私はレイドオフのスイングに取り組んで、劇的にゴルフが変わりました。
それまでは、クロストップ気味のスイングでしたが、これだと、調子の良い時と悪い時の波が激しい。
時には80台前半で回れるものの、その次の週になるとシャンク連発で100越え、シャンクを直すのに1ヶ月ほどかかるが、シャンクが治ると今度はチーピンに悩まさせる、ようなループを繰り返していました。
そんなループで調子の悪い時にたまたま極端なレイドオフでスイングしてみると、今までなかった感覚でスイングすることができました。
動画をとってみると、極端な動きをしているつもりが、手元が体の近くを通って綺麗なスイング。
このレイドオフを続けてみることにしました。
今では、過去の調子が悪い=>良い=>悪いのループが極端に減りました。
レイドオフスイングのメリットはさまざま語られますが、最も大きなメリットは
・手元をインパクトで体の近くに引き寄せることが容易で、スイングプレーンが安定する
です。
レイドオフのスイングでは、トップのシャフトの位置が外側にあるため、手元をまっすぐ下側に下ろしやすくなります。
そのため、プロのように手元を近くに引き寄せやすく、結果、シャフトがプレーンの近くを通ります。
レイドオフスイングの対局として、クロストップのスイングがありますが、クロストップのスイングでも結果を出しているPGAのトッププロは多数います。
ロリー・マキロイは、クロストップで結果を出している選手の代表です。
レイドオフをしなくても、マキロイのように強烈な筋力や柔軟性で手元を引き寄せることができれば手元を引き寄せることができます。
ただ、クロストップで手元を引き寄せるのは、アマチュアには非常に難しいです。
レイドオフスイングを身につければ、力がなくてもインパクトで手元を近くに持ってくることができます。
むしろ、自然にインパクトで手元が近くなる、と言った方がいいかもしれません。
スイングの安定性を手に入れることができるレイドオフの代表的な使い手は以下の通り。
セルヒオ・ガルシア
個人的には、キングオブレイドオフと言ってもいいと思います。
ドライバーからアイアンまでの正確性が極めて高い。
ジョン・ラーム
2022年2月時点で、世界ランクNo.1。飛距離、正確性とも非常に高いレベル。試合に参加すれば、ほとんど10位以内に入ってくるイメージ。
ダニエル・バーガー
日本ではあまり知名度がないかもしれませんが、PGAツアーで4勝している選手。
リッキー・ファウラー
最近はあまり上位に入ってくることがないですが、かなり極端なレイドオフスイングの使い手です。
日本の男子プロではあまり見当たりませんが、2021年時点でアマチュア世界NO.1の
中島啓太
選手は、極端では無いですが、レイドオフスイングの使い手です。
LPGAでの女子選手では、私が知る限りあまりレイドオフトップの選手は思い当たりませんが、日本の女子では素晴らしいレイドオフでスイングするプロがいます。
植竹希望
上田桃子
以下の選手たちも極端なレイドオフではありませんが、レイドオフ気味のスイングに近年改造しています。
松山英樹
渋野日向子
個人的な観察によると、アマチュアゴルファーでレイドオフのスイングを身につけている方はゼロに近いと思います。
統計をとっているわけではありませんが、ツアープロでもどちらかというと少数派の印象です。
実際、LPGAや、日本の男子ツアープロで、レイドオフスイングの選手を見つけるのは難しい。
おそらく、自然にゴルフクラブを振れば、オンプレーンかクロストップのスイングになるからだと思います。
ゴルフをしたことがない子供にスイングさせて、レイドオフのスイングをする子供はほとんどいないでしょう。
レイドオフスイングを身につけるには、それなりのコツが必要です。
P1からP10まで、体型的に解説していきたいと思います。
続く
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