【2025年12月】HS46m/s以上のハードヒッターのプッシュスライスを直すシャフトTOP10

ヘッドスピード46m/s以上のハードヒッター、そのパワーゆえに、少しでもタイミングが遅れると右へプッシュアウトし、OBゾーンへ消えていく……そんな悩みを持つ方に向けたドライバーシャフトのランキングです。

今回は、「捕まり」と「飛距離」をそれぞれ10点満点で評価し、その合計点が高い順にランキングを作成しました。

過去の名器から最新モデルまで、最も効率よく捕まる弾道を生み出す最強の10本をご紹介です。


0. HS46m/s以上の飛ばし屋がプッシュスライスを直す 3つの鉄則

ヘッドスピード46m/sを超えると、シャフトにかかる負荷は想像以上です。

① フレックスは迷わず「X」を選ぶ

46m/s以上の領域では「S」はトゥダウン(ヘッド落ち)のリスクが高まります。切り返しでのしなり量を適正に抑え、フェースをスクエアに戻すために、レスポンスの良い「X」を選日ましょう。

Sの方が捕まるとイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、Sだとインパクトでヘッドが戻り切らず、スライスを助長してしまいます。

② 重量は「60g台」でスピードを維持

70g台後半は後半の疲れによる「振り遅れ(右プッシュ)」を招きます。現代のシャフトは剛性が高く、「60g台のX」であれば、46m/s以上の衝撃にも当たり負けせず、かつ鋭く振り抜けます。

③ 「高剛性」×「先中調子」がカギ

ただ柔らかくて走るだけのシャフトでは、あなたのパワーで暴れてしまいます。「手元剛性が高い(しっかりしている)先中調子」を選ぶと良いでしょう。手元でパワーを受け止め、インパクト直前で先端が仕事をするタイプがベストです。


【総合得点順】HS46m/s以上のプッシュスライスを直すシャフトTOP10

「捕まり」と「飛距離」の合計スコアが高い順に紹介します。
上位は、パワーヒッターが叩いても右に行かず、かつ爆発的に飛ばせるモデルが独占しました。

第1位:Mitsubishi Chemical|TENSEI Pro 1K Red(テンセイ プロ 1K レッド)

「合計:19.5点」最強のカウンターバランス×走り

  • 捕まり度:9.5 / 10
  • 飛距離性能:10 / 10
  • 推奨スペック: 60X(約62.0g)

【解説】
文句なしのNo.1です。海外メジャーを席巻するTENSEIシリーズの先中調子モデル。手元側の「1Kクロス」による強靭な剛性が46m/s以上のパワーを受け止め、インパクトで先端が一気に走ります。カウンターバランス気味で振り抜きが良く、ヘッドスピードがさらに上がるため、飛距離性能は満点です。

🗣️ ユーザーの声(HS 49m/s)
「叩きにいっても手元がブレないのに、先端が強烈に走ります。右へのすっぽ抜けが完全に消え、人生で一番飛ぶドローが出ました。60Xでも頼りなさは皆無です。」

第2位:UST Mamiya|ATTAS Coool(アッタス クール / 9代目)

「合計:19.0点」シリーズ最高の“走り”が生む初速

【解説】
往年の名器ですが、その「走り」と「初速」は今なおトップクラス。シャフト全体が弓のように大きくしなり、先端が強烈に戻ってくるため、プッシュアウトする暇を与えずにボールを捕まえます。Xフレックスにすることで暴れを制御でき、驚異的な飛びを実現します。

  • 捕まり度:9.5 / 10
  • 飛距離性能:9.5 / 10
  • 推奨スペック: 6X(約67.0g)

🗣️ ユーザーの声(HS 47m/s)
「とにかく走る!古いモデルですが、最近のシャフトより飛びます。右に行く気がしないほどヘッドが返ってくるので、安心して思い切り振れます。」

第3位:UST Mamiya|ATTAS KING(アッタス キング)

「合計:19.0点」右絶対回避の激捕まりスペック

  • 捕まり度:10 / 10
  • 飛距離性能:9.0 / 10
  • 推奨スペック: 6X(約69.0g)

【解説】
捕まり性能だけで言えば世界最強クラス。手元と先端の剛性差を利用して、強制的にヘッドをターンさせます。「何を使っても右に滑る」という深刻な悩みを持つ飛ばし屋にとって、これ以上の救世主はありません。60Xは重量もしっかりあり、安定感も抜群です。

🗣️ ユーザーの声(HS 46m/s)
「スライスしか出なかったのが嘘みたいです。Xでもしなりを感じやすく、インパクトでフェースが勝手に閉じる感覚があります。ハイドローでキャリーが伸びました。」

第4位:Graphite Design|Tour AD CQ(ツアーAD CQ)

「合計:18.5点」ムチのような加速でフェースを戻す

  • 捕まり度:9.0 / 10
  • 飛距離性能:9.5 / 10
  • 推奨スペック: 6-X(約65.0g)

【解説】
最新のテクノロジーで作られた「現代版・先調子」。手元をガチガチに固めて剛性を高め、その反動で先端を鋭く走らせます。46m/s以上のスピードで振ってもシャフトが遅れず、インパクトゾーンでヘッドが体に追いついてくる感覚は秀逸です。

🗣️ ユーザーの声(HS 48m/s)
「振り遅れ解消ならこれ一択。切り返しからフィニッシュまで一気に走り抜けます。『右ペラだ』と思ってもコース内に戻ってくるので、スコアがまとまります。」

第5位:Fujikura|Speeder Evolution VII(スピーダーエボリューション7)

「合計:18.5点」鋭いハジキで飛ばす白スピーダー

  • 捕まり度:9.0 / 10
  • 飛距離性能:9.5 / 10
  • 推奨スペック: 661-X(約67.5g)

【解説】
「パチン!」と弾く挙動が好みならこれ。NXシリーズよりも挙動がシャープで、加速感が強いのが特徴です。Xフレックスを選ぶことで、その鋭い動きをコントロール下に置くことができ、右へのミスを消しつつライナー性の強弾道で飛ばせます。

🗣️ ユーザーの声(HS 47m/s)
「最近のマイルドなシャフトにはないキレ味があります。振れば振るほどヘッドが戻ってくるので、叩きにいきたい人には最高です。」

第6位:Mitsubishi Chemical|Diamana RF(ディアマナ RF)

「合計:18.5点」粘って走る赤マナの系譜

  • 捕まり度:9.5 / 10
  • 飛距離性能:9.0 / 10
  • 推奨スペック: 60X(約65.0g)

【解説】
三菱ケミカルの「赤マナ」シリーズ代表作。中間から先端にかけて大きくしなり、インパクトで強く弾き返します。タイミングが取りやすく、ボールを拾い上げてくれるため、右へのミスだけでなく「球が上がらない」悩みも解消します。

🗣️ ユーザーの声(HS 46m/s)
「棒のような硬さがなく、Xでも生き物のように動いて捕まえてくれます。ドロップ気味のスライスが高弾道ドローに変わりました。」

第7位:Fujikura|VENTUS TR RED(ベンタス TR レッド)

「合計:18.0点」PGAツアー基準の安定性と捕まり

  • 捕まり度:8.5 / 10
  • 飛距離性能:9.5 / 10
  • 推奨スペック: 6-X(約69.5g)

【解説】
「捕まり」の数値こそ上位に譲りますが、「叩ける安心感」はトップクラスです。超高剛性の手元が特徴で、左へのミス(チーピン)を怖がらずに、右プッシュだけを消したいハードヒッターには実質No.1の評価を得ています。重量も重めで安定します。

🗣️ ユーザーの声(HS 50m/s)
「勝手に捕まるというより、叩いても右に逃げないシャフト。ベンタスブラックでは厳しかった右プッシュが、これならストレート〜微ドローになります。」

第8位:Fujikura|Speeder Evolution V(スピーダーエボリューション5)

「合計:18.0点」高弾道でキャリーを稼ぐ

  • 捕まり度:9.0 / 10
  • 飛距離性能:9.0 / 10
  • 推奨スペック: 661-X(約67.5g)

【解説】
「奇数番手のエボ」らしく、非常に捕まりが良いモデル。Evo7よりも先端の動きが大きく、ボールを高く上げてくれます。右に出て低い球(ドロップ)になりがちなパワーヒッターに最適な、キャリー重視のシャフトです。

🗣️ ユーザーの声(HS 46m/s)
「無理に捕まえにいかなくても、シャフトが勝手にボールを拾ってくれます。高弾道でビッグキャリーが出るようになりました。」

第9位:Fujikura|SPEEDER NX BLACK(スピーダーNX ブラック)

「合計:17.5点」暴れない大人の先中調子

  • 捕まり度:8.0 / 10
  • 飛距離性能:9.5 / 10
  • 推奨スペック: 60-X(約67.0g)

【解説】
走り系の中では挙動がマイルドで操作性が高いモデル。「勝手に走りすぎるのは怖い」という上級者向けです。60Xにすることで先端の暴れを封じ込め、プレーヤーの意思でドローを打てる操作性と安定感を両立しています。

🗣️ ユーザーの声(HS 48m/s)
「派手な動きはないですが、インパクトでの押し込みが強く、当たり負けしません。安定して強い球を打ちたいならこれです。」

第10位:Graphite Design|Tour AD VR(ツアーAD VR)

「合計:17.0点」素直な挙動に“走り”をプラス

  • 捕まり度:8.5 / 10
  • 飛距離性能:8.5 / 10
  • 推奨スペック: 6-X(約66.0g)

【解説】
Tour ADシリーズの中でも「振りやすさ」と「捕まり」のバランスが良い名作。ガチガチの手元硬度が苦手な人でもスムーズに切り返せます。クセがなく、タイミング良くヘッドが戻ってくる優等生です。

🗣️ ユーザーの声(HS 45m/s)
「CQだと手元が硬すぎると感じてVRにしました。全体的にしなやかに動くのに遅れません。無理せず振ってドローになるので疲れません。」


3. おすすめシャフト比較表(すべて60g台/フレックスX基準)

最後に、TOP10のスペックとスコアを一覧にしました。
ご自身の悩み(とにかく捕まえたいのか、飛距離重視か)に合わせて選んでください。

順位モデル名総合点捕まり飛距離重量(6X)特性・フィーリング
1TENSEI Pro 1K Red19.59.510約62.0g手元剛性高×強弾道
46m/s超でもブレない
2ATTAS Coool19.09.59.5約67.0g超走り×初速
全体がしなり先端が走る
3ATTAS KING19.0109.0約69.0g激捕まり
右絶対回避の最終兵器
4Tour AD CQ18.59.09.5約65.0g加速感×高弾道
ムチのように鋭く戻る
5Speeder Evo VII18.59.09.5約67.5g強ハジキ×加速
パチンと弾く鋭い挙動
6Diamana RF18.59.59.0約65.0g粘り走り
大きくしなって強く戻る
7VENTUS TR RED18.08.59.5約69.5g高剛性×走り
ほぼ70g級の安定感
8Speeder Evo V18.09.09.0約67.5g高弾道×捕まり
球を拾って高く飛ばす
9SPEEDER NX BLACK17.58.09.5約67.0g安定×ハジキ
暴れず操作できる先中
10Tour AD VR17.08.58.5約66.0g素直×走り
クセがなくタイミング良好

【総評】

HS46m/s以上のあなたが選ぶべき1本は、総合点1位の**「Mitsubishi Chemical TENSEI Pro 1K Red (60X)」**です。
「捕まり」と「飛距離」を高次元で両立しており、ハードヒッターが叩いても暴れない剛性感は他を圧倒しています。

もし、「とにかく右OBを消したい」なら3位のATTAS KING、「ベンタスブランドで安定させたい」なら7位のVENTUS TR REDも有力な選択肢です。

60g台のXシャフトを味方につけて、右への恐怖から解放されたフルスイングを取り戻してください!

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この記事を書いた人

サーフィン歴20年以上40代、ショート、ミッドレングス、ロング全部乗ります。

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