ミラノ・コルティナで金メダル!マチルド・グレモー愛用FISCHER新型フリースタイルスキー板 NIGHTSTICK 徹底解説

目次

はじめに:なぜ今、FISCHER NIGHTSTICKなのか?

レーシングスキーやスキージャンプのイメージが強かったFISCHER。しかし、近年のフリースタイルシーンにおけるFISCHERの存在感は圧倒的です。その中心にあるのが、名機NIGHTSTICK。

かつてはシンプルなパークスキーという位置付けでしたが、最新モデルは完全に生まれ変わりました。それは単なるモデルチェンジではなく、「フリースキーの進化」に合わせた革命と言っても過言ではありません。

2026ミラノ・コルティナオリンピックスロープスタイルの金メダル、マチルド・グレモーが選んだこの板。一体何が凄いのか。


第1章:マチルド・グレモーとNIGHTSTICKの深い関係

まず、この板を語る上で欠かせないのが、スイスが生んだスーパースター、マチルド・グレモーの存在です。

ミラノ・コルティナのスロープスタイルで金

マチルド・グレモーは、2022年北京オリンピックのフリースキー・スロープスタイルで金メダル、ビッグエアで銅メダルを獲得した、現役最強のフリースキーヤーの一人です。彼女の滑りの特徴は、驚異的な空中感覚と、どんな着地もメイクする安定感、そしてスタイリッシュなグラブです。

2026年ミラノ・コルティナオリンピックでもスロープスタイルで見事金メダル。

プロトタイプからの開発協力

新型NIGHTSTICKは、マチルド・グレモーをはじめとするトッププロたちが開発段階から深く関わっています。彼女たちはテスト用の「プロトタイプ(通称:ピンクや迷彩のテスト機)」を履いてワールドカップを転戦し、そこで得たフィードバックを開発チームに伝え続けました。

「もっとスイングウェイトを軽く」
「着地の衝撃に耐えうる強さが欲しい」
「バタートリックのためのしなやかさがもっと必要だ」

こうしたチャンピオンの厳しい要求をすべてクリアして完成したのが、現在のNIGHTSTICKです。つまり、この板には「金メダリストの感覚」がそのまま反映されています。


第2章:新型NIGHTSTICKのラインナップと特徴

新型は現代のフリースキーの多様化に合わせて、ウエスト幅の異なる3つのモデルが展開されています。
ツインチップの板は大きく分けると、

・踏み込んだ時に反発を支えるキッカーのエアーに有利な板
・柔らくてスキーの湾曲を使って魅せるジブ、グラトリに有利な板

がありますが、このFISCHERのNIGHTSTICKは、丈夫で「踏み込んだ時に反発を支えるキッカーのエアーに有利な板」です。

1. NIGHTSTICK 90

〜コンペティション&パイプ特化型〜
ウエスト90mmのこのモデルは、最も従来のパークスキーに近い、キレと反発を重視したモデルです。マチルド・グレモーがスロープスタイルで使っていたのはこのモデル。

  • ターゲット: コンペティター、ハーフパイプ、アイシーなパークを好むスキーヤー。
  • 特徴: エッジグリップが非常に強く、硬いバーンでのアプローチでも板がバタつきません。回転数が求められるビッグエアや、精密なコントロールが必要なジブセクションで真価を発揮します。

2. NIGHTSTICK 97

〜マチルド・グレモー愛用のオールラウンダー〜
シリーズの中核をなすのがこの97mmモデルです。。

  • ターゲット: パーク全体を流したいスキーヤー。
  • 特徴: パークから不整地まで対応できる絶妙な太さ。安定感と操作性のバランスが完璧で、巨大なキッカーでの着地も面で捉えることができます。まさに「魔法の杖」のような一本です。

3. NIGHTSTICK 104

〜スタイルマスター&バックカントリー〜
ウエスト104mmという、パークスキーとしては太めの設定。

  • ターゲット: クリエイティブなライン取り、春のシャバ雪、パウダーも楽しみたいフリースタイラー。
  • 特徴: 浮力があり、着地が非常に安定します。スタイル重視のバタートリックや、地形遊びにおいて無類の楽しさを提供します。「遊べる板」を探しているならこれ一択です。

第3章:勝てる理由!驚愕のテクノロジー

では、中身はどうなっているのでしょうか?カタログスペックだけでは見えてこない、FISCHER独自のテクノロジーを解説します。

サンドイッチサイドウォール構造

安価なキャップ構造ではなく、レーシングスキー譲りのサンドイッチ構造を採用しています。これにより、強烈なエッジグリップと耐久性を実現。セクションへの激しいヒットや、ハードな着地でも板が負けません。

Ti(チタナル)の絶妙な配置

ここがNIGHTSTICKの最大の秘密かもしれません。通常、メタル(チタナル)を入れると板は重く、硬くなりがちです。しかし、FISCHERはメタルの配置と厚さをフリースタイル用に最適化しました。
これにより、「必要な反発」と「衝撃吸収性」を得ながらも、スイングウェイト(板を回した時の重さ)を極限まで軽くすることに成功しています。ダブルコークや1440などの高回転トリックにおいて、この軽さは武器になります。

ポプラ&ビーチウッドコア

芯材には、軽量なポプラと、強度のあるビーチ(ブナ)を組み合わせています。これにより、軽快なポップ感(跳ね)と、ジブアイテムに乗った時の粘りを両立させています。オーリーをした瞬間に、「あ、これ飛べる」と直感できるレスポンスの良さは、このウッドコアのおかげです。

ジェネレーティブデザイン

コスメ(デザイン)にも注目です。黒を基調とした中に、デジタルノイズのような独特なグラフィックが施されています。これは「プロトタイプ」時代の雰囲気をあえて残したもので、開発プロセスそのものをデザインに落とし込んでいます。雪上で非常に映える、攻撃的なルックスです。


第4章:インプレッション 〜実際に乗るとどう感じるか〜

マチルド・グレモーのようなプロでなくても、NIGHTSTICKの恩恵を受けることはできるのでしょうか? 答えはYESです。

1. 驚くほど軽いスイングウェイト

履いてリフトに乗った瞬間、その軽さに気づくでしょう。しかし、本当に驚くのは滑り出してからです。スピンの始動時に板が足についてくる感覚。まるでスキーブーツだけを履いているかのような一体感があります。これは、トップとテールの重量バランスが完璧に計算されているからです。

2. 「バター」がしやすいのに「弾く」

最近の流行りであるバター系トリック(プレス)。NIGHTSTICKはトップとテールに適度なロッカーとフレックスを持たせているため、体重を預けるだけで綺麗に板がしなります。
しかし、ただ柔らかいだけではありません。戻ろうとする力が強いため、プレスの後にしっかりと「パチン!」と弾いて次の動作に移れます。この「粘りと反発」のコントラストが最高に気持ちいいのです。

3. 失敗を許容する着地性能

パークで練習していると、どうしても着地がショートしたり、後傾になったりします。NIGHTSTICK(特に97と104)は、スイートスポットが広いため、多少ポジションがズレても板が耐えてくれます。「あ、転んだ!」と思った瞬間に板がリカバリーを助けてくれる、そんな頼もしさがあります。


第5章:あなたはどのNIGHTSTICKを選ぶべきか?

ミラノ・コルティナに出場するようなアスリートも、週末を楽しむホリデースキーヤーも、自分に合ったモデルを選ぶことが重要です。

  • 「とにかく大会で勝ちたい、高回転を決めたい、マチルドと同じ感覚を味わいたい
    → NIGHTSTICK 90 を選びましょう。シャープな操作性があなたの技術を限界まで引き上げます。
  • 「パークメインだけど、フリーランも楽しみたい。」
    → NIGHTSTICK 97 どんなコンディションでも裏切らない、最強の相棒になります。
  • 「スタイル重視。太めの板でオシャレに流したい」
    → NIGHTSTICK 104 で決まりです。パウダーの日のパークランや、春雪でのスラッシュが最高に楽しくなります。

おわりに:ミラノ・コルティナの伝説を、足元に。

オリンピック金メダリストが信頼し、その技術のすべてを注ぎ込んだ板に乗ることは、単に道具を変えること以上の意味を持ちます。

まだ誰も到達していない高みへ。
新しいトリックへの挑戦。

FISCHER NIGHTSTICKは、そんなあなたの情熱を受け止める準備ができています。さあ、今シーズンはNIGHTSTICKと共に、あなただけの金メダル級の滑りを手に入れましょう。

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この記事を書いた人

サーフィン歴20年以上40代、ショート、ミッドレングス、ロング全部乗ります。

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