CARVERとYOW徹底比較。サーフィン陸トレでサーフスケート買うならどっち? 

サーフ|Surf

サーフィンの陸トレのためにサーフスケートを購入検討すると、サーフスケートの有名メーカー、CARVERとYOWのどちらを買うべきか悩んでしまうことがあります。 

自分のやりたいことに合わせて購入できるよう、CARVERとYOWの特性を比較しました。 

比較すべきポイント 

サーフスケートというかスケートボードの構造は比較的シンプルです。 

サーフスケートはこの3つのパーツでできています。 

デッキ 

サーフスケートの足を乗せる部分がデッキ。 

このデッキによって、サーフスケートの長さと、これが大事なんですが回転半径を決めるウィールベースが決まります。 

ウィールベースが短い方が曲がり易いですが、直進性は長い方が優れています。 

ウィール 

ウィールの大きさと硬さで、グリップ力が変わります。 

柔らかく半径が短い方がグリップ力が大きくなります。 

グリップ力が大きければ大きいほど、ウィールをズラしづらくなりますが、ガタガタした地面では扱いづらくなります。 

トラック 

スケートボードとサーフスケートの大きな違いがこのトラック。 

CARVERとYOWの大きな違いもこのトラックです。 

トラックがどのように動くかで、デッキを傾けやすくなり、サーフィンに近い動きもできるようになります。 

CARVER vs YOW デッキの違い 

YOWの方がウィールベースが長いデッキがある傾向にあります。 

ただ、CARVERもYOWも様々なサイズのデッキを出していて、自分にあったデッキが見つかるはずです。 

CARVERの方が全体的に短く、デッキとしてはターンがしやすくなっています。 

CARVER vs YOW ウィールの違い 

ウィールは CARVERの方が固いです。 

CARVERのウィール

基本のコンプリートセットに付属しているウィールは 70mm 78a です。 

YOWのウィール

基本は、66mm 76a 。

YOW の方が、ウィール自体が柔らかく、大きさも小さいウィールが装備されています。 

一般的なソフトウィールの硬さは、78a が標準なので、CARVER は一般的なクルーザー系スケートボードに合わせていて、YOWは一般的なスケートボードより柔らかめと言えます。

CARVER vs YOWトラックの違い 

トラックも基本的にはCARVERの方が硬い仕様となっています。 

また、ただ硬いだけでなく、トラックの動きも違います。 

CARVERは、もともとあるCXトラックと、より柔らかいC7トラックを採用しています。 

C7トラックは柔らかく、さらに可動域が大きいです。 

CARVER C7 トラック

CXトラックはスケートボードに近い動きですが、C7トラックの方はより前輪がサーフィンのように動かしやすい仕様になっています。 

CARVER CX トラック

YOWの場合は、Merakiシステムというものを採用しており、このような形状です。

YOW Meraki システム

 

Merakiトラックの動きとしては、CARVERのC7トラックに似ていますが、C7トラックよりグリングリン動きます。 

CARVER か? YOW か?どちらの方が適しているか? 

全体的に YOWの方がサーフィンのフィーリングに近い仕様になっています。 

CARVERの方は、CX4トラックのモデルがよりスケートボードに近い。

 C7トラックはYOWに似ていて、YOWほどではないがサーフィンに近い。

CARVER CX4スケートボードに近い性能
CARVER C7CARVER CX4 と YOWの中間のフィーリング
YOWトラックの可動域が大きく、サーフィンのフィーリングに近い
CARVER と YOW のフィーリングの違い

じゃあ、サーファーならYOWを買うべきか?というとそういうわけでもなく。 

単純にサーフィンのターンの練習であれば YOWが適しています。 

ただ、YOWだと前輪がグラグラするためプッシュで加速しづらいという致命的とも言えるデメリットがあります。 

前輪がグラグラすると安定しないので、ライディングに変なクセがついたりしてしまうこともあります。そうなると完全にサーフスケートはサーフィンにとってデメリットでしかないです。

加速できないので、低速で地道にターンの練習をすることになるんですが、この地道な練習が一般サーファーにとって続くかというと続かないのではないでしょうか。 

実際、Youtube で YOWの練習動画を投稿しているサーファーがよくいますが、ほとんどが低速での練習ですね。

アメリカのような広大な大地で、緩やかな長い坂があるような環境ならプッシュしなくても楽しめると思いますが、広大な広場がない島国日本ではこのような環境は望めません。

やはり、サーフスケートも遊び道具なので、楽しくないと続かない。 

あと、そもそもサーフスケート単体としても楽しめた方がいいと思うんですよね。単純なサーフィンの陸トレではなくて。

となると、やはりある程度スピードが出たほうが楽しいです。ある程度スピードを出すためには、後ろ足で地面を蹴るプッシュを使わなければなりません。 

“プッシュを制するものがサーフスケートを制す”と行っても過言ではありません。

プッシュをしっかり習得するには、前輪がある程度しっかりしてないと難しいです。 YOW は前輪がかなり不安定なのでプッシュの習得はかなり難しいでしょう。

そのためには、CARVER の CXトラックのモデルを選ぶべき。 

まとめ 

サーフィンの練習を低速で行うのが目的なら、YOW か CARVER C7トラックが適しているでしょう。 

サーフスケート自体を楽しみながら、サーフィンの練習もしたいと言うことなら、CARVER のCXトラックを選ぶべきです。 

おすすめ CARVER と YOW のモデル 

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CARVER Super Surfer Surfskate 

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