパットを寄せるのはプロでも至難の業なのですが、距離感が合わせやすいブレード型のパターを持っていればロングパットでも距離を合わせやすい。
1.5m以内のパットが不安であれば、フェースバランスに近いネオマレットのPHANTOM X系パターを使うとストレートに打ち出しやすく安心感が増します。
ただし、フェースが分厚いため手の感触が鈍くなり、距離感が合わせづらくなります。
ただ、分厚いフェースのパターでも距離感の不安がなければPHANTOM Xで全く問題ない。
最適なスコッティキャメロンパターはどれか?
距離感重視か、1.5m以内のショートパット重視かでスコッティキャメロンの選び方は変わってきます。
予算に余裕があれば、距離感重視と方向性重視のパターを両方持っていると便利です。
どうしてもパターの調子が悪くなる時があるのですが、その時はパターを変えると気分が変わりますよね。
スコッティキャメロンパターのおすすめ6選はこちら↓
距離感重視のスコッティキャメロンパター
SUPER SELECT Newport2
タイガー・ウッズやスコッティ・シェフラーが使用しているスコッティキャメロンのフラッグシップモデルがNewport2。
程よい優しさで、ブレード型のヘッドなので、距離感が出しやすいパターです。とにかくこれを持っていれば間違いない。
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | Full Shaft |
TOW-FLOW | Mid フェースバランスは中 |
最安値はこちら↓
SUPER SELECT Newport
ジョーダン・スピースが使うNewportと同じ系統のスコッティキャメロンがNewportです。
性能はほとんどNewport2と同じですが、少しだけ見た目が違います。Newport2の方がスクエア感が強い。
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | Full Shaft |
TOW-FLOW | Mid フェースバランスは中 |
最安値はこちら↓
方向性重視のスコッティキャメロンパター
SUPER SELECT Golo 6
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | ¾ Shaft |
TOW-FLOW | Mid-Low フェースバランスに近い |
最安値はこちら↓
PHANTOM X 5.5
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | ¾ Shaft |
TOW-FLOW | Mid-Low フェースバランスに近い |
最安値はこちら↓
距離感、方向性いいとこどりのスコッティキャメロンパター
といっても、2本のスコッティキャメロンを買うのは予算的にも厳しい。。
1本で、距離感も方向性もどちらも重視したいというゴルファーには、2023年新作のSUPER SELECTシリーズから、Newport系のピン型パターを少しだけ分厚くしたタイプが新しくリリースされています。
NewportのPlus系のシリーズがそれ。Newportより慣性モーメントが上がっており、まっすぐ打ち出しやすくなっています。
形はピン型なので、距離感も出しやすいという優れものです!
おすすめモデルはこちら↓
SUPER SELECT Newport 2 Plus
LOFT | 3.5° |
LIE | 70° |
OFFSET | Full Shaft |
TOW-FLOW | Mid フェースバランス角は中 |
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距離感と方向性のスコッティキャメロンの練習法
ラウンドでのパット数を減らすには、最適なスコッティキャメロンのパターを選ぶことも大事ですが、やはり本質的には練習をしないと上達はしません。
パット数を減らす一番は”練習すること”。
ラウンドの前の30分でちょいちょい練習するくらいでは上達はしません!
ショットと違って、パッティングは自宅でも練習が可能です。
できるだけ毎日練習できる自宅での効果的な練習法はこちらです。
距離感の練習には “EX PUTT RG”
ロングパットの練習ができない自宅では距離感の習得が難しかったのですが、パッティングシミュレータを使えば、ショートパットからロングパットまでの距離の練習が何度でも可能。
しかも、そこまでスペースを取らないので、狭いスペースしかなくても設置できます。
グリーンの速さも自在に設定できますし、ランダムに距離を練習できるモードもあるので、超楽しい。
少し高額ですが、パッティングの距離感を練習するにはもはや必須アイテムです。
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パッティングシミュレータの徹底比較はこちら↓
方向性の練習には “The Rail”
方向性の練習はちょっと地味ですが、このThe Rail。
シンプルですが、多くのプロも使っている優れものです。
しっかりこのレール状をボールを落とさずストロークできるようになることが目標。
毎日5セットずつやってみて、5回中4回でしっかりレール状を通せるようになるように練習しましょう。
初めは、なかなかレール上を通せないと思いますが、1週間くらい続ければかなり上達するはずです。
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