アプローチというと短い距離はチッピング、30ヤード以上ならピッチ&ラン、高くあげたいならピッチショットと教わってきた人は多いのではないでしょうか。
チッピングはボールを右側に置いてとか、リラックスしてボールの赤道を打つとか、そんな感じでアプローチを考えている方は多いのではないでしょうか。
確かにこのメソッドでも良いのですが、どうしてもザックリ、トップというミスが出やすいのがデメリット。
ボールをクリーンに捉えることが前提なので、テクニックが必要。確かに練習量の多いプロならクリーンにボールを捕らえられると思いますが、アマチュアにとってはミスが怖くなってしまいます。
もっとアバウトにアプローチが成功する方法が実はあります。
それがフィネスウェッジ。特徴は、意図してダフらせることです。
ソールから芝にクラブを入れて、滑らせ、ダフらせてアバウトにボールを捕らえてミスの確率が減るショットです。
ソールを使うショットには、ソールのバリエーションが多いVokeyウェッジがおすすめです。こちら↓
日本ではアプローチのメソッドがオールドスタイルで、未だにボールを右足側に置いてボールをクリーンに捉えるチッピングを教えているたくさんのYoutuberプロがいますし、もはや精神論と言えなくも無いような「リラックスして打て!」ようなアプローチに特化したレッスン本も発売されています。
実は、松山英樹もジョーダン・スピースも日本のオールドスタイルでアプローチはしておらず、フィネスウェッジでアプローチしています。
ぜひ世界最新のアプローチメソッドを身につけてスコアを縮めましょう!
フィネスウエッジでどれだけスコアが縮まるか?
アプローチを制するものがゴルフを制するというほどではないですが、グリーン周り20ヤード以内のアプローチはゴルフスコアに15%ほど影響します。
その日の状況にもよるでしょうが、90台で回るアマチュアゴルファーの場合、1ラウンドで8回から10回位はグリーン周りのアプローチの機会があるのではないでしょうか。
80台のスコアを目指すなら、1/3の確率で寄せワンを取る必要があります。
90台ゴルファーの場合、寄せワンの確率は大体15〜20%位。
90台のゴルファーがラウンドで10回アプローチの機会があるなら、寄せワンは1〜2回。
1/3の確率になれば、寄せワンが3~4回となり、スコアとしてはラウンドで2〜4縮まります。フィネスウェッジを身につければ、1/3の確率で寄せワンを取るのは十分可能。
さらに、フィネスウェッジの場合はダフりやトップなど大きなミスが格段に減りますので、そう考えるとラウンドで3〜5打ほど縮めることが期待できます。
ちなみに、PGAツアートップのアプローチ巧者スコッティ・シェフラーの寄せワン確率は2/3程度です。
PGAツアーを見ているとほぼ100%くらいの確率で寄せワンを取っているように見えますが、実際は三回に一回はトッププロでもグリーンエッジから20ヤード以内のアプローチでも2パット以上しています。
フィネスウェッジのバイブル
さすがスポーツ大国アメリカと言いたくなるのですが、実は米国ではショートゲーム専門のツアープロコーチがいます。
日本だとあまり知っている方が少ないかもしれませんが、 James Sieckmann(ジェームス・シークマン)もその一人。カート・キタヤマやスチュワート・シンクのショートゲームコーチですね。
Vokeyウェッジのメーカー、タイトリストのアンバサダーを務めており、レッスン動画もいつくか上がっています。
フィネスウェッジのアドレス
フィネスウェッジの基本を解説していきましょう。
10センチくらい左足を引いてオープンスタンスにします。
左足一本で立てるくらい左足体重にします。
そして、ボールは左足の親指の前くらい。かなり左足寄りに置きます。
ボールと体はできるだけ近づけましょう。ボールと右足つま先の間は大体シューズ一足分ちょっとくらい。
この時気を付けないといけないことは、ウェッジのシャフトが地面に対して垂直に近くなること。
シャフトを垂直にすることで、ヘッドのソールから地面に着地できるようになります。
フィネスウェッジのスイング
左足体重のままスイング
フィネスウェッジのセットアップが完成したら、あとは左足体重を変えずスイングします。
体重移動してしまうと同じところにクラブヘッドを落とすことが難しくなるため、安定してダフらせるため左足体重キープです。
左足体重スイングには、右足を引いた状態でのフィネスウェッジをショットする練習が効果的です。
↓James Sieckmann 先生が30秒くらいのところから実演してくれています。
スイングスピードを遅く
結構勘違いしている人が多いのですが、スイングスピードを遅くすればするほど正確性が上がります。
速さと正確性はトレードオフの関係にあります。
野球のピッチャーも同じで、速い球を投げる投手ほど四球が多いですよね。投手の時の大谷翔平も四球多めです。大体2.5回に1回は四球を出します。
ただ、ゴルフ場でよく見るのが、フルショットと同じくらいの力加減の速いスイングスピードでアプローチしているゴルファー。 「アプローチでは緩んではダメ」という都市伝説のような嘘のゴルフ理論を信奉しているゴルファーが意外と多いです。
アプローチは飛ばす必要は全くなく、コントロールが全てですので、自分ができる極限までスイングスピードを落としてスイングしましょう。 確実にミスが減ります。
スイングスピードを遅くすることで、クラブヘッドのソールから地面に着地してもクラブが地面に刺さらず滑ってくれます。
スイングスピードが速いと、勢いがあるのでボールの手前にヘッドが着地するとそのまま刺さってダフってしまいます。
また、そもそもスイングスピードが遅いので、短い距離を打つのが簡単になります。 ”アプローチは蚊がとまるくらい、めちゃめちゃスイングを遅くする”が基本です。
ボールの手前をダフらせる
ボール手前ボール半個分くらいのところをダフらせます。
セットアップでシャフトが垂直に近くなっているので、自然とソールから着地して芝を滑ってくれます。スイングスピードを落としているので、勢いがないためウェッジの刃が刺さってしまうこともありません。
クラブが地面に刺さらないためにも、スイングスピードを遅くすることは必須です。
イメージとしては、ボールを捉えた後にゆっくりとした軌道でボールがフワッとスローモーションで飛んでいく感じ。
フィネスウェッジ習得のためのウェッジは?
フィネスウェッジに最適なウェッジベスト3はこちら↓
日本ではフィネスウェッジというメソッドが浸透しておらず、いまだに右足よりにボールを置いてランニングアプローチみたいな教え方が多いですよね。
この打ち方だと、ソールは使わないので、ソールの形状はなんでも良いんですよね。
という訳で、日本のメーカーは総じてソールについては無頓着。せいぜい、ハイバウンスかローバウンスか程度です。
海外のメーカーの方がフィネスウェッジに適したソールにこだわったウェッジを製造しています。 本当は精度の高い日本のメーカーを推したいところではあるのですが。。
やはりおすすめはVokeyのSMシリーズです。
ソールの形状にこだわっていて、ソールのバリエーションが格段に多い。ロフトの選択肢も多い。
ちょうど良いウェッジが見つかりやすいです。
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