2023年9月にテーラーメイドのスパイダーパターの新シリーズがリリースされました!
2023年11月、Spider Tour シリーズのTour と Tour X が日本でも販売開始されました!
初代のスパイダーパターが登場したのは2008年。発売当時よりその安定性で話題で、2017年にセルヒオ・ガルシアがこのスパイダーパターでマスターズを勝利し爆発的に人気になりました。
現在でも、ロリー・マキロイやジャスティン・ジョンソン、ジェイソン・デイなどのPGAツアープロに定番で愛用されるパターとなっています。
スパイダーの長い歴史の中で様々なモデルや、ネック形状のモデルが発売され、もはやスパイダーのどのモデルを選べば良いかわからないというゴルファーは多いと思います。
2023年の最新スパイダーの選び方を解説します。
テーラーメイドスパイダーパターの特徴
テーラーメイドのネオマレットシリーズがスパイダーシリーズ。
スパイダーパターというと、セルヒオ・ガルシアがマスターズで勝利したり、ジェイソン・デイがザ・プレイヤーズ選手権で勝利したりした形状が有名です。
ただ、テーラーメイドパターのネオマレット型パターの全てにスパイダーという名称がついています。
スパイダーのモデルとして、Tourシリーズとその他のシリーズがあります。
Tourシリーズはプロも使う形状。プロはお気に入りのパター形状があるので、全モデルから大きく変更しないのが特徴。
2023年9月にリリースされたTourシリーズは以下の通り。
Tour | Spiderの基本モデル。 セルヒオ・ガルシアがマスターズで勝ったのが同モデル | 日本発売済 |
Tour X | マキロイや岩井明恵が愛用するモデル。 Tourよりフェースの開閉ができる | 日本発売済 |
Tour V | Tourシリーズの中では最小のモデル。 | 日本未発売。米国では発売済み |
Tour Z | Tourの大型版 最もMOIが大きい | 日本未発売。米国では発売済み |
Tourシリーズ以外のモデルは Tourモデルより個性的な形状を取り入れています。
GTx TRUSS PUTTER PUTTER | Tour Xモデルのトラス版。よりMOIが大きい。 |
GTx PUTTER | |
GT MAX TRUSS PUTTER | 大きなツノ型のモデル。 |
どんなゴルファーに向いているか
ネオマレット型のパターの中でも最も真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打ち出すストレート軌道でストロークするには、最高のパターがテーラーメイドのスパイダー。
したがって、方向性の問題を抱えているゴルファーに最適です。
1.5m以内のショートパットを5回に1回以上外してしまうゴルファーがミスを軽減できるのがスパイダー。
ショートパットが不安だなーと思っているなら、スパイダーを試してみるべきです。
ちなみに、PGAツアー選手の1.5m以内のパッティングの決定率は90%。
1.5m以内のパッティング確率が80%以下になってしまうと、スコアで90を切るのが難しくなってしまいます。
モデルの選び方
パターの方向性に影響するのが、フェースバランス角。
パターを平面に置いたときに、トゥ側が下を向く(地面に対してパターヘッドが垂直に近くなる)場合、フェースバランス角が大きくなり、フェースの開閉が大きくなります。
逆に、フェース面が真っ直ぐ天井を向く場合、フェースバランス角がなくなり、ストレート軌道でボールを当てやすくなります。
どちらがいいかというのは、ゴルファーごとのフィーリングで、最も合うものを選べば良いと思いますが、実際PGA、LIVツアープロの中でも45度以上のフェースバランス角が大きいパターを常時使っているプロはフィル・ミケルソンぐらいとかなり少数派です。
フェースバランス角が小さい(フェースが天井を向く)方が、方向性が安定するためです。
方向性がよくなればあとは距離感を合わせるだけなので、方向性と距離感のうち方向性のミスを考えなくて良くなります。
ゴルフショップなどでフェースバランス角が小さいパターから試してみて、距離感が合うかどうかをチェックしましょう。
それで問題なければフェースバランスが小さいパターを選んで置いて問題ないです。方向性が安定するのであとは距離感を合わせれば良いだけ。
どうしても距離感が合わなければ、徐々にフェースバランス角を増やしてみましょう。
まずは平面に置いたときにフェースが完全に天井を向くフェースバランス角が0°のパターを試してみましょう。そこを基準にして、フィーリングが合わなければ、徐々にフェースバランス角を増やす方向で選んでいきましょう。
スパイダーのネック形状
スパイダーのネック形状で代表的なのは、スラント型と、ベンド型です。
スラント型の方がフェースバランス角が大きく、イン・トゥ・イン軌道でのパッティングに適しています。
ベンド型はフェースバランスとなり、ストレートに打ち出しやすくなります。
プロは感覚を重視しているためフェースバランス角の大きいスラント型を選んでいるケースが多いですが、練習量が少ないアマチュアはベンド系を選んだ方が無難です。
以前からピン型のパターを使っていて、イン・トゥ・インでストロークしたいけど、安心感も欲しいというゴルファーはスモールスラントでも良いでしょう。
トラスホーゼルは必要?
2021年に稲見萌寧選手が東京オリンピックで銀メダル、賞金ランキング1位となった時使っていたのがテーラーメイドのトラスホーゼルのパター。
一気にトラスホーゼルのパターが人気となり、日本でも品薄になりました。
そのヒットで、トラスホーゼルのスパイダー型パターもリリースされています。
ただ、その後、トラスホーゼルのパターを使うプロは少なくなっています。おそらく、トラスホーゼルのパターは今後徐々に姿を消していくと思われます。
購入するなら今のうちです。
スパイダーパターおすすめ人気トップ5
SpiderおすすめNo.1 Spider Tour Dubble Bend
LOFT | 3° |
ライ角 | 70° |
フェースバランス角 | フェースバランス(0°) |
MOI | 5700 |
2023年9月にテーラーメイドより発表された新モデル。
日本でもとうとうSpider Tourが2023年11月に販売開始されました!
最もスタンダードなスパイダーのモデルで、 Dubble Bendのネックで、フェースバランスになっているので真っ直ぐにストロークするというより真っ直ぐにしかストロークできないパター。
ヘッド上部にホワイトの目印が大きくなっているモデルと、一筋だけホワイトの線が入っているモデルがありますが、構えやすい方で選びましょう。
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SpiderおすすめNo.2 Spider Tour X Short Slant
LOFT | 3° |
ライ角 | 70° |
フェースバランス角 | 30° |
MOI | 5000 |
ロリー・マキロイがよく使っているのがこのSpider Tour Xタイプ。
岩井明恵選手も使ってますね。
このタイプも2023年11月に日本でも販売開始されています!
ネックもShort Slantで、フェースバランス角が30°あり、フェースの開閉がしやすくなっています。
マキロイは時にはスコッティ・キャメロンのピン型パターを使っていますが、ピン型パターとフェースバランス角が同じくらいなのでピン型と切り替えても違和感がないのでしょう。
普段ピン型パターを使っていて、直進性が欲しいというゴルファーには最適なパター。
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SpiderおすすめNo.3 Spider GTx Sigle Bend
LOFT | 2.5° |
ライ角 | 70° |
フェースバランス角 | フェースバランス(0°) |
シングルベンドでフェースバランスの直進性の高いスパイダー。
2023年に発表された新スパイダーシリーズは円高の影響もあって高価なモデルとなっていますが、コストパフォーマンスを重視するならこのスパイダーがおすすめです。
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SpiderおすすめNo.4 Spider Tour V Small Slant 2024モデル
LOFT | 3° |
ライ角 | 70° |
フェースバランス角 | 32° |
MOI | 4900 |
2024モデルの中では最もフェースバランス角が大きく、ヘッドも小さいモデル。
ネオマレットを普段使っているけど、距離感があいづらいというゴルファーには是非試してほしいパター。
直進性はほどほどでヘッドが小さいので距離感が合わせやすい。
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Spider おすすめ No.5 Spider GTx BLACK TM2 TRUSS PUTTER
LOFT | 3° |
ライ角 | 70° |
フェースバランス角 | フェースバランス(0°) |
日本独自にリリースしているトラスホーゼルでシャフトがセンターに刺さっているモデル。
直進性が高くショートパットに不安がなくなるモデル。
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おすすめ新作Spiderスペック比較
Tour Dubble Bend | Tour X Short Slant | GTx Sigle Bend | Tour V Small Slant | GTx BLACK TM2 TRUSS | |
LOFT | 3 | 3 | 2.5 | 3 | 3 |
ライ角 | 70 | 70 | 70 | 70 | 70 |
フェースバランス角 | 0 | 30 | 0 | 32 | 0 |
MOI | 5700 | 5000 | 4900 |
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