スタイリッシュなスノーボーダーに比べて、ちょっとダサいイメージが付きまとうスキーヤー。 ただ、フリースタイルのスキーが徐々に普及するにつれ、スキーヤーがダサいというイメージはもう過去のものとなっています。 フリースタイルスキーのウェアを選択すれば、スノーボーダーのようなスタイリッシュな雰囲気になります。
2024-2025シーズンのスキーウェアの選び方を解説します。
耐水性能を確認する
スキーウェアには大きく分けて、生地がニ層構造になっているものと三層構造になっているものがあります。 ニ層構造になっているものは商品名の後に「2L(2 Layer)」、三層構造のものは「3L(3 Layer)」とついています。
~1,000mm | 短時間の小雨なら問題なし |
5,000mm | 長時間の小雨でも耐えられる |
10,000mm | ニ層構造 中雨でもOK |
15,000mm | 三層構造 大雨でもOK |
20,000mm | 三層構造 嵐のような大雨でもOK |
ここ最近では、2層構造以上の10,000mm〜20,000mmの耐水性能を持ったスキーウェアがほとんどです。 日本のゲレンデでのスキーなら、10,000mmのモデルでほとんどのシーンで問題ないです。
GORE-TEXの場合は、耐水性の数字スペックは公表されていませんが、2層か3層で耐水性は判別できます。 ただ、GORE-TEXと一口にいっても、全部同じではありません。GORE-TEXの記事にもグレードがあるので、事前に確認しておきましょう。
GORE-TEX 2L | GORE-TEXのニ層構造の生地 中雨でもOK |
GORE-TEX 3L | GORE-TEXの三層構造の生地 大雨でもOK |
GPRE-TEX PRO | GORE-TEXの最高峰生地 嵐のような大雨でもOK、通気性もありで快適 |
個人的にはわざわざ割高なGORE-TEXを選ぶ必要はないと思います。
GORE-TEXではない素材で、十分に機能します。
ジャケットはインサレーション(中綿)がないシェルがおすすめ
ジャケットには、生地にインサレーションが入っていて、暖かいものもありますが、基本ジャケットはインサレーションなしのシェルタイプをおすすめします。
インサレーションが入っていると春スキーなど暖かくなった時に温度調整が難しく、シェルタイプのものを選んでインナーにフリースやダウンを着るレイヤードで対応するのが基本です。
パンツはビブパンツタイプの方がおすすめ
パンツはどちらかというと、肩からバンドをかけるビブパンツタイプの方がおすすめです。
お腹のところまで覆われるので、極寒の時でも暖かく、パンツがずれ落ちてしまうこともなくストレスが軽減できます。
デザイン
ワントーン
ジャケットとパンツを同じモデルでカラーを合わせるのがワントーンコーデ。 スーツと同じく、上下が揃っているとカチッとしたイメージになります。
どちらかというと、若者より大人のスタイル。どちらかというとパークよりオールマウンテンやゲレンデスキー向けです。 色のくみわあせを考えなくて良いので、コーディネートも簡単です。
ツートーン
パークのスタイルはジャケットとパンツの色を変えるツートーンが基本となります。 ワントーンよりカジュアルな雰囲気になり、パークスタイルに最適。 ただ、上下のカラーの組み合わせによって、カッコ悪くなってしまうので、少しコーディネートの難易度が高いです。
ツートーンの最も簡単なコーディネートは、メンズの場合は、パンツを無地のブラックにして、ジャケットは淡い色にすることです。 このコーディネートなら違和感なくセンスの良いスタイルが完成します。
スノーボードウェアでもOKか?
スノーボードウェアはスキーウェアに比べて余裕のあるシルエットで作られています。 中にプロテクターをつけることなどを考慮されてそうなっていますが、正面を向いて滑降するスキーの場合はダボダボなウェアだと風による抵抗が大きくなってスピードが得られなくなってしまいます。
スノーボードウェアでもスリムなタイプもあるので、スリムタイプで、スノーボードウェアで気に入ったものがあればスキーウェアとして使っても大きな問題はないです(スノーボードのウェアの場合、エッジガードがないので裾が切れたりはしますが、それを気にしなければ)。
2023-24フリースタイル用スキーウェアおすすめ5選
フリースタイルのスキーウェアというと、クイックシルバーなどのカジュアルウェア展開が多めのブランドを選ぶ方もいますが、マウンテン系のメーカーやスキーメーカーのウェアを着た方がカッコいいです。
第一位: ARMADA Grands 3L × Emmons 3L Bib
素材 | 3L 20K/20K 大雨でもOK |
サイズ感 | 米国のサイズ感で、大きめ。 ワンサイズ小さめを選びましょう。 |
おすすめコーディネート | ジャケット: Macha パンツ:Mach 薄い色のワントーンコーデは最近のトレンドです。Macha色のコーディネートはカッコいいです。 |
フリースタイルのスキーウェアとしては、ARMADAを選んでおけば間違い無いです。スノボウェアでいうBURTONのポジションがARMADA。 スキーウェアでも独自の雰囲気を醸し出しています。
ARMADAのザ・定番モデルがGRANDS 3L Jackt と Emmons 3L Bibパンツです。 毎年デザインを少しずつ変えながら継続しているモデル。とりあえずこれを選んでおけば間違い無いです。 23-24シーズンは耐水性能が15Kでしたが、24-25シーズンは20Kにアップグレードされています。
GORE-TEXではないですが、3層構造で風をシャットダウン。1~2月の北海道のニセコのように極寒のコンディションでも十分耐えられます。 日本のゲレンデあれば、全く問題のないスペックです。 デザインは思ったよりゆったりしていて、雰囲気はスノボウェアです。なので、かなりスタイリッシュ。
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第二位: Patagonia ストーム・シフト・ジャケット × ビブパンツ
素材 | GORE-TEX 2L 中雨でもOK。通気性もあるので、快適。 |
サイズ感 | 米国のサイズ感で、大きめ。 ワンサイズ小さめを選びましょう。 |
おすすめコーディネート | ジャケット: Endless BLUE パンツ:Black |
Patagoniaの定番のスキーウェア。GORE-TEX採用ですが、比較的リーズナブルな価格で手に入ります。リセール価格も維持されるため、非常にコスパが高いです。
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第三位: ARMADA Salisbury Anorak × ARMADA Sumpter Bib
素材 | 2L 10K/10K 中雨でもOK |
サイズ感 | 米国のサイズ感で、大きめ。 ワンサイズ小さめを選びましょう。 |
おすすめコーディネート | ジャケット: Black パンツ:Black ツートーンコーデの方がカジュアル感があるので、よりフリースタイルっぽくなります。 |
2層構造ではありますが、日本のゲレンデでは必要十分のスペックです。 コストパフォーマンスも高く、まずはフリースタイルを始めたい方には最適なウェア。 デザインに大きなロゴがついているので、若々しい感じ。どちらかというと20代くらいまでの若いスキーヤー向け。
これも定番モデルなので、安さを求めるなら旧モデルでも良いでしょう。
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第四位: ARMADA Haydon 3L Gore-Tex Jacket × ARMADA Coveted 3L Gore-Tex Bib
素材 | GORE-TEX 3L 大雨でもOK |
サイズ感 | 米国のサイズ感で、大きめ。 ワンサイズ小さめを選びましょう。 |
おすすめコーディネート | ジャケット: Lume パンツ:Lume 今年っぽい、薄い色のワントーンがおすすめ |
ARMADAのハイエンドモデルがこのGORE-TEX 3Lのモデル。 パークというより、オールマウンテンを意識したモデル。これもオールマウンテンを楽しみながら、パークにも入りたいというスキーヤーにおすすめです。
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第五位: Patagonia パウダー・ダウン・ジャケット × パウダー・ダウン・ビブ
素材 | H2Noパフォーマンス・スタンダード 2L 中雨でもOK |
サイズ感 | 米国のサイズ感で、大きめ。 ワンサイズ小さめを選びましょう。 |
おすすめコーデ | ジャケット: Black パンツ: Black Blackの上下ワントーンコーデはベーシックで飽きがこないです |
コストパフォーマンスで選ぶなら、このPatagoniaのエントリーモデルのパウダー・ダウンシリーズ。エントリーモデルですが、見た目で安っぽさは全くなく、スタイリッシュに着こなせます。このシリーズを使っていたことがありますが、GORE-TEXではないのですが、性能は申し分なく、真冬の北海道のスノーリゾートでも全く問題ないです。
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