ゴルフクラブのライ角が合ってないと、ボールを狙い通りに打ち出すことができません。
ショートゲームでも同じで、毎回ショットの打ち出しが右にズレるんだよなー、左にズレるんだよなー、という方はクラブのライ角が合っていない可能性があります。
正確なショットのためにはライ角は非常に重要ですので、正確に把握しておきたいところです。
特別な道具は必要なくて、簡単にライ角をチェックできる方法を紹介します。
ライ角をチェックする方法で、ソールまで覆うことができるショットマーカーを使う、という方がいらっしゃると思いますが、これだと”正確に”ライ角をチェックすることはできません。
この方法だと、アップライトかフラットかはわかりますが、”何度”ライ角が合っていないかを把握することができません。
身長と手の長さから、ライ角を判定する方法も同じです。
人によって、アップライト気味にセットアップする方もいれば、ハンドダウン気味にセットアップする方もいます。
身長と手の長さでは、正確なライ角を判定することは難しいです。
正確にライ角をチェックするのは、以下の4ステップの手順が最もお手軽。
Step1:水性ペンとショットマーカーを用意
まず、水生ペン(油性だとダメ)と、以下のようなショットマーカーを用意します。
これです↓
Step2:水性ペンでボールにラインを描く
ゴルフボールに以下のように、水生ペンで真っ直ぐのラインを引きます。
Step3:ボールを正確に置いてショットする
ラインがターゲットに合うようにボールをセットします。ラインの真ん中が地面につくくらいの位置でボールをセットしてください。
ラインが地面についてないと、うまく測定できないです。
とは言っても、うまくできなければ何度かやればいいので、まずはやってみましょう。
で、ライ角を測りたいクラブでショットします。
Step4:ショットマーカーのラインをチェック
そうすると、ショットマーカーに、ショット痕と水性ペンのラインが残ります。
こんな感じ。
この場合、水性ペンのラインはクラブの下のラインに対して垂直なので、ライ角は適正です(気持ちアップライト気味ですが、これくらいならOKだと思います)。
この水星ペンのラインが、外側を向いているとライ角がアップライトすぎる。
ラインが、内側を向いているとライ角がフラットすぎます。
試しに、ティーアップしてショットしてみました。一番左のラインです。
ラインが外側を向いてアップライトになりますね。
一回だけだと傾向が掴めないので、何回かやってみて同じ傾向ならライ角調整したほうが良いです。
ラインの傾き具合の度数だけ、アップライトorフラットなので、傾きの度合いでライ角調整の目安が測定できます。
0.5度〜2度ライ角を調整できるウェッジが多いので、ラインの傾きが同じ傾向ならライ角を調整しましょう。
0.5度のライ角のズレでも、50ヤードや100ヤードの距離を飛ばすと大きな誤差になります。
ズレを修正しようとすると、変なクセがついたりしますので、上達のためにライ角は絶対に合わせておきたいです。
ライ角があったクラブを購入する方法
ライ角をチェックして、自分あったクラブをカスタムしましょう!
世界No.1ウェッジVokeyの選び方はこちら↓
ハードヒッターのためのカスタムアイアンの選び方ガイドはこちら↓
40ヤードや50ヤードの距離のあるバンカーショットはプロでも難しいと言われます。
アマチュアにとっては、距離があるバンカーショットはそもそも対処方法が分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最も簡単な対処方法は、”サンドウェッジ以外のクラブでのバンカーショットする”です。
セットアップ、打ち方はサンドウェッジと同じです。
50度のギャップウェッジならこんなイメージです。
ターゲットから45度くらい開いて、
20度くらいオープンスタンスにして、腰を落として、左足体重に構えるとこんな感じ。
あとは、スタンスなりに、ヘッドのヒール側からクラブを入れていきます。
個人的には、50度のギャップウェッジでのバンカーショットは結構使えます。
距離が出て、サクッとバンカーから出てくれます。
サンドウェッジから9番アイアンくらいまで練習しておけば、本番でも使えると思います。
また、サンドウェッジから9番アイアンまでのバンカーのキャリーでの飛距離を把握しておき、メモしておきましょう。
私の場合は、各クラブでのキャリーは以下のような感じ。
LW 60度 10ヤード
SW 54度 14ヤード
AW/GW 50度 18ヤード
PW 46度 22ヤード
9I 41度 28ヤード
個人的には、50度のギャップウェッジのバンカーショットが得意なので、40ヤードまではギャップウェッジを使います。
40ヤードだと通常より少しフェースを開く加減を少なくしてスイングすると22ヤードほどキャリーで飛んで、あとはランで寄せていくイメージ。
50ヤードになると、流石にギャップウェッジだと届かなくなるので、ピッチングウェッジで少しフェースを閉じて打つか、9番アイアンで通常通りのスイングかをその時の状況をみてイメージが湧きやすい方を選択しています。
グリーンリーディングとメンタルを鍛えるゲーム”トルネード”を紹介します。
ティーを6つ用意して、練習グリーンで適当なカップを選びます。
そして、カップから90cmくらいのところにティーを刺します。
一つ目のティーから、円を描くように、60cmくらいの間隔でティーを刺して行きます。
こんな感じになると思います。
そして、最も近いティーのところからカップに向けてストロークしていきます。
円上にティーを指しているので、ティーごとに少しずつグリーンの傾斜が変わってくるので、曲がり幅を調整しなければなりません。
このゲームのゴールは”ミスしないこと”です。
1つ目から3つ目までのティーからは、1回でもミスするとゲームオーバーです。 初めからやり直し。
4つ目から6つ目までのティーからは、1回だけミスすることが許されます。
1つ目から6つ目まで、成功したかどうかを記録しておきましょう。
ミスできないことから、メンタルも鍛えられるゲームです。
フィネスウェッジのスイングの基本は、オンプレーンのスイングです。
タイトリストのYoutube動画で良い動画が上がっていますので、そこから紹介します。
まず、正面から見ると以下のような軌道です。
フィネスウェッジはクラブヘッド軌道の最下点でボールをヒットするという、間違ったレッスンがありますが、クラブヘッドは若干のダウンブローで入ってきて、ボールをヒットしたあとは、低く抜けていきます。
インパクトでは、若干シャフトが前へ傾いたダウンブローのポジションです。
上から見ると、クラブはこのようにインサイドから入って、インサイドに抜けていきます。
インパクト後によりインサイドへ振り抜くことで、ヘッドが急激に上昇するのを防ぎます。
クラブヘッドのトゥ側でヒットするようにします。
これは、クラブを開いた時よりイメージしやすいと思います。
Titleist の Youtube に良い動画が上がっているので、参考にしてみてください(10分くらいのところから始まります)。
腕はリラックスしてクラブの重力を感じて振り抜いていきます。
あとは、練習あるのみです。
フィネスウェッジのセットアップのチェックポイントを説明します。
まず、ジャスティン・トーマスのフィネスウェッジのセットアップをみてください。
・スタンス
足の間を10cmくらい間をあけます。
左足を少し引いてオープンスタンスにします。
・シャフトの角度とボールの位置
3度から7度くらいだけ、ハンドファースト気味でシャフトを傾けます。
「フィネスウェッジはシャフトを地面と垂直に構えろ」、というレッスンをたまに目にしますが、必ず少し傾けます。
タイガーウッズやスピースなど、ショートゲームの名手は全員少しだけハンドファーストです。
スタンスをとって、3度から7度シャフトが傾くようにセットアップしたところにボールを置きます。
自然に右足から5-10cm 左足よりになると思います。
・グリップ
通常のショットと同じか、少しウィーク気味にグリップします。
・腕
力を抜いて肩から垂らすように構えます。
左手首の親指の付け根あたりに”カップ”ができるようにします。
・肩
通常のショットより、両肩を地面と平行にします。
クラブを握っている位置が、左手の方が下なので、完全に平行にするのは無理なのですが、通常のショットより平行気味にすることを意識してください。
通常ショットと同じくらいの肩の傾きだとダフリ易くなってしまいます。
肩のポジションを平行に近くすることで、ダフリのミスを回避することができます。
・胸
少しだけターゲットに対して、オープンにします。
・ボールとの距離
握った左手のグリップのクラブの距離だけ離れます。
アマチュアの多くは近くに立ちすぎの傾向がありますので、気をつけてください。
パターでもフェースのセンターでボールをヒットすることは重要です。
センターでボールをヒットすると、フェース面に対してボールは90度、まっすぐ出ていきます。
基本的にセンターでヒットできるようにトレーニングすべきです。
ただ、プロでも毎回センターにヒットできるわけではありません。
オフセンターでヒットしたときに、ボールの方向を知っておくとミスへの対策ができるようになります。
また、オフセンターヒットを利用してカップインさせるという技も使えるようになります。
法則はシンプルです。
3つの法則を覚えておきましょう。
- 芯でヒットした場合は、ボールはまっすぐ打ち出される
- トゥ側でヒットした場合、ボールは右に打ち出される
- ヒールがわでヒットした場合、ボールは左に打ち出される
ドライバーだと、トゥ側でヒットするとフックすると言われるので、ちょっとイメージと違ったかもしれませんが、パターの場合はこうなります。
法則を正しく覚えていると、ミスが出た時に正しく修正できるようになります。
最近、自宅に気軽に設置できるパッティングのシミュレーターが発売されています。
パッティングシミュレータは、パッティングの距離感の習得に最高の練習機器。
自宅の狭いスペースでいつでも距離感を練習できるので、反復練習で距離感が身につきます。
自宅でできるパッティングシミュレータ機種とは?
実際のところ、自宅でできる主な機種は2機種しかありません。
EX PUTT RG
2020年に初代のEX PUTTが発売されて、Youtuberを中心にPRプロモーションをしていたEX PUTT。
大手のゴルフショップのいつくかの店舗にも設置されていますね。
2022年に次世代の「EX PUTT RG」にリニューアルされ、オンライン機能やストロークのテンポ機能などが追加されています。
InBirdie Tempo
購入すべきゴルフシミュレータは?
ただ、購入するとすると、間違いなくEX PUTT 一択です。
- とにかくパッティングしていて楽しい
- パターの軌道が正確にFeedbackされる
- パターのアタックアングルが正確にFeedbackされる
- ランダムな距離のプラクティスモードがとにかく良い
以上の理由。
少々高額な練習機器ですが、アマチュアはパッティングの練習時間が少なすぎてスキルが磨けていない方が多いので、自宅で正確な練習ができるのは大きなメリットです。
EX PUTT購入時に注意すべきことは?
パッティングマットだと、ロングパットの練習はできないですし、もちろんパターの軌道やアタックアングルを測ってくれないですし、パッティングマットで練習している方は、すぐにこのEX PUTTに切り替えた方がいいと思います。
私が使っているのは一世代前のEX PUTT ですが、この機能だけでも十分と思います。
最新の機種である EX PUTT RG はネットワーク機能が付いていたり、ストロークテンポを設定できる機能もあるようです。
まず、購入する前に確認しないといけないのは、お使いのパターの”色”です。
この機種の場合、カメラでパターの軌道を測定しているのですが、パターフェースの色が黒いと正く認識してくれないことが多いです。
そのために、認識してくれるように、フェースに貼るシールが付属されているのですが、正直毎回シール貼るのは面倒です。。
このような、全身がシルバーのパターだとEX PUTTが認識しやすいです。
フェースだけ白くて、その他が黒いパターでも認識率が若干悪いので、全身がシルバーのものの方がおすすめです。
実際私は、最近、シルバーのパターに変えてしっかり認識されるようになってストレスが減り、練習量も増えました。
もちろん、フェースが黒いパターでもシールを貼れば使えるのですが、おそらく少々ストレスになるので、シルバーのパターが欲しくなると思います。
EX PUTTの練習方法
このEX PUTT 最も優れているのが、最もスタンダードな機能、Practice モード。
実際のグリーンを想定したPlay 9 や ゲームモードもあるのですが、正直、所詮ゴルフシミュレーターは平地でグリーンはヴァーチャルなので、傾斜を読むグリーンリーディングの上達はかなり限定的と思います。
グリーンリーディングの上達は、やはり本物のグリーンで練習するしかないかな。
パッティングのスキルは、方向性、距離感、グリーンリーディング、メンタル のこの3つで構成されていますが、EX PUTT は、方向性、距離感の上達のために使った方が良いと思います。
Practice モードで、15ヤードのランダムを設定します。
グリーンスピードは、9にしました。
色々設定を変更してみたのですが、グリーンスピードは9くらいがちょうど良いと思います。
グリーンスピードが6あたりだと、一般的なグリーンに比べると遅すぎるでしょう。
また、私の場合メートルではなく、ヤードで設定しています。
個人的にですが、距離の単位はショットとパターは同じものを使った方がシンプルだと思います。
ショットとパターで違う単位を使うメリットがあるようには思いません。
ランダムに15y以内のストレートラインを選んでくれます。
自分の感覚でストロークします。
すると、フェースの角度と、ストローク軌道が表示されます。
初めてストロークすると、人によっては、かなり軌道がズレているのではないでしょうか。
その場合は、アドレスやストロークが振り子で振ることができているかを確認して修正していきましょう。
これをできるだけ、真っ直ぐにストロークでき、フェースアングルが0度になるように毎回ストロークします。
やればやるほど、まっすぐストロークできて、アングルも0度に近づいて行くと思います。
90切りを目指すのであれば、15ヤードのランダム設定で、カップインの確率が30%を目指すべきと思います。
30%の確率のイメージは、5y以内のストロークだと60%くらいはカップインさせる、6-10yだと25%くらい、10y以上で10%くらいのイメージです。
これくらいまでくれば、ラウンドで10yくらいの距離を3パットすることはなくなるはずです。
最新のEX PUTT RGはリズムも測れます!
このミニゲームでショートパットの不安は消えます。
東西南北というミニゲームを紹介します。
手順1
ボールを4つ用意して、パッティンググリーンで適当なホールを選びます。
手順2
ホールから90cm(大体パターの長さ分くらい)のところに、対角線上にボールを4つ置きます。
こんな感じ。
このようにおくと、対角線上のボールはホールに対して逆のラインになります。
片方が上りなら片方が下り、片方がスライスなら片方がフック。
しっかりグリーンを読んで、対角線にあるボールを順番にホールに対してストロークしていきます。
4回ストロークして、何回ホールインできたかを記録します。
手順3
今度は、ホールから1.2m、1.5mの距離で、同じようにボールを4つ置いて、パッティングします。
評価
これでトータル12回のパッティングを行いました。
90台、80台のスコアを目標とするなら、12回中9回はカップインさせたいところです。
70台なら12回中10回は入れたいところ。
日本の地クラブメーカーマスダゴルフの Studio-2 のレビューです。
評価
ターゲットへの合わせやすさ | 5/5点 |
タッチ、距離感の合わせやすさ | 5/5点 |
打感 | 4/5点 |
日本の製造業、ものづくりの品質は世界的にも優れているとよく言われますが、これは本当にそう思います。
海外に行くと特にそう感じますよね。
日本の製品は特に細部にこだわっていて、見えないところの努力がすごい。それが良い品質につながっている、そう思います。
ただ、見えないところのこだわりはすごいが、見えるところ(マーケティング、デザイン)の見せ方がイマイチうまくなくて、グローバルで負けてしまっている製品はたくさんあると思います。
ゴルフクラブにおいても日本製品の品質は世界でももっと認められるべきだと思います。
マスダゴルフは地クラブメーカーの中でも比較的有名で品質にかなりこだわって作っているメーカーです。
Studio-2 スペック
重量(実測) | 563g |
長さ | 33インチ |
フェースタイプ | トゥバランスに近い |
打感 | やや硬い |
ロフト | 4° |
ライ角 | 72° |
所感
形はスタンダードなピン型パターですが、重量をほどほどに感じます。
全体的に、大手メーカーのパターにはな、職人が削った鉄の雰囲気。
写真では伝わりづらいですが。
フェースは、フェースバランスからトゥ側に寄ったスタンダートなピン型パターのバランスです。
ターゲットへの合わせやすさ
形はスタンダードなピン型パターですが、パター全体から”スクエア感”が伝わります。
そのため、ヘッドに難しさは感じず、スクエアに構えやすいです。
タッチ、距離感
重量があるからか、ヘッドがブレず、振り子のストロークがしやすい。
打感は、Scotty Cameron と似てますが、Studio-2の方が、しっかり感を感じます。
普段は、Scotty Cameron Flowback 5 と、この Studio-2 をその日の気分で使い分けているのですが、Flowback 5 と比べてもタッチ、距離感は同じ感覚で合わせることができます。
その他
ピン型ですが、非常に安定してストロークできるパターです。
重量が563gということで、重量があることがこの安定感を産んでいると思います。
最近の大手メーカーのパターは、530g前後のものが多いのですが、正直なぜこんなに軽くしてしまうのか疑問に感じます。
ある程度重い方が、絶対安定します。
パターストロークは、振り子運動で、最下点でボールをヒットするのですが、物理法則的に重い方が安定するはずです。
このくらい重さのあるパターを使うべき。
そのあたり、トレンドに流されず、重量を重くするところが、マスダゴルフのこだわりではないでしょうか。
また、地クラブメーカーということで、クラブの微調整やカスタマイズは購入後でもマスダゴルフに問い合わせすれば、可能とのことです。
この辺りの融通がきくところが、地クラブメーカーの大きなメリットだと思います。
普通に買うと少々お高いクラブですが、ふるさと納税からでも手に入れることができます。
ラウンド中にスライスし始めて、修正しようとすればするほどスライスがひどくなった経験はないでしょうか?
その場合、あなたのフェース角とスイング軌道の知識が不足しているかもしれません。
物理法則の鉄則は以下です。
- ボールの打ち出し方向を決めるのはフェース角
- ボールの曲がる方向を決めるのはスイング軌道とフェース角の関係
これを逆に覚えている方が少なくありません。
ボールの打ち出し方向はスイング軌道が決める、ボールを曲げるにはフェースを返すと思っていないでしょうか。
例えば、インサイドアウトにスイングすれば、ボールは右側に打ち出されると認識されていないでしょうか。
フェース面を閉じれば、フックが打てると認識されていないでしょうか。
完全に物理の法則を間違ってます。
1.ボールの打ち出し方向を決めるのはフェース角
このようにボールは、フェースに対して90度の垂直に打ち出されます。
2. ボールの曲がり後方を決めるのはスイング軌道とフェース面の関係
このように、フェースがスクエアでインサイドアウトのスイング軌道の場合、
ストレートにボールが飛び出して、左へ曲がる、ドローボールとなります。
打ち出しに対して、軌道がズレることでサイドに曲がるボールが出ることになります。
フェースが開いて、フェース角よりスイング軌道がアウトサイドから入る場合場合、プッシュアウトのスライスになります。
以下の例は、フェースが開いて当たるが、スイング軌道がストレートの場合(結果はプッシュスライスになります)。
この時に、「打ち出しはスイング軌道で決まる」と覚えていたら、修正は永遠に不可能です。
打ち出しがスイング軌道で決まるのであれば、もっとアウトサイドインにスイングすれば修正できることになりますが、物理法則として、打ち出し角を決めているのはフェース角なのでプッシュアウトスライスが出ている時にアウトサイドインにスイングすれば、さらに右に曲がるプッシュスライスを誘発します。
こんな感じ。
こうなると、永遠にプッシュスライスが治ることはありません(たまたまフェースが閉じて当たってプルストレート気味の球は打てることはあると思います)。
この法則を知っていれば、ミスの修正方法が明確になり、本質的な修正が可能となります。